セ、日本人野手10位以内でみた 変遷 内野守備力向上に伴う内野安打率の減少と左打者

シーズン毎の日本人野手の特性と変遷みています。

右投げ左打ち青

左投げ左打ち水

右投げ右打ち赤

外国人 参考

 

2010年 統一球前

青木

平野

マートン(右)

和田

森野

内川

新井

廣瀬

小笠原

ラミレス(右)

城島

 

首位打者を獲得した青木と平野の内野安打率が20%を超えるなど未だ内野安打打ち易い時代でした。

反発力の高いラビットボールをチームによっては使用(なんのボールを使用するかホームチームに選択権があった)していた時代です。

 

打球速度早かったかも。

これが低反発の統一球、全チーム同じ球を使用するに変わります。

 

 

2011年 統一球元年 

長野

マートン(右)

宮本

鳥谷

平野

栗原

青木

ブラゼル(左)

ラミレス(右)

東出

畠山

新井

川端

 

2012年 右投げ左打ちがトップ10で3人

DeNA初年度。 

00年代は右投げ左打ちはほぼ半数を占めていましたが年により右打者が占めるようになってきます。

内野安打率20%を超えた野手は規定打った野手では荒波のみ

阿部

坂本

大島  久しぶりの左投げ左打ち

長野

ラミレス(右)

ミレッジ(右)

川端

和田

井端

中村

田中

荒波

 

2013年 違反球問題発生  

中畑ベイスターズ得点圏打率.290を超え暴威を奮った年。

この時代の野球好きなファン多いかな? 

横浜の観客動員数がV字回復し始めた年です。

中畑監督就任初年度の観客動員数は散々でした。

打ち勝つ野球が合うにも関わらずチーム方針と乖離していて打者有利な横浜でなぜか?負け越しました。

 

打者有利な球場特性にも関わらず、犠打多用。

ホーム成績 28勝44敗。(他所で稼いでます。出稼ぎ球団、外弁慶)

球場を変えた方が良いんじゃないのかなぁ。

っと書いています。

終盤、得点差が開きバカ試合になったところからが横浜の真骨頂でした。

犠打止めてイケイケドンドンになると強いチーム。

終盤になるとなぜか?得点が増えます。 

普通のチームの得点ピークは初回ないし中盤なんですが7回にチーム得点ピークがある変なチームでした。

こんなチーム、2013年横浜しかないはず。

因みに横浜が喫した初回失点はリーグで傑出していてチームの最多失点回。

 

中日高木が、その逆の打撃優先の布陣をしき犠打を嫌った作戦(リーグ最小)を採用しています。

そして落合中日から続くホーム勝ち越しが止まった年でもありました。

同時に連続Aクラスも途切れてます。

何気に守備軽視の布陣を中日高木敷いてまして谷繁DH最多出場などみて後の苦戦を想起した年でもありました。

守備軽視の攻撃型布陣で当時の谷繁をDHで起用するところに後の苦戦を想います。

ベテラン捕手なので休養与えたいのですが打撃を考えると外せられない。

 

シーズン打率.216。。。の谷繁が打撃優先で起用される。

二軍のプロスペクトがいろいろあって枯渇しました。

 

守備に課題あるベテランの森野を二塁起用するなど攻めダルマ的な運用しており終盤に息切れし易かったです。

得点ピークが初回にあり次いで4回。

普通は打順2,3回り目の多い5,6回に得点ピークが来やすいのですが代打をどんどん切るのでピークが4回に来ています。

その後は右田下がりに得点力下がります。

昔の三浦横浜に近い(高木ほど極端じゃないです)采配で選手切るのが早いかったです。

先行逃げ切り型。で、存外勝ち切ってまして 

戦力の割に勝ってるんですよね。

犠打少ないのも影響してか成績の割に得点も多かったです。

尚、横浜は単純に得点圏打率.290超が影響して犠打のマイナスを上回る得点をあげています。

中畑監督の笑顔が印象的な年でした。めげない監督さんでしたね。

懐かしい。

 

横道逸れつつ内野安打率20%を超える野手は規定で0に 

走り打ち打者は場を失い始めます。

俊足巧打のすばしっこい選手育成に各チーム苦戦し始めます。

その原因の一端を担う広島菊池が歴史的数字を記録した年でもあります。 

最優秀の内野手は捕殺数(ごろ処理数)500を記録するようになりました。

 

村田

阿部

西岡

森野

鳥谷

長野

中村

和田

石川

大和

 

