かなり危ない試合でした。
下手打つと今シーズン終了しかねい分水嶺だったかもです。
5/31に再昇格して以降、年間73試合ペースで投げていたウィック。
昇格当初は開幕同様、不安定さが残ってましたが徐々に調子を上げて来ています。
ストレートの切れが良くなり始めましたが
ストレートのみでほぼ押し切っています。
リーグでも上位のキレでしょうか?
ヤクルト戦でストレート待ちしていた4番村上を文字通り力で押し切りましたが今の横浜でもっともクローザーらしい投球を時にします。
所謂、試合を支配できる投球です。(わかっていても打てない)
浮き上がってくるような軌道なんですかね。
追い込まれて待っていた高めのストレートを空振り三振してましたが・・・
わかっていても打てない球を持っています。
対の変化球はカーブのみ。ストレートとの相性的には良くないですが相手が強くストレートを意識してくれることで機能し易くなってきています。
一応、ウィック、カットボールも投球割合の15%ほど投げるのですが被打率.391と機能していません。
配球の68%を占めるストレート(被打率.213)と15%を占めるカーブ(.238)が生命線です。
ウィックの投げるカーブは正直、凄くいい球(単独では機能しない、ストレートありきの球)ではないのですがストレートを相手が強く意識する事で上手く使っている感じです。
うっという感じで見逃す打者多いですし間も外れやすいです。
ウィックの成績が良くなったのはストレートの質向上に伴いカーブが有効に機能し始めたぐらいからでしょうか?
このストレートの質が7月ぐらいからかなり威力上がってまして・・・
先日の村上ではないですがストレートを待っていても相手が打てない。
だからカーブが効いています。
そのウィックは7月に10/22試合登板、回マタギなんでもあり。
8月も11/22試合投げており年間ベースで70試合超えるハイペースで登板かつ回マタギも月に3,4回と・・・
7,8月のブルペンの危機を支えていた功労者でもありました。(中継ぎで4勝)
そのウィックが8/27の試合の7回、一死も取れずに降板。
グランドの外では結構、怒ってそうな事をしている三浦監督ですがグランドで、その怒りをぶつけるのは初めてでした。
グランドの外では度々怒っています。
その監督がグランド内で珍しく怒りをあらわにしています。
牧が語るように
監督がグランドで感情出すのをはじめてみたという言。
このグランドで
が付くのがいかにも闘将と感じる三浦監督らしいです。
割と外目気にする方なのでファンのイメージ大事にします。
目立つところでは怒りを抑える方ですが珍しいです。
今回は目につくところで怒っています。
監督談話で怒りを押し殺して他人事のように語るときが以前は多くありましたが
あれかなり怒ってるんですよね。
球場の空気が凍りつきました。
ここで、このウィックがヘソを曲げるとブルペン手薄な横浜としてかなり苦しかったですが
試合後、直ぐ監督と話をもって事なきを得たようです。過去を想うと随分変わりました。
割と突き放す差配するので意にそわない投球(村上と勝負して打たれた)をした三上を即日降格させるなどしてました。
この手の逸話に事欠かない監督なんですよね。
監督と選手の心温まる、ストーリー、4年間監督やっていますがあまり聞いた事がないです。
あったら教えてください。
そういう差配をしない監督さんです。
突き放されても這い上がれ、それがプロという考えが強いです。
実際、監督の考えている通りなんですが。。。この辺の塩梅が難しいでしょうか?
