土曜に登板した上茶谷。
槇原氏にも苦言を呈されていたが、あれはねぇ・・・
どうしてバッターがスライダー待ちになったかと言うと
①、上茶谷の状態が悪く右打者のインコースを攻め切れない。
②、元々、右打者のインコースを攻めれるボールがない?(弱い)
③、シュート回転していて相手打者に危険
外一辺倒になりやすい特性の上にシュート回転していますと、あの場面スライダー一択になり易いです。
そんな状況下でスライダーをホームラン打たれる前に使ってまして相手打者が強くスライダーに意識を持ってしまい。。。
外角低めの最高の球で空振りさせてしまった事が仇となっています。
そして続けた甘めのスライダーを踏み込まれてボンっ。
インコースに意識を感じない打撃に見えました。
スリーランとなっています。
まぁ、私も次、何要求するんだろって場面でしたので気持ちわかるのですが。
伊藤がこの時、要求した配球。
難度の高い要求でした。
東や、調子の良い時の濱口、今日登板している井納クラスならできるんですが昨日の上茶谷ですと非常に厳しい。
となると、どうしましょうか?なわけで。
上茶谷が伊東の要求に答えて投げれば良いと結果論で考えても良いのですが割と要求レベルが高いケースが伊藤の場合多いと思っています。
金子と伊藤の相性の良さは有名ですがリスクマネージメント上突っ込んでいく印象あります。
一方、嶺井とかですと投げ切れない可能性を考えて他の球の選択をしたかもですが。。。
嶺井お得意の形は上茶谷得意の外スラーを早い段階で意識させてストレートを続けるような事をします。
同じ続けるにしても、他の球を意識させての配球するケースが多いです。
ヤスアキと組んで嶺井が良績で伊藤が去年ボロボロだった一因と思いますが対になるボールを意識させて打ち取るのが嶺井上手いです。
本当に状態が良ければスライダーを続けるのってありですし、その投手にとって一番のボールですからアリなんですが。
土曜の上茶谷は安定していませんでした。
まぁー伊藤も、あーいう配球にならないようにインコースを使おうとはしていましたが昨日の上茶谷ですと難しいかったかもですね。
果敢に他の右打者にもインコースを要求してました。
ただ、投手心理上(上茶谷の性格は詳しくないですが投手によっては厳しい)、シュート回転しているとぶつけちゃうかもって思いますのでカウント悪くし易いです。
攻め切れないです。
投手と捕手の気持ちの不一致が生じやすい攻めに感じました。
この手の不安定な投手の使い方が高城上手かったです。(嶺井も比較で上手い)
細かいコントロールを要求しない配球でスライダーを強く意識している打者にスライダーを使わせるような形はとらなかったです。
投手の能力上位で投げ切らせてもいい場面は勿論あります。
投手の一番自信のあるボールを勝負球に持っていくのは定石です。
それが出来ないような投手は実力不足ですが、そんな実力十分な投手だらけでもないですし何とかフォローして欲しく伊藤には期待しています。
まぁ、次の打者柳田なので勝負した形(歩かせたくない)でもありましたし、これ選球眼に課題があるソトが大活躍した構図です。
キツイ展開でもありました。
中日戦で登板したレベルの上茶谷ですと外だけで処理できましたが3/16の上茶谷ような状態ですとイロイロ小細工必要そうです。
意図しない形で抑えていましたが暴れてましたね。
オープン戦なので、あえて、あーいう投手心理を考えない配球をしていた可能性もありますが右打者に関して不安を覚えるオープン戦でした。(右打者のインコースを課題として考えていた?)
左ですとチェンジアップあるので上手く対応できそうなんですよね。
左腕東や濱口らが右打者を得意としている形と同じになります。
井納が伊藤と好相性を見せていますが気持ちが強く自信過剰ぐらいな投手と伊藤は実績上良い印象があります。
嶺井や高城らより投手の良さを引き出せるケースが多かったと感じています。
一方、
メンタルに課題があり調子が悪い投手と組むと去年実績上、どうも嫌な印象があってこんな評論になります。
慣れもあるとは思うんですがさてはて。
正捕手候補一番手に期待したいです。
選手の個としては間違いなく他の捕手陣より抜けてます。
光山コーチと対立してまで監督は伊藤を使い続けたわけですから頑張って欲しいです。
横浜のチーム成績が急落したので光山コーチが正しかったと思いますが、あの起用が今年生きることを期待したいです。
因みに今日(3/17)の井納は良かったですね。
上茶谷と違いほぼ思った所に投げ切れてましたし一安心です。
かつ3/16の国吉がとんでもなく良かったです。
フォーム変わってましたが圧巻の投球でした。
ランナーでると変わるかもですが凄かったです。