 

2014年

スモールベースボール継続で大分マシにはなっていたんですが未だホーム勝ち越しできませんでした。

中畑ベイスターズ通信簿 改善されたホーム勝敗 - 所持雑感

引用

そんな中畑ベイスターズが、

今シーズン、

そのホーム成績を

大きく改善させました。

なんと、

34勝-37敗。

横浜低迷=ホーム成績の低迷でもありました。

そのホーム成績に改善がみえた年です。

そんな年の打撃上位陣の顔ぶれです。

マートン(右)

菊池

山田

大島

ルナ(右)

雄平

鳥谷

畠山

川端

バレンティン(右)

筒香

長野

 

 

2015年

中畑監督最終年。

前半戦首位からの最下位。

そんな横浜はついにホームで勝ち越しています。

ホーム勝敗とシーズン順位、それなり相関してましてホーム勝ち越しは翌2016年につながるものでした。

その年のオフに上位進出の機運を覚え

aaakkkaaa.hatenablog.com

と思い出深い記事を書いています。

その年、横浜が記録したチームwarは+25勝もなくwarで期待される勝敗で言うと大雑把に60勝83敗(実際の数字は62勝80敗1分け)。

最下位の数字なんですがチームが上位進出するための土台のようなものが出来つつあります。

このチームWARを+8勝あげて+33勝 68勝75敗ぐらいのチーム力に導いたのがラミレス横浜(ラミレス他、チームスタッフ、中畑監督時代からの積み上げもあって)でした。

それでも、はっきり言って一般的にAクラスになれないのですが・・・

いやはや

川端

山田

筒香

ルナ(右)

ロペス(右)

平田

鳥谷

福留

マートン(右)

梶谷

新井

田中

雄平

 

2016年  

外国人野手が打率10以内に誰も居ない年。これまでは2,3人いたのですが

各チーム、徐々に外国人野手補強に苦戦し始めます。

内野安打率15%を超える選手がトップ10から消えました。

この年、規定をクリアできた野手で内野安打率15%を超えた野手は倉本(16.6%)、大島、阪神高山(16.9%新人王)の3人のみ。

 

本格的にゴロを打てが機能しなくなり始めます。

広島の二遊間が・・・良すぎたのもありましたが守備力が可視化し始め急激に守備力が上昇し始めます。

倉本のようなゴロ÷フライの割合が2を超えるような野手は継続して活躍し難い時代に。

ヤクルト川端ぐらい?倉本の師匠筋の川端も苦戦し始めます。

ゴロ打てで指導されたスモールベースボール向きな横浜野手に陰りが出始める時代。(大村コーチはもういない

横浜二軍が壊滅的な状況になる予兆。

 

坂本

鈴木

筒香

菊池

福留

山田

村田

川端

新井

坂口

 

 

2017年 規定を打った野手で内野安打率15%を超えた野手は26.2%を記録した中日京田のみ 

ゴロとフライの比率は2を超え、後の打撃成績における伸び悩みの一端を新人時代から記録していた。

中日大島が2000本安打を記録できたのも京田と違い内野安打に依存してない面があり、この年打率3位の.313を打ちながら内野安打率は13.4%。

内野安打ありきで野球している選手が京田に限らずいた時代。

足早いんだから転がせが定番だった。

今も?

 

宮崎

マギー(右)

大島

安部

ロペス(右)

鈴木

鳥谷

坂本

糸井

田中

坂口

 

 

2018年 

横浜の野手受難時代。

伸び悩みを覚えた年です。

芝変えてゴロが・・・という切っ掛けがありましたがこれ不味いと感じた年でした。

aaakkkaaa.hatenablog.com

 

リーグとしてはこの年の打撃成績がピークで徐々に投高打低へ

当時、記事連載で予想していたトレンドに推移し打者受難時代へ。

横浜二軍は投打に焼け野原。

暫く投打に戦力供給されないと感じる状況に強い失望を覚えた年です。

厳密にいうと2018年以前に2016年に一軍レギュラー格になった桑と左の砂田最後にまともに二軍から選手が供給されず即戦力を除くと投打に供給を断たれています。

 

即戦力ドラフトと外国人で何とか回していた時代。

二軍に関しては従来から記事で書いている通り状況大分良くなりましたので後でまとめて記事書く予定。

全く共感されませんでしたがXでこのままいくと横浜は不味いっと有識者と意見交換したのが懐かしいです。

 