監督初年度より選手にタフな要求をし闘争心全開の気持ちの強い野球を選手に求め続けてます。
故に当初より本ブログでは闘将よりの監督と評していますが三浦監督を優しい監督と思ってるファンが多いのには違和感感じています。
感情的で厳しい、突き放すような采配します。
この辺は投手時代の配球と同じで押し切る投球と同様、気持ち重視な野球が好きなようで森原にない脳みそで考えるなっと至言を伝えています。
これ結構大事で気持ちで投げるのって大事です。
その割に三上のように勝負して打たれると激怒して、そのまま落としちゃいます。
慎重かつ大胆に。
これを体現していたのが三浦監督です。
多分に勝負師的な差配、強気な目標設定が好きな背景と考えています。
そして気持ちが昂り過ぎると負け試合が多いのも三浦横浜の特徴で大事な試合でダメだった原因なんでしょうが
良くも悪くも、この監督のメンタルの影響がチームに強い影響与えているとみています。
影響力強いです。
激を飛ばし過ぎるというか、村上と勝負しろと22年の天王山で意気込み(その意気や良しで抑えきる事で優勝の目も出たと思います)、村上に粉砕され、粉砕されただけでは飽き足らず三上を公で批判し下に落としましたが
実に人間らしいというか。。。まぁ闘将よりかな。
確かに球場の外は温和な方と思いますが
野球になると違った対応をしており文字通り干し切る采配とか平気でしてましたし温情の欠片もない厳しさ持つ監督です。
それが今年、ちゃんとチャンスを与えていてびっくりしていますが
ウィックへのケアもしっかりしているようです。
4年間かけて徐々に良くなっていますが三浦監督の監督能力に関してはいろいろ複雑です。
そんな監督に対し、
この厳しさがチームに良いアクセント与え面白いシナジー効果与えるとみているのでネガティブだけじゃない表現で闘将よりと評しています。
こいう試合になると勝たないといけません。
7回に無死満塁となったとこで坂本、佐々木千隼で2失点に留め5対4、なんとかリードを保ちつつ7回の裏へ
ここで先頭のオースティンが二塁打、5番牧がバント。
もどきの進塁打ありきの打撃・・・で インスラを器用に右に打ち返して3塁に送ります。
またかよっと。。。
ここで6番宮崎が敬遠。
そりゃ後ろを考えれば歩かせられるます。
山本勝負で山本は凡退、ツーアウト。
ここで林が打てないと牧の献身(バント)が敗因になりかねず、かなり危なかったんですが二塁打を放ちます。
5番牧がバントともいえる献身的なチーム打撃をするのは勿論、チーム戦術として有効に機能しますが
その前提が牧の後ろの打者次第です。
今回は8月の打率がこの試合始まるまで.220の打者が返してくれています。
阪神としては目論見通りに分の良い林で〆る事の出来る理想的な展開に持ち込めたわけですが
ミスっています。
引用
そして三浦監督の交代指令をウィックが拒否して“番長”三浦監督がブチ切れるという“事件”が起きて1点差に詰め寄った7回には、その裏の守りでバッテリーの配球ミスが起きた。
岡田監督は、頼れるセットアッパーの石井をマウンドに送ったが、二死一、三塁から8番打者の林に3球続けてストレート勝負を仕掛けてレフト線へタイムリーを流し打たれたのだ。林の狙いはストレート1本だった。石井―梅野のバッテリーはそれでも石井の球威であれば抑え込めると考えたのだろう。だがそれは過信だった
この日2安打している梅野に代打の長坂を送ったが、もし怪我が理由でないのであれば、配球の基本を怠った梅野への“懲罰”の意味が込められていたのかもしれない
記事で書かれれ要る通り林の特徴を踏まえ上から目線の配球をしていたのは事実です。
その石井の投じたストレートが失投気味にシュート回転して中に入っています。
に書いてる通り林は現在、引っ張っての打球でヒットが打ていません。
当然、バッテリーは林に対しインコースに速球を投げ込んでくるのですが(要求)
かなりアバウトに配球しており、まぁ怒られちゃうかな。。。
そしてインコースに投げ込めず・・・真ん中に
石井はストレート以外にもスライダー、シンカー、フォークが武器で勿体ない展開、阪神バッテリー的には悔いが残る配球になったかもです。
ツーアウト、ランナー埋まってなく次の一点が重い試合展開です。
もう少し相手の狙い球をずらすような配球すれば良いのですが打てないと思っていたかもです。
そりゃまぁ逆方向にしか最近打ててませんからね。
インコースに投げ込めれば早々打たれないハズです。
