―嶺井がリード面でも投手陣を引っ張っている。
「非常によくやってくれている。与えられた機会で、結果を残していると思う。
これは先発投手、リリーフ投手も含めてみんなに言っているが、1度ポジションが与えられたら、自分のものにして必ず離すなということ。それが、いい形に表れていると思う」
(続けて)
「僕が監督就任1年目の時、嶺井を見た印象としては配球が良く、捕手としてのIQが高いと思っていた。ただ、出場した時の投手の防御率が良くなかったため、チャンスを失って、僕の1年目では2軍で過ごすことが多かった。そこから彼は努力を重ねて、今ここまできている。本当によくやっていると思う」
嶺井の評価が高いようです。
序列変更に慎重を期す監督です。
納得感のある変更をしないとチームが落ち着かなくなります。
実績に敬意を示すと伴に正当な評価を監督はする必要があります。
このバランスの取り方が実績上良い監督と思っています。
嶺井の正捕手への道は分かりにくかったかもです。
それでも昨シーズン後半には入れ替わっていたでしょうか?
ただ、監督に、ちょっと突込みをいれますと2016年嶺井にチャンスを与えたか?というとノーチャンスだった気がするのですが・・・
何の結果をもって、嶺井が出場した時の投手の防御率が良くなかったっと言っているのか私にはわかりませんでした。
オープン戦の出場数ですが、
黒羽根 4試合 代打1試合 10打席
高城 5試合 13打席
戸柱 10試合 33打席
嶺井 2試合 2打席
試合に出てないです。
2016年の選択基準は投手の防御率云々でなくキャッチングが主でしたよね。
キャッチング他で嶺井と戸柱に差があったのは事実です。
捕手にはIQを求めないと戸柱を抜擢し2016年はベンチからサインを送っていた監督が何を言っているのやら整合性がとれないです。
2016年の戸柱は素晴らしいのに、なぜ?の話を聞きますが当時はベンチからのサインが主でした。
全部が全部ではないですが要所はベンチとの事。
捕手にはIQを求めない。
有言実行していた監督でした。
光山コーチが、その辺の事情を語ってくれています。
2017年以降は一段上を目指しサインを封印したそうです。
理由は記事に書かれていますので是非、読んでください。
2016年は捕手IQを求めないとしていた監督が光山コーチの助言もアリ変わった可能性を覚えます。
この辺は結構、柔軟なんですよね。
ラミレス監督自身も捕手にはIQの面で成長してほしいと語っています。(2016年)
ベンチより打者に近い捕手の方が情報量が多いです。
打者に近いか、遠いか。
投手の球を実際に受けているか、いないか。
その差は大きいです。
打たせてとるような投手タイプの場合、捕手がアドバンテージを握った方が成果出やすいと思っています。
三振を奪うような場合はベンチでも出来るのですが・・・
2016年はゴロ比率が減って(セで一番少なかったです)三振が増えました。
あーいう配球はベンチでもし易いです。
でも、ズラス配球は難しいですかね。
打球を殺すような配球。
甘い球で凡打の山をつくれます。
調子が悪くても飯塚らが好投している理由です。
打たせるので球数も少ないです。
打者が何を待っているか?
一番近い捕手の方が一番感知しやすいです。
(この感覚が試合に出てないと錆びやすいです。谷繁が、そうでした。高城、どうなんでしょ?)
球数を少なく省エネで勝つには嶺井のような配球が必要です。
省エネが目的でなく試合に勝つことが目的ですので必要に応じて球数をかける必要がありますが上手くマネージメントできています。
昨年は書かなかった嶺井の配球雑感。
オープン戦以降増えています。
高城と嶺井は普通の正捕手レベルの配球ができるようになってきています。
結果を出しています。
最近の充実ぶりをみますと捕手IQ評価序列1位と言っても良いかもですね。
高城もオープン戦良かったですが一軍マスクを被ってないので点数をつけられません。
ただ、監督の捕手評価軸が変わると気になる事が。。。
続きます。