目付の方式について記事連載していますが
一連の記事
データ野球はするが・・・野球への取り組みが相変わらず遅い横浜に思う 村田打撃コーチ招聘の理由? 25.05.15 - 所持雑感
コメント返信 兼 目付のデメリット、メリット 成績下がりやすい人について解説 25.5.17 - 所持雑感
目付それ自体は昔からあって手段としてはありえました。
これがより強い制限、球種、コースを指示して打撃するようになったのが昨今です。
その本家本元のヤクルトさんの対平良攻略レシピをみてみましょう。
平良の特徴ですがローボル、アウトローの出し入れを基本とし時折、インコースです。
コントロールが良くまとまっているタイプです。
平良の対右打者の成績です。
右のアウトローが特徴で投球ヒートマップみてもほとんどが外角。
内も使いますがあまり使いません。
他所のチームですと内を捨てて外に張るんですがヤクルトさんは一味違うと。
そんな試合でした。
平良の右打者の球種別被打率ですが
ストレートが.176 17打数3安打 三振9
スライダーが.304 23打数7安打 三振5
シンカーが 4打数2安打
カットボール 1打席0安打
スライダー狙い打たれています。
ちょっと前まで三上や大原などストレートとスライダーしか持ち球がない投手でも活躍できましたが
横しか球種ないと厳しくなり始めています。
時代は変わったわけですね。
平良は2020年などはスライダー被打率.164 128打席21安打 ストレートが.212でしたが
最近はどちらか捨てて狙い打つようなチームが多くなり平良に関してはスライダー狙い打たれるようになってきています。
アウトローはほとんどスライダーなので本日積極的に打ちに行っています。
他のチームだと捨てる内は球種関係なく打ちに行っていて引っ張り気味のアプローチで対応。
序盤はアウトローに関してはストレートはファールになるような感じでスライダーを逆方向に持っていています。
右打者の右方向と徹底してました。
右打者のインコース、ゾーンのヒッティング率ですが7球投げてすべて振りに行っています。
その被打率はファール除くと4打席4安打。
インコースの打球は左方向に3 センター方向に1でした。
結果、インコースを封じられちゃいました。
途中からインコースを松尾要求できなくなっています。
これダメで
どうにかしてインコース使う手段を考える必要あるんですが試合前のゲームプラン崩壊です。
インコースに強い意識を持ちつつ、外はストレート待ちだと振り遅れ気味になるのでスライダー待ちして打ち砕く。
真ん中はパス。
右打者に真ん中へ2球ほどありましたが見逃しています。
アウトロー狙い撃ちです。
ここまで目付が外によると中々打ち取れなくなり球数がどんどんかさみます。
で、最後は内でなく外を意識しスライダー待ちから外のみに球種関係なく張ることで仕上げています。
ほぼヤクルトさんのゲームプラン通りだったのかな。
尚、左打者は外のシンカー狙いです。
平良は5回投げて98球。
7被安打、1与四球、whip1.6という粘りの投球でしたがいやぁ苦しかった。
横浜が苦手とする山崎伊織を平良に近いアプローチでヤクルトさん、昨年wip1.7と打っていますが
コントロールに定評がある投手を打つ典型のような感じでした。
的を絞ることで攻略を容易にしています。
もちろん、的を絞りすぎるとリスクあるんですが精度が高いんですよね。
カウント別傾向とかいろいろ分析してそうです。
対して横浜も目付を外内でやってヤクルトほどは徹底してなかった感触ですが今シーズン試合前まで防御率0.78だった先発高梨の攻略に成功し5点を奪っています。
前回対戦時、高梨相手に7回投げさせて0得点、被打率.160と手も足も出ず状態から一歩前進、5対3とリードし後は継投に
しかし
継投失敗し敗戦。
6対7でした。
不可解なのが颯の続投。
おそらく右打者に強い颯の特徴を活かし右の強打者が続く場面を意識して6,7回と続投させたとは思いますが
