林投手について

昨夜の大敗の責任は、監督でしょう。

林続投が原因です。

良く、あそこまで打たせた(続投)というか、気の毒な登板でした。

さて、

林続投理由ですが、

展開的に負け試合、 

残り攻撃回数も1回のみ、無理使いはしたくない

大敗自体を防ぐ手立てはありましたが、それを積極的に防ぐ必然性が低く、

状況的に

林が打たれ始めたら、他の投手を登板させづらい状況でした。

結果、打者8人に7被安打を浴びて大敗しました。

救援投手を投じにくいからこそ、大敗し易い登板だったとは思います。

勿論、最後まであきらめて欲しくはないですが、

投手起用を考えると仕方がない面もあるかとは感じます。

さて、

大敗を誘引した林投手ですが、

打たれるべくして打たれた感があります。

今シーズン、元々、素性(苦しんでいた)が宜しくありませんでした。

各投手、持ち味と言うのがありますが、

例えば、

左腕大原は、左に強く、

一方、林。

本来、大原と同様、林も左が得意なのですが、これが今シーズン、良く打たれてまして、

前日までの成績が対左で.323。

本来の持ち味が活かせていませんでした。

林投手の持ち球は、直球、スライダー、フォークですが、

今シーズン、左に対して外スラを活かせていないです。

昨年まで、左に対しては抑えていましたが、

このスライダーの空振り率が24%→9%まで低下し機能していません。

ストレートと、フォークの二種類で抑えられる程、甘くなく、奪三振率が7.65→4.82と大きく低下しています。

打たれるべくして打たれた結果とも言え、

これまでは何とか、凌いできたと言う状況です。

各チーム、

中軸に左の強打者がおり、その左を抑えきれる可能性がある、林投手は貴重な戦力でしたが、

ワンポイントが機能していない所に、

ベイが苦戦している理由の一端を覚えます。

右に強い投手とセットで昨年は起用していた面ありますが、

大原投手以外に、信頼のおけるワンポイント、もう一人欲しいですね。

林投手に関してはスライダーが機能しない限り、難しいかもです。

ガンバって欲しいですが、

最近、皆さん、スライダーに慣れて来ていて、MLBと同じ状況になりつつあります。

実は、MLBではスライダーを投げる投手、あまり居ません。

理由として、直球のタイミングで打てる事が原因らしく、変化が大きくないとMLBでは通用しないそうです。

中日の田島投手や、又吉投手クラスのスライダーなら機能するのですが、かつてカーブが淘汰されたように、スライダーも徐々に淘汰(求められるレベルが上がった)されつつありますね。

外スラに対応できないと、

なかなか打率残せませんが、皮肉にも、その対応で、打者側が徐々に適応し始めている感触を覚えます。