中継ぎ、先発ともに自前で育成できず。

特にきつかったのが中継ぎ。

あの平田(2013年ドラ2 大卒社会人、三上同様遅い入団)ですら二軍で燻り一軍戦力としてファンに認知されたのが2020年でした。

 

育成能力どうなの?って状況です。

即戦力でも中継ぎ供給されずドラ3伊勢が久しぶりに中継ぎとして活躍したのは2020年。

これだけ戦力供給ないなかラミレス時代、良く戦えたかな。

そんな年の上位陣。

ビシエド(右)

坂本

平田

青木

アルモンテ(両)

鈴木

雄平

宮崎

坂口

山田

岡本

糸井

 

 

2018年並みの打撃成績だが翌年から投高打低が加速へ

2019年

鈴木

ビシエド

糸井

大島

坂本

西川

青木

高橋周平

阿部

亀井

 

近本が登場、内野安打率20%超えるがIsoPで0.10を超えるなど長打力で伸び悩んだ倉本や京田とは差がある感じです。

京田も試行錯誤の過程でIsop10%超えた年ありましたが翌年に内野安打型の打撃に戻してしまっています。

巨人丸や元横浜の梶谷のようにあるレベルの長打力がない(というより引っ張れないと)と継続的に活躍が難しい環境になっています。

・・・横浜森が難しいと感じるのも二軍レベルで長打力がないから。

素質はかなりあるんですが・・・

一軍で伸びるのだろうか?

強い打球も飛ぶときあるんですが

ばねもあって素材は一級品。この人をしっかり育成できないと本当に困る。

 

 

2020年 外国人野手10位以内0人。

内野安打15%を超えた規定クリアした日本人野手は近本の18%、京田の15.6%

佐野

梶谷

青木

大島

村上

高橋周平

宮崎

鈴木

近本

 

 

2021年 この年も10位以内に外国人野手0。

待望の打てる二遊間の選手。牧加入 横浜の戦力読みが急上昇した年。

内野安打率15%を超えた野手は京田のみ、.313打った近本は12.9%に低下。

鈴木

板倉

近本

桑原

佐野

宮崎

小園

大島

西川

 

 

2022年  ビシエドが5位にランクイン。 

内野安打率15%超えた野手0、リーグ最高は中日岡林の13.7%。

村上

大島

佐野

宮崎

ビシエド(右)

近本

岡林

板倉

吉川

中野

 

 

2023年 サンタナが3位にランクイン

宮崎

西川

サンタナ(右)

大島

大山

坂本

近本

中野

大城

岡林  

 

 

総論

統一球以前と以降で大きく違うのは内野安打率。

 

同時に内野守備力が可視化されたことで内野を抜くが難しくなっており叩きつけるような打撃をする野手が減っている。

右打者で叩きつける、走り打ちするような野手は元々少ないためトレンド的に左打ち野手(元巨人の藤村や元横浜の内村など多数)の淘汰につながっている。

 

右投げ左打ち全般が苦戦している可能性も想起し記事連載始めたが、そういうトレンドは確認できなかった。

しっかり打撃していればドジャースの大谷なり問題なく、そういった打撃ができない選手はレギュラーになれない為、今回のような数字(日本人野手10位以内という検索方法では)の確認では見えにくいのかもしれない。

 

トップレベルの野手に関していうと大きな変動はなく1.5軍選手の方が影響が強かった可能性がある。(横浜の育成が苦戦した原因の一つ)

俊足巧打とはいえないがゴロの多い倉本のような野手の方が影響大か?

柴田が石井コーチの指導で自ら良さを消すコースヒットを狙うような打撃をして場を失ったが

細川らも当てる打撃をした事で自らの長所を消すに至っている。

尚、石井コーチもリスクわかっていて指導しており強くは批判しない。

しょうがないかなぁ。

 

選手のピックアップ、起用などみると目利きとして優秀なコーチだろうか?

 

が、彼が唱えるランナー1,2塁クリーンアップピンチ論に関しては。。。

打撃がなぁ・・相変わらずだが

 

現状、強い打撃の指導が遅れる事で結果はでてない感じである。

そもそも進塁打はゴロ打つ打撃なわけで・・・

 

ここまでは過去記事でも書いていた事なので特に驚きはない。

では?主題の左の佐野らが苦戦している理由とは?

