中日はAクラスに相応しい戦力がある。
(これは同意です。上手く行けばAクラスあると思います。)
にも関わらず、Bクラス低迷するのなら、首脳陣の責任問題だ。
(これは不同意です。そこまでの戦力的優位性があるようには感じていません。)
結局は、首脳陣の責任問題と言うという、良く聞くご意見に対し、そんな、ご無体なという、私的、個人的な記事です。
私の主観で、こう思いますという記事です。
暫く連載続けさせて下さい。
(勝負強さは、すみません。遅れます)
個人的、立ち位置としては、谷繁ファンであることを了解、願います。
また、前もって言っておきますと、谷繁采配、分かり難いです。
横浜のラミレス監督も分かり難い(解説者に采配批判されます)と指摘されますが、それ以上じゃないんですかね。
昨年の総括記事で書きましたが、勝つ気がないような采配。
捨て試合、捨てシーズンを平気でしているようにみています。
勝ち切る采配という意味では、2014年の方が、していたと思っています。
あの年は優勝目指していましたから。
この辺も、余裕があるようでしたら、別記事で語らさせて下さい。
常道の真逆の方なので、分かり難いです。
ですので、野村元ヤクルト監督に、徹底的に批判されたのですが、
その常道破りの野球を野村さんが認めさせたのも中日時代の実績で有無を言わさずですので、来年の結果でもって、その責を問うて欲しいというのが谷繁ファン的私の願いです。
私も、谷繁采配の意図を、
何処まで理解できているかわかりませんが、
セイバー系の諸数値を見る限り、戦力低下要因(井端、中田、高橋聡文、和田、小笠原引退・・・)様々ありながらも、2013年を大底に回復させて来てはいます。
ラミレス監督の場合、
その采配の基本は、今シーズンなのですが、
落合GMの意志もあり、その先の先のシーズンに焦点を置いているような編成をしているですよね。
この辺も、強く影響していると思っています。
谷繁的には、来年が勝負と通達されていますので、軸足が、そちら側にあるようにも感じてます。
以下、今回の二軍に関しての本文です。
2軍成績が今の状況を予見していた?
首位走るソフトB、広島は2軍も充実
チームの育成方針にもよりますが(日ハムのような例もあります)、
割合い、
先行指標的に、一軍の成績が良くなる前兆として、ファーム成績が良くなる場合があり、特に選手にフォーカスしますと、後の活躍選手を、その二軍成績(PA/K、もしくは、その出場試合数からみた期待度)から見出すことが出来ます。
添付記事にもありますが、
世代交代に苦しんだ中日
チーム成績上、
ある期間、中日は二軍クラスを上手く育成仕切れず、チーム成績が低迷させているわけです。
その頂点は2013年。
高木監督が谷繁をDHで起用するような状況にまで追い込まれます。
ルナや和田、山崎、森野らが居たのに、彼らをDHで起用せず、谷繁をDHで起用した理由。
つまりは、三塁にも、レフトにも、・・・使いたい選手が当時、不在だったわけです。
その深刻さ、わかりますかね?
この時の状況が尾を引いているわけです。
ルナが離脱した事で、シーズン後半から周平を高木監督も使いましたが、交流戦の時期は、そんなわけで起用されませんでした。
選手枯渇原因
二軍の混乱。
二軍から選手が供給されなくなっています。
結果、DHで谷繁です。
原因
大本かもですが、
中日フロントが主体的に育成をみてなかった可能性があります。
要は、落合監督に一任していたような形でしょうか?