継投失敗です。
左が苦手なのでお約束通り先頭打者の左の岩田を出塁させ、続く右のサンタナがヒットで続きノーアウト1,3塁。
坂本へ交代。
その坂本が次打者の左の茂木に逆転3点本塁打打たれています。
そのあと追いつきましたが8回に宮城が打たれ敗戦です。
坂本や宮城が打たれたのはしょうがない。。。わけでもないですがしょうがないとして
不味いのは颯の続投。
そのリスクわかっていたはずなんですよね。
颯が苦手とする、左打者が1,3番といる状態で先頭打者が1番でした。
しかし続投させた。
その原因を考えると中継ぎの枚数不足。
伊勢は3連投になるので使いたくない。
ウィックは前日30球以上投げベンチ外。
7,8回をどう?つなぐか難しい状況で敗戦招いています。
以前の三浦監督ですと容赦なくウィックと伊勢を登板させる前提で考えていたと思いますが
それやると途中で故障ないし息切れし易く温存するようになってきています。
酷使とはあれです。
ラミレスの運用もタフでしたが三浦監督は度し難い起用してまして
そりゃ負けますよ、一点差勝敗一度も勝ち越したシーズンない原因の一つです。
これが24年のシーズン途中から毛色変わってきています。
今回の継投失敗の一番の原因は中継ぎ整備不足と感じます。
枚数が足りないと。
伊勢使わず8回坂本とか検討していたのかもしれませんね。
ラミレスぽい負け方です。
まぁラミレスですと7回にリスク込みで別の投手使っていた可能性ありますが
負けて批判されるのは良く見た光景でした。
後は颯回マタギになんらか理由があったかもです。
個人的には颯が右打者の対戦成績で被打率.158と抑えていた特性を意識した継投、続投判断とみています。
代わりに左が良く打たれていて12打数4安打、4与四球と被出塁率.600超えています。
ヤクルトの先発ラインアップで左打者、1番の岩田と3番茂木しかいませんのでピンチなれば坂本投入、あわよくばという絵図面だったのでしょう。
継投に余力あれば回マタギでなく先頭の左打者の岩田の場面で坂本登板だったと思いますが
中継ぎラインアップ苦しいのかな。
情状酌量の余地ありです。
勝負勘に属す話になります。
未だ鞭を振るう時期じゃないのでいろいろ試す時期でしょうか?
その試す事が颯の続投。
石田の第二先発で平良と組ませた試合ありましたが何か意図があったかもです。
平良の状況を考えると長い回投げるのが難しい可能性が高く第二先発的位置づけで颯考えていたかもです。
ヤクルト、颯が得意とする右打者多かったですから。
その原因は中継ぎ枚数不足です。
5/11日曜日に翌日休みとは言えウィックが7,8回続投した時にも感じましたが今日の試合で負ける予兆のようなモノが確認されています。
悔しい敗戦でしたが
中継ぎの層の薄さは対応に時間かかるので今ある手持ちで頑張る感じです。
しょうがないかな。
以前の監督ですとウィック、伊勢投入していました。
負けていても伊勢とか勝ちパを容赦なく投入して勝ちに行っていた時期ありましたが様変わりです。
そんな継投をシーズン後半でなく5,6月とかやっていて
勝っても後々苦しい継投になっていたんですが本当、昨年来様々マネージメント変化してきています。
中継ぎの枚数不足。
これはシーズン前から予想されていた事です。
森原不調で離脱しているなどの影響もあります。
バウアーとライマル加入していたら私、期待込みで横浜優勝予想していたと思うんですがライマルはいません。
年初の記事では巨人独走予想でした。
これが岡本故障で混戦になっています。
ライマル居れば、、、ままなりませんが 混戦なので頑張っていきましょう。
内外の目付方式も前試合、手も足も出なかった高梨相手に5得点と機能し始めているかもしれません。
今後に期待です。
引き続き、目付の話のフォロー記事書けたら書きつつ
毎年恒例の交流戦前のリーグ内戦力分析と今後の展開予想していきたいです。
コメントで要望あったので書く予定ですが
書けなかったごめんなさい。