チームOPS、被OPSと簡易?に展望 いろいろ雑感  25.06.01

コメントで要望あった交流戦前評論です。

6/1の試合は含めていません。

交流戦前の最後の試合を見ずに記事優先しました。

3対2でチーム勝利です。

佐野に関して短く前記事で書いていますが打撃の新方針が佐野にはハマったようですね。

本当は中継ぎ評論したかったんですが

ここがホントの泣きどころです。

やりくりがホントに大変。

 

さて

得点相関0.95と高いチームOPSに関してから

 

1位 巨人 .657  161得点   チームopsから期待される得点 176

2位 阪神 .647  170得点   チームopsから期待される得点 166

3位 横浜 .632  166得点   チームopsから期待される得点 150

4位 広島 .629  150得点   チームopsから期待される得点 145

5位 ヤクルト .585  118得点   チームopsから期待される得点 112

6位 中日 .578  115得点   チームopsから期待される得点 116

 

打撃面寸評

横浜が実に効率よく得点しています。

シーズン半ばとは言えこれほど効率良く得点しているのはラミレス時代にまで遡ります。

巨人さんは岡本離脱の影響を強く受けてそう。

 

ここ3年、横浜と並び非効率の代名詞であった中日の得点効率が大きく改善しています。

何が変わったんですかね。

横浜の打線整流化は21年、22年を底にヘンテコな方針修正するに伴い改善しついにたまたまも内在しますが大きな利得を生むに至りました。

 

得点圏リーグNo.1 打率もリーグ1位、だけど得点は想定の最悪レベルで得点を奪えませんという21年、22年の惨状からは脱却です。

23、24年と年々よくなってましたが感慨深いです。

 

時間かかりましたが進塁打を打たねばならないで思考停止で打っていた時代からの脱却です。

牧も最低限の呪縛から解放され去年打てなかった得点圏で.248→.364と大きく改善しました。

24年牧は一時、プレッシャーに負け病んでましたが

8月に野球楽しんで来いと下位に打順変更されて以来復調です。

追い込むなよっと思うんですが気づくと追い込むのが三浦野球の特徴で

今はそういう悪い部分が出てこなくなり三浦横浜の良さが出始めています

だから日本シリーズ制覇しています。

良いチームになりました。

 

これなかったらもっと負け越しています。

そういう見込みで当時記事書いてました。

6勝12敗 借金6単独最下位、横浜に想う 出来る事をしましょう なるようになります 25.04.25 - 所持雑感

 

したい野球でなく、できる野球をする。

不細工でも良いから本気で野球するとここまで良くなるんですよね。

できない、難易度の高いうえに得点効率も落ちるしたい野球を一生懸命してもなかなか勝てませんが泥臭くできる野球すると球際で強くなりやすいです。

村田コーチの一喝効いたと思います。

巨人が継続して強い理由の一端を覚えました。

 

 

 

 

失点相関0.95と高いチーム被OPS

1位 広島 被OPS.561  126失点  チーム被OPSから予想される失点109 

2位 阪神 被OPS.571  121失点  チーム被OPSから予想される失点121

3位 横浜 被OPS.610  128失点  チーム被OPSから予想される失点141

4位 中日 被OPS.625  151失点  チーム被OPSから予想される失点153

5位 巨人 被OPS.657  159失点  チーム被OPSから予想される失点179

6位 ヤクルト 被OPS.723  195失点  チーム被OPSから予想される失点196

 

寸評

投打で横浜は数字以上の結果を出しています。

投手側の数字の割に失点が多いは捕手固定を取りやめた22年以降改善しておりデータ駆使し上手く相手チームを横浜は抑え続けています。

チームで相手を抑える、打線を分断するに関してはラミレス時代から定評があり横浜の強みになっています。

しかし、

ここまでチームの失点減らしているのはラミレス時代並みかな。

統計の揺らぎの範囲だった分野でも今のところ、結果を出しています。

したいで野球した21年は論外として22年以降、シーズン±5点ぐらいだったのですが

前記事で

感覚的に

引用

個人が表に出ていたラミレス体制と違い安定感感じるのが今の三浦横浜体制です。

粘り腰というか

ラミレス時代に覚えた弱いけど強いもで始めています。

っと裏付けなしに書いてましたが数字でみるとより明確に感じます。

駆け込みで記事書いてみて実感しました。

 

