明けまして、おめでとうございます。
「球数を投げさせて甘い球を待つ」などといった単純な攻略法で攻略できなくなりつつある昨今について - 所持雑感
の答え合わせです。
一連の連載記事の続きでもあります。
見方を変えつつ記事連載を続けています。
今回は伊勢氏の発言を基に暫く横浜が弱い理由を書いていきます。
広島投手陣が打たれた理由にも一部通じる部分あります。(関西紅ショウガさんご質問の件)・・・
この記事を読んだ感想として、
過去有効だけど今は・・・の部分も内在してまして昨今の厳しさを覚えます。
そこは別途記事を書いていきます。
こういう部分があるから横浜の中継ぎが万全に感じないわけです。
かなり脆弱ですよ。
この脆弱性ゆえに今期打たれるかもです。
ファンは酷使ゆえにとラミレスを批判すると思いますが、酷使以前に力がないです。
力ない故にセに慣れてない伊藤がリードするとボロクソ打たれたわけですね。
結構、ギリギリの勝負をしています。
マニアックな継投をしている理由でもあるのですが解説者がねぇ・・・っと愚痴が入りつつ、答え合わせを。
keniさん、よしかずさん、ジロウさん回答ありがとうございました。
m(__)m
以下、抜き出しますと
- ポイントを前に出さずに打つ為に「強く打ち返す力」、「スイングスピード」が要ると言うことでしょう。
- 倉本関連の記事から勝手に推測すると、強く叩くとか、スイングスピードですかね・・・?流し打ち狙いで、対応できなくなったように。
が基本にあります。
この状態をより効果的に発揮させる為に、
外角、逆方向(ポイントを後ろ)、球数を投げさせる(ファールで粘る、ボールは見逃す)
上記の3つのキーワードが出てるので、投手はその逆を狙えば良いかと思います。つまり、内角、ポイントを前に出させる速くて強いストレート、ファールで粘りに来た打者に打ち損ないを誘う小さく手元で動く球、ボールとストライクの見極めが難しいドア系の球、といった対策が考えられます。
これらに打者側が対策するには、内角ストレートに負けない強いスイング、引きつけて球を見極めてからでも打てる速いスイングなどが必要になると思います。
球数を減らしたいMLBの流れそのままですが、内角のストライクゾーンが広いNLBでは、さらに重要な戦略になるかと思います。
投手は内角にストレートを投げ込んできています。
その内を弾き返せつつ、外スラに対応する必要があるのですが出来てないわけですね。
これが出来きたのが菊池、ビシエドです。
二人ともインコース強いです。
2016年型倉本をみるまでもなく、外の変化球を流し打ちするなら方法論あり、あの打法が成り立つのですが、
それを阻止する為に内に投げ込んで来る投手が増えてきています。
伊勢氏が指摘する通り、
菊池とビシエドに共通しているのは、外角を苦にせず、逆方向に打ち返せる技術を持っていること
と、
その前提条件として外を意識しつつインコースの速球を捌ける技量が彼らにはあります。
ないと倉本をみるまでもなく今は右打ちが難しいです。
倉本のようにカットして甘い球を待ち続けるような対応もありますが(2016年型)対策されて打てなくなっています。
因みに皆さん知らない(覚えてない?)かもですが倉本のファール数、2016年はリーグで一番多かったです。
倉本が、あの打法を諦めたかも(2016年の8月以降には打てなくなった)一つの答えかもですね。
その辺の事情は、
に書いている通りで、
2016年の序盤に限りますがインコースの速球に対応できなかった菊池も含む広島の右打者はポイントを前に出され、濱口が投じる外角のチェンジアップにキリキリ舞されています。
一方、パットン、ウィラードはポイントを前に出せないので教科書通りの対応をされ瞬殺されています。
同じ150キロ超でも球質、見え方が違う事で、あーなるわけですね。
最も上記は菅野対策では必要条件あって十分条件ではない可能性が高いです。
続く