引継ぎが上手く行かなかったようにも感じます。
暫く、
この影響で、
野手陣が特に伸び悩みます。
(投手陣も伸び悩んでいるのですが、ナゴヤドーム補正がありますので数字としては分かり難いかもです。)
そんな影響下から、いつ脱し始めたかと言いますと、
数字的にみえたのは、昨年ぐらいです。
今年、小笠原新監督の基、ウェスタンで中日は好成績を残していますが、
ある日、突然、チームは強くなりません。
チーム方針の変更により、
ある日、突然、弱くなるのは、良く目にするのですが、
その後、直ぐには強くならないです。
ある期間必要です。
福田が昨年、プチブレイクし、今年、開花しそうです。
二軍成績で見た時のPA/Kが、昨年との比較で、かなり良化しました。
ですが、その前に、2015年に、2016年に通じる打撃改善があった事は記憶に新しい事と思います。
同様に、高橋周平の二軍での育成状況が良好だから、
今年、ルナを放出し、一軍実績がほとんどない選手を主軸として起用する判断を編成がしているわけです。
そこに小笠原新監督は絡んでいません。
2016年01月26日
PA/kでみた二軍卒業状態の選手について 中日、高橋周平に期待
堂上も、BABIPでみると、その打力が投手なみの時代がありましたが、
2013年12月27日
中日 2013年 総括と展望
当時、書いた引用です。
堂上
井端の故障もあり、度々、チャンスを貰っていますが、未だ・・・
RCWINは -1.12→-1.45
ボールの見極め率も67%とルナ以上に悪く、打球も非力故にフィールドに飛んだボールのほとんどはアウトになります。
BABIPが堂上のように0.17と極端に低い場合、打球が前に飛ばない場合が多いです。
去年までの梶谷が、そんな感じです。
ルナの項目で、BABIPが高いと不安的な事を言っていましたが、打球が強くないと、そんな事を言えない悲しい状況になります。
平均的な打者は0.290.30程度と考えてください。
強いボールが打ててないのにストライクゾーンの空振り率が3%と、悪くありません。
当てに行く打球でなく、打ち切る打球を心掛けた方がよいと思いますが、中途半端なバッティングをしているかもしれません。
今は、そんな事はないように見えます。
BABIPで.296と、当たれば前に飛んでいますが、一体、あの時代、何があったんですかね。
堂上に関しては、このBABIPが低迷しており、ボールが前に飛ばない時期がありました。
が、ようやっと長いスランプを脱しています。
その堂上も、基本、一軍に帯同です。
小笠原新監督は、寄与して居ません。
ある日、突然、選手もチームも開花しません。
その萌芽、プロセス、数字に見えない思考錯誤があって、ブレイクしています。
これは横浜の筒香もです。
巷では、ある日、突然、秋季キャンプで大村さんに指導された事で打ちだしたように言われますが、実際は、その前に、その助走が始まっています。
小笠原二軍新監督により、ポジティブな影響があったとは思いますが、
それだけではないと私は言いたいです。
星野阪神がセリーグを制覇する助走期間として、野村阪神が評価され、
同様に楽天でも似た関係がありましたが、ある日、突然、チームも選手も成長しないです。
現在の中日苦境の遠因の一つは、
あの空白の二年間の影響と思いますが、そこを、どうみるかで、今のステージが違って見えるのだと思います。
関連記事
2015 中日総括 誤算、いや計画通り?総ては2017年に向けて?
中日のチーム建て直し自体は順調に進んでおり(それも評価して欲しいのですが)、
私自身、2016新春予想で3位躍進を予想していますが、あくまで期待値こみです。
Aクラス当然のチームとは思っていません。
二軍成績上、選手が供給され始め一軍で起用され活躍し始めたのは2015年からです。
今後、二軍で鍛えられた選手が一軍で、より活躍するようになると思いますが、広島の二軍成績をみてわかります通り、助走期間が必要です。
その当該期間中に、菊丸、會澤、田中、松山、堂林、鈴木、安陪・・・etcが鍛えられているわけです。
現在、未来の菊丸、會澤らに相当する選手が、中日の二軍にいるのかわかりませんが、これからと思います。
そして、一軍で起用されるようになって、数年経ったないと成熟度が上がりません。
菊池、田中の二遊間の連携が完成しかかっていますが、それなりの時(3年かかっています)が要しますし、これは守備だけでなく打撃も含めてです。
2017年を、一つのポイントにおいてはいるようですが、
経験が、足りないような感触は覚えます。
落合工程表的には、2018年に監督次第で上位進出としていますが、
選手に足りないだろう経験的なモノも踏まえているでしょうかね。
どちらにしろ、今年、軸を決めないと2018年に間に合いません。
(そういう起用をしていると思います。特に捕手。どちらかに決めるかと。)
そう言うのを含めて、2016年中に、谷繁野球の全貌、軸になる選手が見えてくると語っていたのかもしれません。
(2013年のGM就任会見にて)
相対的に、他のチームが弱いので、
チャンスがあるように感じますが、
一部の方が言うように責任問題を問えるほど中日に戦力があるかと言うと疑問には感じています。
団子状態でしょうか?
その辺、強み、弱みを、分析して行く予定です。
そして、最大の問題は、
中日首脳陣の視線の力点が先にありそうな事です。
この扱いが難しいです。
ここが重要です。