本来は3位にいる戦力ないです。

チーム総出力あるんですが中継ぎのバランス悪く接戦勝敗が今年も今のところ悪いです。

一点差勝敗 9勝11敗。

接戦負け越してリーグ優勝できたのは2019年の原巨人のみで2位と明確な戦力差がないと優勝できません。

開幕前から指摘しているポイントですがここ注目。

 

今の状況をどうみるか?なんですが

24年から急に全体の差配良くなりました。

さらに一歩進んでるかもしれません。

 

23年オフに覚えた前兆、可能性が現実になりつつある横浜です。

aaakkkaaa.hatenablog.com

 

21~23年の野球を制服組が我慢したというべきか

あの野球で覚えたストレスを思うと未だに腹立たしいですが未来に続いています。

 

雨降って地固まるです。

今後も紆余曲折いろいろあるとは思いますが

このまま順調に試行錯誤して欲しいところです。

 

巨人は阿部監督の特徴でディフェンス面が強いというか失点抑えるのが上手いです。

打撃に続いて投手面でも想定失点より大きな失点を記録し続けた中日さんが統計通りの数字になっています。

 

 

 

 

 

 

全体総論

1位 51試合阪神 29勝20敗 .592  OPS-被OPS=+0.075 実際の得失点+49

2位 52試合巨人 28勝23敗 .549  OPS-被OPS=+0.000 実際の得失点+2

3位 49試合横浜 25勝21敗 .543  OPS-被OPS=+0.022 実際の得失点+38

4位 48試合広島 24勝22敗 .522  OPS-被OPS=+0.068 実際の得失点+24

5位 50試合中日 22勝26敗 .458  OPS-被OPS=-0.047 実際の得失点-46

6位 46試合ヤクルト 14勝30敗 .318  OPS-被OPS=-0.138 実際の得失点-77

 

横浜はチームOPSで期待される得点で+16点。

チーム被OPSでー13失点減らしトータル29点、得失点改善させることでリーグ2位の+38得失点を記録していますが

内実弱い部分あるので思ったより勝ててません。

不安定な部分が内在しチーム状況安定せずファミレスの鰻さんのコメント通りです。

毎週のようにチーム状態が変わる見ていてハラハラするチーム

 

その状態を上手く差配しつつ粘り強く戦ってる横浜です。

で、一番の泣きどころというと中継ぎで救援負けで8敗しています

ここ改善点で非常に悩ましい継投を強いられています。

 

ここと最近連載している出塁率.350弱あり出塁すると半分以上の確率で本塁に戻ってきてくれた林離脱以降の8番遊撃とオースティン。

 

ここが横浜の見所です。

 

後は実績上、中4登板続けるとシーズン後半に疲弊もあって打たれてるバウアーがシーズン後半でも勢いを維持できるかですかね。

中4フル回転したシーズンの8月以降におけるmlb実績はかなり宜しくないです。

サイヤング賞獲得した2020年はコロナもあって試合数少なくシーズン投げきれましたが

ここ懸念点です。

 

 

巨人さんは後ろしっかりしているので勝ち試合を確実にものしています。

故障した岡本と先発陣の復調待ちです。

 

 

阪神さんは数字は良いですが息切れしそうな危惧もあります。

原因は先発。

QS率がリーグ最低の43%です。

倒壊しているヤクルトさんの数字より悪く早めに投手つぎ込んで勝ち切ってる姿がみえてきます。

強気の差配が多い印象。

シーズン通して維持できるか課題です。

 

 

広島さんは失速するだろうと感じた昨年ほど極端な出力不足は覚えませんが打撃に課題は未だありそうです。

ただ先発陣が横浜並みに素晴らしいです。

QS率64.6パーセントは横浜が記録している69.4に次いでです。

 

中日さんは

投打にバランス良くなっており成績通りの得失点になっています。

期待得失点と実際の得失点が大きくマイナス方向に乖離し続けたチームだったんですが

 

 

ヤクルトさんは故障者多すぎでしょうか?

 

 

横浜が先発投手陣でリーグ一番って何時以来でしょう?

