欲張りさんな伊藤の配球と戸柱雑感、他、柴田の課題について

コメント頂いて記事化です。

トピック①、ヤスアキの特性と欲張りさんな伊藤の配球について

右打者のインコースをヤスアキに要求する捕手は伊藤(と昔の戸柱?)だけなんですが(嶺井はたま~にする?)、結果に結びついてないです。

との事ですが

山崎って右打者が苦手なんですか?

落ちる球の軌道が右だと実切られやすい?右打者の内角にストレートを投げる技術がない?

質問①、山崎って右打者が苦手なんですか?

山崎は右を若干苦手としています。

左右別のデータを載せてくださっていたデータサイトさんが(ヌルさん)サイト封鎖して以来、見つけにくくなりましたが過去データをみますと苦手としています。

 

Yahooのデータは2019年のしかないので2016年のデータになりますが右.279、左.220。

得点相関の高い被OPSでみると右.753、左.649です。

OPS.753は防御率相関係数で昔計算した数字)でみるとざっくり4弱です。

リーグ平均OPSは.750弱ですので得意としては居ません。

経験不足で配球に課題のあった戸柱とヤスアキ(セの打者がヤスアキに慣れてきている)が組むと苦戦した原因ですが相手打者が配球を張り易かったです。

ヤスアキが悪いでも良いのですが、この微妙な天秤をバッテリー側に引き寄せるのが高城、嶺井上手でして・・・

配球をベンチから指示しなくなった2017年以降、ぶつくさ記事で書いていた通りです。

あの時は戸柱ファン様に『野球知っているの?』とか様々なコメントを頂きました。

あの時と違い今では戸柱がぁーが定着していて時代を覚えます。

 

どうして右打者を苦手としていたか?ですが、

ヤスアキがインコースを投げ込めるだけの技術がないからです。

桑田も阪神藤波に対し同じことを言っています。

インステップで投げる投手の多くがシュート回転を防ぐためにインステップで投げてまして利き手(右)側に抜け球が行きやすいです。

要は右打者に当てやすいわけです。

阪神藤波も同じ理由です。

NPBではインステップで投げさせることを好みません。(過去形になりつつある?

そのインステップを修正され監督が金本になったことで藤波は?になりましたが経緯があります。

2015年はツーシムが落ちて(文字通り揺れる変化)相手に打たれませんでしたが2016年以降は、そのツーシムの出来が変化しフォークに近いテーストになっています。

右打者のインコースを攻め切れないとなると右打者は外を意識して待ち構えれ良いわけで相手打者との心理戦勝負になり易いです。

その面で課題があったのがセに来て慣れてなかった昨年の伊藤と昔の戸柱です。

強調しておきますが昔のです。

まぁ、インコース攻めたくなるのはわかるんですよね。

でも、ヤスアキに技術がなく甘くなるんです。

コントロールと切れが悪くなる印象あります。

 

ヤスアキの課題として右打者のインコースが存在しています。

そんな背景もあり伊藤は8点差というのもあって開幕初戦にインコースを使ったと思っています。

参考記事

開幕戦をみた選手評価 フルカウントスタートを決めた大和に天晴 - 所持雑感

 

結果は一失点。

ツーシムも見切られ空振りを一つも奪えず何とももどかしい内容でした。

そして迎えた3/31の試合。

同点の場面で再びコンビを組んだヤスアキ&伊藤バッテリーの配球がどうなったか?というと外一辺倒。

危なげなく終えています。

欲張りさんと書きましたが、まぁ、そうですよね。

でも、昨年のこともありましたから開幕初戦はキレイに終えて欲しかったです。

欲しかったですが、この試みが活きてくるかもなんですよね。

尚、戸柱を経験不足で課題がある捕手とコメントしていますが昔ほどではないです。

 

 

トピック②、戸柱の配球(開幕第二戦、先発京山)

>今日の試合での戸柱をどう思われましたか?

戸柱が先発マスクを被った理由は

①、京山と練習試合(西武戦)で組んでいた

②、京山と組んだ伊藤が散々な目にあっていた

ズタボロに打たれ二軍に降格しています。

京山が悪いですけどね。

あがいて欲しいので頑張って欲しいです。

③、相手先発投手が右の山井

④、伊藤を休ませる。

が理由とみています。

伊藤を開幕2戦目で休ませるとか変ですが休ませつつ使うというチームの形があります。

今の捕手は重労働ですから出ずっぱり反対ですし上手く使って欲しいです。

で、その戸柱がどうだったか?というと、京山の投げる球が初回からシュート回転してまして。

初回ですら戸柱の要求どおりに来たボールがなく結果、オーライで抑えています。

論評し難いです。

この手のコントロールの悪い投手をリードして上手かったのが高城なんですがコースでなく球種(ストレートと変化球を上手く組み合わせる)で相手の意識を外すような配球して何とかしのいでいましたが、

あくまでしのいでいたで京山のデキで失点を防げたかはわかりません。

誰がリードしても厳しかったと思います。

高城でも失点していただろう京山のデキですから殊更批判したくないのですが、 

コントロールの悪い投手をリードするのは高城との比較で苦手にしている印象があります。

開幕直前の練習試合で同様に荒れ球だった上茶谷をリードして苦戦していましたが荒れ球系統で数字良くないですね。

京山自身は調子が良いと談話で語ってました。

ただしシュート回転するボールが修正できずとの事でバランスが難しいです。

 

そんな戸柱ですがドラ3大貫(打たせてとるタイプ)と練習試合で試合を作ってまして。

昔、苦手だったゴロPをまずまず対応できるようになってきています。

2017年は戸柱がぁーっと書く事もありましたが2019年は書き難いですかね。

大分、成長しています。

巨人小林や阪神梅野など昔は・・・でしたが4年目ぐらいから、ほぉーっと思う配球をするようになって来てまして、

同様に戸柱も、そうなりつつあります。

今の戸柱なら、打たれたらまずは投手が悪いで良いと思っています。

国吉の場面で先頭打者の高橋周平に打たれた場面は慎重さを欠く(ランナーを出したらダメな国吉なので相手をみて欲しかった)ように感じ、若干コラっしたかったですが

その成長を見守ってあげてください。

期待しています。

また、

国吉の投げる球が凄かったです。

ランナー居ない高橋周平の時まではですが。

 

 

トピック③、上茶谷

3月の中日戦では非常にいい球を放っており捕手がポロ、ポロっ落とすぐらいでしたが最近シュート回転し続けています。

 この時はストレートが特異な変化(スライダー成分が多い)を見せています。

これが上茶谷の持ち味と思っていますが・・・

ヤクルト戦での注目点です。

 

 

トピック④、柴田

逆方向でなく引っ張った方向にも打球を飛ばして欲しいです。

逆方向の意識が強くインコースのストレートに対応できていませんでした。

インコースの速球を引っ張れないとレギュラー難しいです。

二塁ソトというオプションを失くしチームに安定感をもたらす為にも頑張って欲しいです。

期待しています。