総括記事を書く前に過去記事を振り返えっていきたいと思います。
人事とチーム戦力的な事を書くと怒りモード全開になりかねないのでまずは明るい記事から。
中傷にも感じるラミレス批判が強くなるとどれだけ苦労したのか書きたくなる面あります。
以下、本筋です。
開幕前巨人で戦力外されて入団した中井を評し
横浜の課題について① 野手の数字は悪いが一番手薄な個所は中継ぎについて雑感 - 所持雑感
引用
そこにポリバレントな中井。
この人の力は知っているので期待しています。
右の代打一番手評価。
中井が一軍戦力として組み込まれる前提で02.19の記事で書いています。
巨人で戦力外通告受けた選手が横浜では開幕前の時点で戦力として期待される、されていた。
それは、そのまま両者の戦力差ともいえる部分でもありました。
野手WARで2018年に、これ以上下がらないと感じる程低い数字を記録した理由に野手育成に横浜が苦戦している事にあります。
そんな横浜でしたが近年入団選手中心に希望を覚える選手も増えてきています。
(2010-2014年ドラフト入団選手にも頑張って欲しく期待しているぞ)
まず神里。
9/28現在の数字で。(142試合終了)
打率.279 打席458 OPS.731 得点62
OPS.が低いのは出塁率が低いからで.323と1番打者としては物足りない数字ではありました。
外野手としてはもう少し欲しい所です。
IsoD(四球の多さを表す指標)がリーグ平均0.071に対し神里は0.044と課題を残しています。
3月に桑原が2軍に降格し大活躍(ホームランが多かった)し当時横浜ファンの期待と評価を一心に集めていた神里ですが、
その後記事での危惧通りに不振に陥り開幕スタメンを他の選手に奪われる事になります。
その後、打撃を見直し一番としてチームを引っ張った神里。
問題は開幕前の課題が未だ未解決でして。
チームで一番三振し易いかもですね。
PA(打席)/Kという数字をみると
宮崎 13.4
ソト 5.98
筒香 3.95
神里 3.79
1番の場合年間600打席程度打ちます。
神里がフル出場した場合160近くの三振数を喫します。
野球は四球数や三振数を競うゲームではないですが多すぎるかな。
筒香のようにカウントを整えた結果三振の多い打者の場合、四球も多くなるのですが神里の場合はカウントをバッテリー有利で整えられてしまい打ち取られてしまっています。
この辺が筒香と神里の違いであり今後の課題かもです。
横浜の1番は後ろのコア4対策で各チームのマークが厳しいです。
コア4との比較で抑えやすく隙もある事で各チーム対策に余念ないです。
不調に陥った後半戦は横浜対策の洗礼を浴びた部分もあったかもです。
シーズン前半戦を神里はOPS.850弱 出塁率も.350弱と横浜を引っ張ったのですが7月後半からOPS.0.6を下回り特に8月は0.492と大苦戦し筒香2番などの打順変更を頻繁にせざる終えなくなる原因の一人になってしまいました。
それでも、
シーズンとタールでみますと良く頑張った年であり今年の課題を来期に修正して欲しく期待しています。
守備もクワ(この人が上手すぎる)に劣るかもですが随分、上手くなりました。
WARでチーム内トップの+2.7を記録しています。
(不調にも関わらず試合出続けていたら+2.0維持できなかったかもですが)
シーズンBABIP.377と当たればヒットになり易かったですがコンタクト率が低く空振り率も高い粗さの目立つシーズンだったかもしれません。
数字と内容他で乖離した数字でありBABIP.300程度に収束するかもしれない部分です。
シーズントータル成績、底上げされたように感じる部分でしょうか?
全般的にみて荒々しい若手野手らしい数字に内容。
これからの選手です。
シーズン後半しりつぼみ型の場合、2016年倉本や2017年クワのように来季に引きずり易いケースが多いです。
突き付けられた課題に対しクワ、倉本は様々試行錯誤していましたが神里はどんな対応をしてくるでしょう?
手応えと課題を覚えた年ゆえにシーズンオフのさらなる飛躍を期待しています。