先発防御率2.17 QS率70%弱。

本当は先発不足だったのですがバウアー中4というゲームチェンジャーが遺憾なく発揮され始めています。

 

先発不足を感じさせない結果になっています。

 

吉野、ドラ1竹田不在で、この数字が素晴らしく。

かつリーグ平均球速以下の東、山本バッテリーの素晴らしさ、粘り腰。

その東よりさらに球速の遅い大貫、戸柱バッテリーの熟練の配球。

今、東って平均球速大貫より遅いんですね。

いやはや。

コントロール精度の差で東の方が安定感あるのとストレートの質が大貫の方が悪いのでストレート被打率で東.247 割合46%に対し大貫はストレート被打率.321 割合25%。

 

東、山本バッテリー、あの球速でストレート軸にしてるわけですが

素晴らしい。

球速以上の威力というのがありますが上手い。

 

大貫、戸柱バッテリーは、その印象通りノラりクラり軸になる球がないのであらゆる球を投げてかわすんですが

こちらも素晴らしい。

 

そして打率.328と結果を出している松尾。

上手くワイガヤしつつチームで相手を抑えています。

 

陰に陽に戸柱の存在大きいですね。それが山本に伝わり松尾に繋がっています。

2022年に、FAで、この人抜けたら一番困るかもっと書いていた通りになりました。

ファア ザ チームの体現者です。

 

だから横浜は強くなりました。

チームとして強さ感じます。

 

相川バッテリーコーチ並びにアナリストたちの補助もありますが凄いです。

この補助を受けやすくするのが村田コーチが主導しているわけではないのですが行ってる打撃改革という位置づけとみています。

 

目付改革などの影響を覚えます。

他チームの平良攻略法などみるとインコースをいかに封じるか、そのせめぎ合いで勝敗の帰趨のほとんど決まっています。

 

東が大貫より安定感あるのはインコースのせめぎあいで優位をとれてるからですかね。

 

平良、山本バッテリーがヤクルト戦で好投し同じヤクルト戦で平良、松尾バッテリーが試合途中でKOされましたが

インコースの使い方、山本大分上手くなりました。

松尾はこれから、これから急速に良くなっています。成長期。

 

 

 

 

個人的展望

今の戦力では何処も決めてを欠きます。

開幕前に書いた消去法でみた優勝条件をどのチームも未達成でしょうか?

参考

横浜優勝について 消去法でみた優勝条件 25.02.18 - 所持雑感

チームOPSー被OPSで一番なのに優勝できなかったチームの特徴について 25.02.19 - 所持雑感

 

混戦です。

暫く阪神、巨人、横浜、広島で団子状態に感じます。

 

 

阪神がかなり投手つぎ込んでいて落ちてきそうなのと

 

昨年、

aaakkkaaa.hatenablog.com

 

試金石と銘打った横浜ホーム、対広島戦で粉砕され自滅というか三連敗喫しています。

そういう戦いが横浜減ってるので対広島戦も上手く戦えています。

大分、整流化されました。

 

この戦力素性で優勝をっというのもですが

8番遊撃、4番オースティン、中継ぎ問題、バウアーシーズン投げ切れるのか?問題ありますが

他も万全でないので去年以上に最後まで楽しめそうです。

 

戦力の劣勢、かなり明確な差がラミレス時代合って優勝するには神が必要でしたが今や課題あっても上手くハマればリーグNo.1の戦力を記録しそうです

 

采配変わるとここまで良くなるんですよね。

最善手を基本的に打ってます。

 

ついにチームOPS、被OPSで期待される以上の得失点で明確に大きな利得を記録し始めましたが

編成が目指している27年の黄金期に向けて視界良好です。

 

世代交代にあたる25年にこんなチャンスが転がり込むとは思いませんでしたが

期待したいです。

 

 

 

因みに河田コーチの存在大きいかもです。

林の出塁に対する帰還率、60%超えて18出塁して11得点記録していましたが走塁改革功を奏しているかも。

昨日の試合の先制打、佐野の二塁から本塁帰還もですが走塁面での利得大きいかもしれませんね。

 

良いチームです。

今期、良いチームと評することが多くなりました。

今年、優勝を逃しても未来に続くと感じます。これは24年から続く表現になりますかね。

23年オフの人事改革大きかったと感じる推移です。