開幕戦をみた選手評価 フルカウントスタートを決めた大和に天晴

特記事項

試合は8対1で快勝。

メンタル面に課題を覚える今永に結果をもたらしたのは大きいです。

昨年、今永と伊藤は防御率10.34 WHIPで2.55、被OPS1.23を記録するなど最悪の数字を記録してしまいました。

私の高城をロスを加速させてしまったコンビでしたがまずまずの投球をしてくれました。

良く勘違いされるのは今永が完全に壊れたのは伊藤加入以降です。

彼が来るまでは戻りかけていたんですけどね。

この辺が今の野球の難しさであり、面白さです。

今期、伊藤、今永コンビには期待したいです。

今年、横浜が優勝出来たら、この開幕の一試合がぁーっと言われる試合だったかもです。(関係者が語る世界、ファンが考えるものとはズレるかも)

 

 

 他、打者

梶谷 

状態悪し、打者としてみたとき柴田なみに良くない。

甘い球を見逃す状態で消極的な状態。

満塁で脂汗を書き、四球前提で打席に立った2016年を思い出す状況。

メンタル上、クワ並みに弱い印象があり、その対応が難しい。

実力、実績は上位。

期待したい。

 

柴田

9回のスイングをみて不安を覚えました。

う~ん。

 

楠本

間(投手と打者の間合い)が悪く感じるのですが良く打てるというか、前捌き過ぎてピンっと来ません。

前捌き過ぎるのは昨年も同じでソト以上にボール見極め率が悪かった原因と思っています。

それでも四球を選び取れている所をみますと独特な感覚があるのかもしれませんね。

梶谷より振れていて、ボール見逃すことが出来ていました。

笠原らとは初対戦だと思いますがリリースポイント他から軌道がみえているのかもしれません。

シーズン通して維持できるかわかりませんが絶好調状態。

 

佐野

楠本とは対照的で間合いが良く感じます。

.250以上は打ってくれそう。

 

筒香

3月に故障から復帰して以降、状態が良くないです。

ストレートに振りまけしていました。

ストレートのタイミングで待っていて変化球をタイムリー、すくい上げるのは流石ですがストレートを打って安心させて欲しい。

150キロ超の球を投げてくる投手は中日さんは少ないので適当に調子を戻しく期待しています。

 

宮崎、ロペス

普通。いつどおり。心配してないです。

 

ソト

う~ん。

ストライクゾーンで勝負してくれる打順。

筒香らの前に置く必要性が高そうです。

 

ソトらへの評価が書かれた参考記事

ランナーのありなし成績とコア4寸評 打順選考③ - 所持雑感

 

伊藤、大和。

今基準で考えますとスイング(右方向を意識したコンパクトなスイング)は宜しくないですがイチローの言う『頭の良い野球』をしていた印象。

8回の裏、ランナー伊藤。

フルカウントスタートを成功させた場面はラミレスの求める野球でした。

ランナーが動くことで守備を動かしてレフト前へ。

試合を決める佐野の2点タイムリーを呼び込んだ勝因の一つ。

あれで中日は前進守備をひかざる終えなくなり外野の頭を抜かれています。

こういうプレーって、ベンチからは細かく指導できないです。

フルカウントスタートを仕掛けることで相手バッテリーいろいろ考えます。

これが重要です。

相手に考えさせる。

相手バッテリー次第で変わってきます。

 

桑原

さえない印象でした。

中途半端なスイングで三振。

あれをカットできれば良いのですが(もしくは見逃せる)

追い込まれていましたししょうがないかなぁ。

田島のスライダーは一級品です。

 

 

投手

今永

ところどこで不安を覚える投球を披露。

不安定さを垣間見ましたが最後は気持ちで押し切りました。

7回の投球は肝が冷えました。

途中からギアを上げ押し切っています。

結果が良薬。

勝ちがついた事でより活躍しそうな様相。

特記と重なりますが今永にとっても、チームにとって大きな一勝

 

ヤスアキ

国際試合では無類の強さをみせるヤスアキですがセ相手ですと厳しくなりつつあります。

相手も手の内わかっています。

右打者のインコースをヤスアキに要求する捕手は伊藤(と昔の戸柱?)だけなんですが(嶺井はたま~にする?)、

結果に結びついてないです。

ニューヤスアキを印象付けようとして失敗。

ツーシムも見切れていていました。

空振り一つもなしは宜しくないですね。

横浜にとってポジ要素が多い中、一番のネガ要素。

梶谷、柴田、クワの状態の悪さはチームとして対応できますがヤスアキの不調は対応し難いです。

 

高城もでしたが嶺井は、この手の駆け引きが上手なんですよね。

伊藤も早くセに慣れて欲しいです。

欲しいと言うか8点差というのもあって欲張った?のかもしれません。

伊藤は欲張りさんな配球する事が多いイメージあります。

この辺は良し悪しなんですが一人、一人丁寧な配球が求められる投手と長い回を投げることが求められる投手では配球違っていて状況に応じて使い分けて欲しく期待しています。

今日先発予定の京山のような投手で欲張りな配球は止めてね。

 

右打者の堂上に当たるとは言いませんがよろしくないコースにヤスアキ投げています(インハイ)。

その後、アウトコースを読み切って打った堂上も良かったですね。(自打球当ていたので下がりました)

 

 

中日さんの感想

又吉の回マタギはないですな。

というより、あの球威が普通に感じるようになったのが怖い。

打てると思ってました。

笠原も良い投球していましたが5回まででした。

一杯、一杯。

あの交代は良いのですが又吉を回マタギさせたところをみますとピッチングスタッフ厳しいのかもしれませんね。

昔なら通じしていたと思われる投手たちを打ち砕く自軍野手陣をみて、自軍投手陣を重ねます。

今の野球の進化速度。

強いボールと、強い打撃の日進月歩の競争の速さは何とも言えません。

この辺の切磋琢磨の結果もたらされる変化への対応がイチローが苦言を呈し、一部横浜ファンが嫌い、解説者が批判する頭の悪い野球、ラミレス采配へとなります。

 

高橋修平、大変良かったです。

攻守にわたり印象深かったです。

振れましたし守備も良い。

ヒット2本損しました。

伊藤のヒットも、実質でビシエドのエラーでした。

守備の大事さを覚えます。

反面、ソトの二塁守備の動きの悪さを感じ、この辺が横浜の脆さなのかもしれません。

梶谷、クワの状態も良くなさそうですし二塁で大和、遊撃倉本とか試されるかもです。

 

今年の倉本、打撃の調子は良くないですが守備の動きは新人時代を彷彿させています。

それでも守備範囲は狭いかもですが打球予測はできているようです。

 

参考記事

2015年、倉本寸評 守備に関する期待 - 所持雑感

スポナビ時代の記事はグラフデータ他が消失していて読みにくいですが、あの当時の動き(がある前提で)に経験があるので数字良くなるかもです。