続 横浜打撃改革 左に弱い、左腕坂本のお話  25.05.18

村田コーチ主導というより球団が意図して招聘したと思われる、目付の改革

昨年までの横浜は高めに的を絞りつつ打ってた、セで唯一のチームでした。

これは、これで選手に力あれば機能するんですが

限界もあり、あるから横浜しかいませんでした。

 

昔は皆、高め目付スタンダードでしたが気づいたら横浜だけになっています。

 

そのトレンドには理由、原因があり連載中です。

データ野球はするが・・・野球への取り組みが相変わらず遅い横浜に思う 村田打撃コーチ招聘の理由? 25.05.15 - 所持雑感

 

コメント返信 兼 目付のデメリット、メリット 成績下がりやすい人について解説 25.5.17 - 所持雑感

 

平良松尾バッテリー対ヤクルト 目付に対する結果と不可解に感じた颯回マタギ、敗戦に思う 25.05.18 - 所持雑感

 

5/17の試合で平良、松尾バッテリーはヤクルトさんにほぼ攻略されました。

インコース使えないと今は本当に厳しい。

右に強いはずの平良ですら大分きついです。

 

このトレンド自体は

aaakkkaaa.hatenablog.com

 

2023年にも確認されており平良得意のアウトローのスライダーが通用しなくなり始めています。

ただ平良の場合、ストレートの出力アップに成功していて通用していたんですが怪しくなり始めています。

 

平良と山本が組んで5/1の対ヤクルト戦。場所は神宮。

6回投げて4被安打、7奪三振 無失点。

この試合で何が違うかというと山本がインコースを上手く使ったが1点。

次いでヤクルト打線がインコースを打ちにいかなかったが2点です。

 

で、早速、ヤクルトさんが修正し平良攻略に成功しています。

 

インコース積極的に打ち行ってインコース封じるとは思いませんでしたが

最近、内外で内だけ、外だけで張るのでなく内外のコース、球種を絞って打たせます。

 

球種、コースを限定することで内、外の両面待ちを可能にしています。

それを可能にしたのがデータなんでしょうね。

 

5/1の反省に基づき5/16の試合、右打者は内を封じるために球種関係なくヤクルト打線打ちに行っています。

その辺は前記事を読んでもらうとして

こんな感じに横浜以外のチームは対策していたんですが横浜は指示がアバウト。

打者任せというか、いろいろ苦衷があってあの指示になっています。

そしていよいよ横浜も同じトレンド導入という流れで、その導入の影響で苦戦している打者がチラホラと。

ただ、どこかでやらないと横浜乗り遅れちゃいますからね。

しょうがないです。

ぼちらぼちら慣れ始めてる感触もあるので見守りましょう。

まぁ宮崎の不調はスイング自体に課題あるように感じるので修正できるわからないですが

スイング、選球眼に課題がなければほどほどに機能することでしょう。

 

 

さて、表題の件です。

左腕が左打者に強い。

そんな定説が崩れ始めたのはラミレス時代からでしょうか?

 

左腕砂田をなぜ?ヤクルトの左打者にぶつけないのか?と大魔神が怒っていた試合ありましたが

そこには根拠があります。

 

さて、目付の話です。

前記事で

aaakkkaaa.hatenablog.com

記事中、スライダーとストレートのみの投手がほぼ淘汰されたと書いています。

 

スライダー機能しなくなり始めたのは2014年で

巨人山口に、横浜山口らが苦戦し始めています。

スライダーでカウント整えつつ、勝負球もっという投手が多かったんですがスライダー被打率が悪化し始めました。

 

これが一回目の流れでスライダーのみの投手に求められる質が上昇しています。

その淘汰の波を潜り抜けた投手たちも最近はほぼ居ない。。。

 

昔は大原、三上、他と横浜に多数のスライダー投手在籍していましたが。。。

パットンもスライダーとストレートを軸とした投手でしたが気づいたら通じ難くなっています。

要はスライダー狙い打ちされやすいんですよね。

 

SBに移籍した元中日の又吉クラスのスライダーじゃないとキツイかもです。

 

そして

なぜ?左腕が投げる外スラを左打者が打てるのか?打ちやすくなったのか?

目付の話です。

外に張って逆らわずに打つ。

 

この時、左腕が左打者のインコースを突ける球があると話が変わりますがそういうコントロールがない投手が多いです。

 

石田、今永、東らも比較で左打者を苦手にしていたのですが

最近は相手の対策がより洗練されてきています。

 

その洗練された野球が高めに目付を持つ野球から内外に意識する野球への変化になります。

フォローすると高めに目付をしていてもインコース意識する必要はないので外に張って打てたわけですね。

代わりに高め目付なのでアウトローが打ち難い。

 

で、いろいろあってアウトローに投げ込めない投手が淘汰されちゃって平良のようにアウトローに投げ込める投手が残ったわけなんですが

 

そのアウトローも攻略されつつあるのが昨今です。

牧が右腕の投げる、アウトローを右方向に流してヒット打っていますが

アレです。

 

左腕坂本が左打者苦手にしているのはインコース突ける球が乏しいからです。

持ち球がスライダーにチェンジアップですから横浜の伝統的左腕と同じ球種で

 

必然、左打者苦手となります。

となるとまずはインコースにけん制するなり、なんなりする必要があるんですが

 

バッテリー若いので初球、左の茂木の外低めのゾーンに投げ込んで3点本塁打

被弾。

ここはしょうがないというか、しょうがないわけじゃないんですが

 

きっと怒られているでしょう。

ちょっと不味いかな。

外に張ってるチームに勝負ところで外にぽーんっと投げるのは頂けません。

 

前記事でも

坂本や宮城が打たれたのはしょうがない。。。わけでもないですがしょうがないとして

っと書いてましたが

発散するので止めておきました。

 

坂本が左打者に弱いのも記事ではふれていません。

当然、首脳陣もわかっていて坂本を左の茂木にぶつけています。

まぁ要は手札不足なわけですね。

他の中継ぎよりは未だ抑える可能性が高いとの判断だったのでしょう。

 

中継ぎ左腕不足が昨年来指摘されていますが

左腕とか関係ないです。

左打者を抑えられる、中継ぎが乏しいです。

 

 

横に変化する球しかない投手はインコース突ける球がないと今の目付トレンドではお手上げになり易いです。

 

 

で、横浜の中継ぎ陣はほとんとが落ちる球標準装備になりつつあります。

坂本も右に対してはチェンジアップ使う事で対策できるのですが左相手ですと手札乏しいです。

 

以前からあったトレンドがより洗練され加速しているのが今の目付トレンドという感じです。

細かい打撃指示増えてきている感触です。

 

 

今日の先発は東です。

投球内容の質の低下を配球で補っており作戦合戦、結構面白いかもですね。

東の投げるストレートの平均球速は今やリーグ平均球速以下です。

2018年や2023年のスタイルとは変わらざる終えません。

当然、山本もヤクルトの意図を読んだ配球をすると思います。

東に関しては佑大のお陰ですに昨年来なっています。

さぁどうなりますか?