ざっくりとした星勘定と横浜のバントが少ないとは言うが、、、気になる進塁打の意識 24.08.05

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4位・DeNAは、5ゲーム差で追う3位・阪神に力負け。3日の同戦2戦目で勝利し連敗を9で止めたが打線が沈黙し、自力優勝の可能性が消滅した。

 三浦監督は試合前には「3位は追わない。先頭(首位)を追う」と意気込んでいたが、これで巨人、広島、阪神と続いた上位チームとの3カードで1勝8敗。26年ぶりの頂点への戦いは、窮地に追い込まれた。

 

8/4の阪神戦に負けた事で横浜は46勝50敗。

借金4。

首位広島とのゲーム差7.5と開き自力優勝が消滅しています。

 

星勘定で言うと非常に厳しいですが

今期、混戦です。

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でみると優勝確率1%。

但しチームはここから状態が上がっていきそうなのでざっくり30勝16敗ぐらいと想定すると76勝66敗。

貯金10。

より現実的な感覚で26勝20敗だと丁度、勝率.500。勝率.500ちょっと超えそうな感じでしょうか?

大型連敗を打ち消すような大型連勝ないと厳しい状況ではあります。

 

首位広島が貯金11、巨人が9、阪神が8。

横浜が優勝するのに必須条件は上位3チームの勝ち星がこれ以上伸びないのが必要な感じです。

チーム出力的に厳しい広島さんの失速シナリオはあるのですが阪神、巨人が勝率.500前後で低迷するのか難しい星勘定になりますが・・・

さて

 

 

参考記事

9連敗を止めたチーム、三浦監督は何を変えたのか?チーム良くなる兆候について想う 忘備録 24.08.04 - 所持雑感

 

 

ところで相変わらず気になるのが進塁打の意識。

先頭打者4番オースティンが二塁打で出塁した後、5番宮崎が右方向の打撃を意識して進塁打を放っていますが

 

これ良いんですかね。

過去と違いランナー1塁では割合、自由に打たせており横浜のランナー1塁での打率を大きく良化させていますが

 

得点圏での、この所作。

ランナー3塁に送る行為です。

ランナー2塁に送るケースと違い一点をとれる確率が上がるのは間違いないです。

ただ、それを5番宮崎がやることに疑問を覚える時があり次打者が度会ですとランナー3塁が活かせないですよね。

 

初球、外角に投じたサークルチェンジアップを強振して空振り。

これ最低限打てないじゃないのか?と思いましたが相手バッテリーが落ち着いて度会を処理しています。

 

阪神が前進守備を敷くなか展開が重くならず3球目のインスラを打ちにいって内野フライ、ツーアウト。得点確率が一気に激減します。

 

得点期待値、得点確率でプロ野球を考えるとどうなるか?~「勝てる野球の統計学」トークライブに向けて(前編)~ | Baseball LAB[ベースボールラボ]プロ野球×データ

 

ノーアウトランナー二塁で1点を奪う確率が60%、期待得点1点。

宮崎進塁打、ワンアウト3塁になって得点確率65%。期待得点0.9点。

度会凡退でツーアウト3塁、得点確率20%、期待得点0.4点。

 

尚、今期の横浜の場合は

ノーアウトランナー二塁で1点を奪う確率が48%、期待得点1点。

宮崎進塁打、ワンアウト3塁になって得点確率80%。期待得点1.2点

度会凡退でツーアウト3塁、得点確率20%、期待得点0.2点

 

とはなっています。

ノーアウト2塁での挙動が宜しくないわけですね。

また、ランナー3塁の場面もワンアウト1,3塁、2,3塁でリーグ平均を下回る数字、一点を奪う確率が低く、特にランナー2,3塁で得点確率46%と平均の60%より下になっていています。

ワンアウト3塁の場面だけ切り取ると良さげに見えるのですが、それ以外の場面が平均を下回っておりOPSから期待される得点と実際が違っている原因となっています。

 

去年の方が得点圏自由に打たせていたのですが今期、ランナー1塁の場面で自由に打たせている事で得点圏になると最低限意識した打撃が多い横浜です。

 

参考

https://baseball-datapark.skr.jp/arekore/run-expectancy/

 

 

これが機能しているとは言い難くチームOPSから期待される得点を大きく減じさせてる可能性があり気にはしているんですが(実際、結果がでてない

 

チーム状態好転するとはいえ勿体ないと感じる分野でしょうか?

チーム打率.251に対し得点圏.232。

結果論も内在しつつですが、このまま推移すると過去ワーストレベルの得点効率になるかもです。

 

折角、併殺と言うリスクを負って勝負しているのに肝心の得点圏で打てないのは面白くない感じです。

牧の得点圏における低打率の原因として以前から記事で書いていますが

ここをどう?するか。

引き出しとして、この駆け引きをチームで出来るようになるといろいろ楽にはなりますが

 

藤川球児氏が感嘆 DeNA・牧秀悟の延長10回無死二塁の二ゴロに「本当の技術を持つプロ」 - スポーツ報知

 

この時は良いんです。

延長です。

追い込まれてから右打ち、進塁打を意識したのもおkです。

そして次打者が佐野であった点。

シチュエーション、総てでおkです。

 

では?4回に5番宮崎が追い込まれる前から右打ちを意識するのは?

宮崎駆け引きしていた可能性も覚えますが(インコースを実は誘っていた)

2球目のゾーンに投じたインコース見逃してましたし最低限の意識が極めて高い打席には感じています。

 

森が得点圏で今一な原因、打撃低調な原因として考えています。

無様な打撃が多い。

一方でランナーいなくなると打ってますが

もっとも打つのが難しいランナーなしの場面で打率.306と打っています。

しかし他のシチュエーションがまるでダメです。

打撃内容が悪すぎるんですよね。

 

最低限、本当の技術ないとできないケース多いので技術ない打者に命じると失敗し易いですし

本当の技術のある打者とは良い打者で、その打者が最低限前提でバントに等しい打撃をすると得点奪えなくなってしまうんです。

 

この部分が上手く回り始めないと今期の状況では優勝覚束ないかもです。

もしかしては覚えますが

もしかしてに留まっている理由の一つです。

このチームの試行錯誤が得点に結びつき勝ちに直結すると非常に面白いんですが

 

難易度が高い分野かな。

難易度高いですが精度上がると相手の警戒が増す事でより打てる可能性もあり期待して見守りたいです。

見守りたいですが今期の牧のようにチャンスで低調な打撃になりメンタル的に苦しくなるリスクもあるので

いい塩梅、お願いしたいです。