 

 

もう少し違う観点で切り込む必要がありそう。

 

 

佐野個人にフォーカスして調べる予定。(今期今一と感じる牧の成績も近い感じになっています。故障の影響もあった?そもそも牧、新時代との比較でファーム変えてるので別記事になります)

見ていると まぁーそうかなは確認しました。

これ横浜の左打者全般に一致する特徴でもあるので指導の癖あるかも。

あったと過去形の部分も内包しつつ、過去の影響が今出てきている感じかな。

 

昨年の開幕時の林をみて打撃に対して評価が低く今年の度会の評価が高い理由が上記背景でもあるが

分かる人、コメント書き込みお願いします。

 

 

 

 

 

 

余談

今期、やっぱり手を打つの早い感じです。

対左対策とは言え前日に殊勲打を打った筒香を早々に試合から外すとは思いませんでした。

善き兆候です。選手を使う事でピックアップできますし選手の士気を維持できます。

知野や出番失いつつあるクワを先発で起用する事による効果、メッセージは大きく筒香の休養もかねて良い事です。

また戸柱の起用が最近良いんですよね。

石田と戸柱のコンビ解消して山本を起用したのも含めチームとして上手く配球している感じです。(情報交換ができている)

 

去年、その戸柱をシーズン途中に非戦力化させ干しあげた監督がです。

極端な選手起用をする監督さんなので一回、序列落ち切ると挽回難しい(厳しい起用)のですが今期は割合、広く選手を起用している感じです。

プランBなき横浜の症例 戸柱をシーズン中に非戦力化させた影響に想う 23.10.17 - 所持雑感

 

序列変更するにしても大事にせず、おやっと思っていましたが

ヤスアキの配置転換? 昨年とは違う所作と横浜の可能性に思う 24.04.28 - 所持雑感

にて

打線の形のようなものが見え始めている気がします。

今期、形出来るの早いかもしれませんね。

今期の展望に関し明るい予兆と思い記事化です。

 

っと書いていた通り今期、チーム周りがスムーズです。

過去と違って。

可能性を感じるを表題に3本ほど書いている理由です。

過去、3年で覚えなかった期待感をチームに抱き始めています。

戦力的にはどうか?と思うのですが

不思議な感覚です。

 

上記記事(連敗中でした)を書いた時に横浜は翌4/29、にも負けて借金4の最下位転落しています。

この借金4が今のところチームの最多借金です。

 

形が崩れかけても今期(回復が早い?)は維持できてるんですよね。

過去は、そのままズルズル行って落ちるところまで落ちてから修正していたのですが割合早い感じです。

正直、今の野球とアンマッチに感じるチーム方針を一部継続している事に不安もあるのですが

以前ほど意固地にはなってなく上手く折衷案を。

 

 

そういえば

プランBなき横浜の症例 戸柱をシーズン中に非戦力化させた影響に想う 23.10.17 - 所持雑感

引用

それが戸柱流出につながり来期に悲しい事に・・・

なるかもしれないです。

だろう運転は危機管理上ダメです。

 

残留ありがとうです。

戸柱不在でしたら多分かなり今期の横浜低く見積もっていたかな。

上手くジャクソンをリードしたようです。

 

www.nikkansports.com

 

石田の今シーズン初勝利も戸柱と組んでした。

チームで配球するで育成した最初期の捕手が戸柱です。

ベテランの伊藤ともども大事に遇してください。

戸柱や伊藤が組んで投手成績悪くても山本らにフィードバックされているのであまり激しく批判しないであげて欲しいんですが

 

守備走塁に課題ある佐野同様、かなりのヘイト買ってるようなので擁護を

最近の連載記事も佐野を外せという風聞に対する対応で

彼、横浜で抜けてる左打者なんですよね。

期待して佐野を応援して欲しくもう少し記事続きます。

現時点でのスイングから予想されるポテンシャルが抜けています。

 

昨年の低調な打撃成績にWARを理由に判断して(守備に課題あるうえにチーム事情で守備位置転々とするので元々低いですが)

欲しくなく記事書いています。

続けて、もう少し佐野に絡めて横浜の伸び悩んでいる左野手事情に関して自分なりの考察記事を書いていきます。

 

昨年の開幕時の林をみて打撃に対して評価が低く今年の度会の評価が高い理由が上記背景でもあるが

分かる人、コメント書き込みお願いします。

尚、これ今の横浜の左の課題かな。

二軍に落ちて再昇格してきた林の打撃が評価一変した上に成績もよくなった理由です。

二軍で修正されている時点でチームも課題として認識しているようなんですが

だから森、将来を考えて二軍にいて欲しかった。

一軍で課題解決できるんだろうか