横浜 納得できる敗戦と、出来ない敗戦について プラス流れについて雑感

先日の石田の続投(8/12の広島戦)の是非の話です。

100球を超えますと、途端に球威が落ち、被本塁打(試合を壊す)が増えていたのは周知の事実ですし、実績上、山口や井納とは、その耐久力と言う意味で課題を残す状態とは思っています。

結構、ハラハラしてみる試合多いです。(6、7回は)

一方、先日の試合の石田の状態は、もう少し投げさせたいと感じるクオリティーでした。

ファンの想いと言うのは、納得できるか、どうかになるですが、

石田を投げさせたかったと言うのは、ファン共通の想いかと思います。

一方、現場の判断として、これまでの経緯と、今後(未だ未だ投げて貰わないと困る)を考えて早めに降板させています。

中畑監督時代に完投、完投続けた井納のキレが、ドンドン落ちて行き、最後は肩を痛めて離脱とう憂き目にあった年がありましたが、ある球数以上投げると、次の週に持ち越すケースがあります。

場合によると、井納や、三嶋のように、次の年に持ち越してしまうケースもあります。

これ、あまりクローズアップされていませんが、規定投球回数を投げた投手の多くが、次の年、成績を落としてまして、投球回数をこなすと言うのも、結構大変です。

中継ぎもですが、先発もなんですよね。

そして、

横浜の場合、

夏場で、野外球場をホームとしている宿命もあり、特定の選手には球数制限を設けている可能性もあります。

石田の場合、肩を痛めていた過去があるので、余計に慎重でしょうか?

やり過ぎると、危険ではあります。

また、三上、ヤスアキのコンビが決定的に通用しないかと言いますと、通用していると思いますし、その観点で見た場合、

首脳陣の判断自体間違ってないとは思いますが、

ファンに納得できるかと言いますと、

ヤスアキ、三上が打たれた事で、何も残らないと感じた敗戦と、

石田が次につながる投球をした(8回を投げる)という意味では、何かが残る期待を持ている起用。

何かが残る可能性をもった起用をファンは支持し易いです。

一方、何も残らない、ただ敗戦と言う結果のみしか残らないと感じた敗戦に対しては、不満を述べやすいです。

そんな関係とは思っています。

この場合、どちらが悪いかと言う論点で語り過ぎますと、違和感を覚えやすいと考えています。

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記事趣旨が2種類あるのもどうかと思いますが、もう一点、流れについて。

勝負事に流れがあるのは、良く言われる事です。

この摩訶不思議な流れ。

嫌な流れ、良い流れとあり、麻雀とかやっている方は、ご存じとは思いますが、流れを変える意味で動く場合があります。

元巨人の原さんも流れが悪いと感じますと、積極的に動いていたそうです。

同様な観点で、甲子園の名将さんも、相手にとって悪い流れと感じたら、淡々と試合を流すそうです。(動かない、試合展開を早くする)

試合後半、勝っているチームですと、盗塁等のギャンブルプレーが減りますが、

相手に流れを渡したくないとかの心理が働いているそうです。

その流れを、ラミレスさん、積極的に手放した可能性があるですよね。

筒香を下げた時点で、三上、ヤスアキの登板は規定路線だったと思いますが、広島さん的に流れを変えて欲しいと感じるような試合展開でした。

投手が変わったぞで、士気を上げやすかったです。

苦戦していた投手が変わった。

打てるかもしれないと、何だか打てないでは気持ち違います。

流れの分岐点に、あの下園代打(石田に代えて)が影響している可能性は否定しません。

その観点で言いますと、

試合の流れを変えたと捉えられる首脳陣の采配は、批判されてもおかしくないとは思っています。

後は、その流れに逆らえるような投球が三上、ヤスアキに必要だったのですが、出来なかったわけです。

どちらにしろ、

筒香下げて、代打で下園を起用し、選手交代枠を切り始めていましたので、横浜には延長戦で勝てるような力がなかった可能性(須田、タナケン投入しての引き分けはあったかもです)があり、

その辺が最終回の攻撃の迫力不足、采配の限界に感じたかもですね。

エリアンにバントを指示できない点もですが、見てて成功しても下手と思えるバントですので、本来はエリアンでなく飛雄馬でも良かったです。

が、監督、一軍昇格即、キツイ場面で野手に関しては起用しません。

投手と違ってです。

投手はかなりスパルタな起用がありますね。

一見すると、

tomorrow is another day

で語りたいのですが、動いた事で、負けやすくしてしまったとも感じる部分でもあり、そうなりますと、ファン的には、あの時○○すれば、しなければと思われるわけです。

まぁ、この辺含め、

>この時期に一球一球噛みしめるように経過を観察するなんてことなかったですもの。

そう言うチーム力が横浜に身につき、毎試合、関心をひくようなチーム状況、チーム構成になったんだでしょうね。

ここまで来るのに、DeNAベイスターズになって5年掛かりました。

中日の現状分析をしていて、横浜の経過なり、広島の経過をみてますと時の重みを覚えます。

過去があって現在があり、現在があって未来を想えます。

横浜は、その意味で、楽しみな未来像、ワクワクする感覚を覚えます。

チーム状況だけでなく、球団構想にもです。

あの、どん底があったかたので実に感慨深いですが、

その味わいを最後まで楽しみたいですね。

ここまで順調に伸びて来るとは思いませんでしたが、関係者の努力に敬意を示したいです。

5年やっても上手く行かない場合の方が多いのですが、良く体制を立て直してくれました。

そして、

勝っても、負けても、それが野球(相手が居ますので常に勝敗が生じます)ですし、

興奮、悲哀、悲憤、歓喜含めて野球の楽しみ方と思っています。

歓喜を覚える試合が増えたのは、横浜ファン的に嬉しく、

一方で、上位進出に向けて負けたくない試合が増え、結果、負けに対し、大きく心が揺れる。

それも含め、今シーズン最後まで楽しみたいです。