しかし投げ込めませんでした。
その失投気味の球とは言え林の逆方向は素晴らしい打撃でした。
真ん中にシュート回転して入ったとはいえ、あの速球をレフト線にはじき返せるのは凄いなぁっと。
引用
引っ張り方向の打球増え始めると好調のシグナルですが林の打撃、要注目です。
っとコメントしていますが
引っ張りの打球で始めると、かなり率残しそうです。
再昇格後の林は8月に.234打っていますが
タイミング見て起用していて
この辺の差配が首脳陣上手いんですよね(石井打撃コーチ)。
良く選手をみていると感じる差配します。
徐々に調子あげてるようにも見えるので来月には9月通算で.250 OPS.650ぐらい期待できるかもしれません。
引っ張りの打球で長打も出始めればかなり上振れするかもですが
こんな短期間で、そこまでいけるのかな。
さらに追撃で代打筒香が2点タイムリーを放ち8対4。試合の天秤をかなり横浜に寄せます。
横浜は8回の裏にオースティンの犠牲フライに、打順下がって得点圏でも打てるケースが増えてきた牧がタイムリーを放ち10対4として、そのまま試合は終了。
試合展開的に勝たなければいけない試合で勝ち切った横浜です。
これ負けていたら、ダメージ残りそうな試合でしたが勝てば総てが解決します。
逆に阪神さんは悔い残る試合展開で今日、連敗すると一気に来そうな感じです。
今後に関しては
連敗止めた試合を起点に考えるとチームは11勝8敗1分け
徐々に状態を上げてる来ています。
最近、得点増えてる理由に下位が機能し始めているのが大きいです。
牧が5,6番に回って以降、状態良くなりつつあります。
京田なり林、山本が6番を佐野が打っていた時のように還してくれています。
牧の得点圏も1割台だったものが.227まで上昇しており得点圏で.200前半だった宮崎も得点圏打ち始めています。
盗塁成功率50%、トレンドに逆行する野球でマイナスも多いハズなのに成績以上に得点が多い広島野球に想う 24.08.27 - 所持雑感
引用
深刻な病状なので繋ぐ野球ではなく5,6番に打順下げてランナー還す打撃をさせています。(首脳陣もわかっている)
牧についてコメントしていますが
6番佐野、7番山本、8番京田の下位で得点を奪っていた時の打線に戻り始めています。
ここに梶原から始まる打線が機能し始めるとかなりの得点が期待され
ここ7試合で35得点奪ってる理由になっています。
後は不安定な投手陣を考慮しセーフティリードを意識した相手を粉砕する野球してくれれば良いんですが(解説者、ファンには評判良くない雑な野球)
さて、どうなりますでしょうか?
当時、連敗を止めた試合を含めてざらっと予想していますが
引用
チームはここから状態が上がっていきそうなのでざっくり30勝16敗ぐらいと想定すると76勝66敗。
貯金10。
より現実的な感覚で26勝20敗だと丁度、勝率.500。勝率.500ちょっと超えそうな感じでしょうか?
今のチーム状態加味すると
この30勝16敗と、26勝20敗の間に入ってくれそうな感覚(期待)です。
これで先発と、中継ぎが揃っていれば守りの野球も出来てかみ合ってくるのですが打線で勝つ展開を考えると大型連勝厳しいかなぁはあります。
ありますが
さて。
CS面白いかもですね。
今年の三浦横浜なら過去と違い、ポジティブな試合記事書けるかもです。
全体マネージメント、差配が良くなりました。
試合中の差配、カードの切り方、勝負勘に属す分野は疑問に思う所もありますが大分、普通の差配になってきています。
チーム成績的に出力不足で上振れしている広島新井監督同様、どうなるのか面白い展開になってきました。
勿論、それがあるのが望ましいですが優勝抜きにしてもチームの成長、来期以降に繋がる何かの予兆に期待しています。
今シーズン、そういう表現の多いです。
シーズン中からですが
牧、加入に伴う突然訪れたボーナスタイムは終わりつつありますが次の胎動もありフロントが目標としている数年後がどうなるのか期待しています。
この時点で可能性、前兆というコトバでいましたが
感慨深いです。
過去記事読むと面白いですね。
今期24年に横浜の可能性という表題で随分記事書いていましたが
23年最後の記事で、この時も可能性に関して言及していたのを忘れてました。
当時、いろいろ手をいれるのでは?っと書いてましたが
その時に感じた通りフロント、一軍に対し様々、手を入れたと感じています。