引用
ところが終盤にかけて点差が詰まり、チームバッティングが求められてくると、粗さが目についた。2点を追う6回無死二塁、蝦名は進塁打を打てなかった。右飛で逆方向の意識は見えたが、それは最後の1球だけ。それまで右に転がそうという姿勢は出ていなかった。打線全体、制約がかかると途端につながらなくなる。
打線全体、制約がかかると途端につながらなくなる。
横浜の野球が詰まらなく感じる理由なんですが駆け引きになってなく制約が選手の足を引っ張る感じになるんですよね。
本来の良さが影を潜めるわけです。
この辺は石井コーチが言う破壊力を落としていたやら、23年7月の進塁打野球、一点奪う野球を全力でやり過ぎて自壊した野球につながります。
最後は折衷案的に進塁打狙い過ぎると打撃崩れるのでバント企図が増えています。
リーグ一位の企図でした。
その野球を今年、改めバントをあまりさせてません。
昨年の結果があって今年なので進塁打を狙い過ぎる事の弊害も熟知しているハズですから
どうなるのか・・・シーズン成績みてまとめる予定です。
そうは言っても昨年はあまりに悔しく、優勝を逃して呻くように
書いてます。
7月の手打ち野球は本当に見ていてつらかったです。
優勝できると思っていたチームが優勝が現実的になったが故に急失速していったわけですが
その現実的な優勝に対しチームが下した判断は一点を奪う野球。
あまりに打球が弱すぎて途中から間が崩れ引っ張りにシフトしましたが修正に時間かかっています。
この引っ張る姿勢を批判する評論家諸氏多かったですが打球が弱いと野手は本能的に振りに行くんですよね。
でも、
チームは
打線全体、制約がかかると途端につながらなくなる。
で堅くなっており首脳陣(石井コーチと推察)が下した対応は
プルヒッター梶原抜擢。
ブンブン振ってました。
この辺が23年横浜の底だったのかな。転換点です。
その後、相変わらず心を折る(今年は以前なら折る場面を折らない采配しています。)ので佐野の涙目他があり最後は2位すら維持できずシーズン終えています。
23年横浜は先発投手陣が良すぎた事で一点を奪う野球に固執するあまり
>打線全体、制約がかかると途端につながらなくなる。
になったわけですが
意気込み強すぎるとねばならない野球。
三浦監督采配の特徴にプランAしか考えない事が多く相手みないんですよね。
5/10の試合で阪神岡田監督にえっ?と言われていますが
「向こうが先に右の代打出すから、こっちがびっくりするわ。左(打者)3人でなあ、左(投手)いくの分かってなかったんかなあ」
こういう采配するんです。
三浦監督、結構する。
ワンテンポ遅らせられず、右の蛯名(しかも左に強い)を先に告げてしまう。
右の代打で蛯名を使いたい。
監督都合なわけですね。
なので岡田監督ビックリして左の島本を送らず右の石井を続投させてます。
リリーフカーで島本乗って球場に出た後、Uターンしていきましたがよくやる采配なんですよね。
一呼吸待てない。
待たない。
一呼吸待つことで相手のカードを削る事できるのですがしないわけです。
最悪、蛯名が併殺を打つと相手のカードすら削れなかったわけですが
相手でなく自分。
先手、先手のバッテリー主導の野球が好きなんですよね。
プランAで攻め気が強すぎるのでベンチ枠広がっているのに選択肢がなくお手上げになる試合多いです。
ロッテに移籍したソトとかを以前は5、6回に下げて守備固めに入ってましたが
プランAの一点を守り切るに固執してしまい同点、逆転された場合の想定外に大変もろかったです。
未だに、その手の采配多いです。
決め打ち、そのまますんなり行く場合は強いですよ。
しかし、そんな事ができるのは強いチームだけです。(横綱相撲ともいう)
そんな三浦横浜ですが4年目になり随分(年々)改善されています。
っと別の記事になりかけていますが
チーム内不和が多くバラバラになり易いチームが一丸で戦えているのは三浦監督の影響もあるモノと感じています。
我が強い采配を三浦監督行いますが三浦横浜、一点を奪う野球を標榜(プランA)する割に以前と違って技術的に課題ある選手には進塁打を強く要求しなくはなって来ています。
なっていますが未だ不十分な部分で
駆け引きになってないんですよね。
そりゃ相手も進塁打を意識した制限の強い打撃ですと守備位置も含め配球し易いですので。
なので谷繁に
打線全体、制約がかかると途端につながらなくなる。
っと評されます。
そして谷繁からお決まりの文句
ただ、それだけでは、シーズンを通して勝つことはできない。突き詰めて欲しい。
っと
評論記事を〆ていますが
その方向性、止めた方が良いんじゃないかな?
辻、西武のように突き詰めずシーズン通して勝ったチームも居ます。
勿論、落合中日のように突き詰めてシーズン勝ったチームもありますが
昨年の岡田阪神みるまでもなく一部のチームを除き進塁打至上主義じゃなくなりつあります。
どうしても進塁打欲しい時のみ岡田阪神、バントを命じています。
「俺が2軍(打撃コーチ)の時、北川(現2軍打撃コーチ)が無理やり右方向に打とうとした。“打て”のサインやのにな。極端に言ったら、サイン無視よ。ゲッツー打つんやったら引っ張って、ええ当たりの遊ゴロを打てと言うた。そういう打ち方しとったら、三遊間を抜けていくようになったんや」
ゲッツー打つんやったら引っ張って、ええ当たりの遊ゴロを打てと言うた。そういう打ち方しとったら、三遊間を抜けていくようになったんや
っと逆の
右打ちするような変な打ち方で
打撃を狂わす。
今の環境、制約あるとかなり難しいです。っと三浦監督初年度から言い続けてます。
その辺の苦しさ、難しさは
石井打撃コーチ自身が一番痛感してそうです。
試行錯誤、年々いろいろ理想と現実のギャップで対応してるのはみていてわかるので頑張ってください。
打撃も以前ほどねばならいでないです。
この辺も含めて修正してくれる可能性あるのが筒香。
筒香のケミストリーの結果、制約のかかる打撃も上手く行くかもしれません。
打力が上がる、チームに形ができる事で制約のある打撃上手く行きやすいんですよね。
駆け引きがそこで生まれます。
チーム力は過去4年で一番ないハズなんですが妙な可能性を覚える横浜です。
去年のチームで優勝できなかったのに今年に可能性を覚えるのも変ですが
過去3年間、本当は強かった横浜。
その3年を逃し今年弱体化しているはずなのにまとまりを覚える。
戦力推計通りに下位に沈む可能性もありますが不思議な感覚です。
戦力あっても最下位だと書いていた21年とは真逆な予感です。
なって欲しいも勿論ありますが選手のメンタルを配慮した普通の対応に、いろいろな試行錯誤。
そして筒香。
ケミストリー。
物語を期待する事で生まれる期待感。
横浜らしくて良いんじゃないでしょうか?
勝ったで良いと思います。ファンはそんなものです^^
そういう記事は、他の方がたくさん書いていると思うので
そちらへ
私も、心情的にそちら側なんですが谷繁が横浜の課題、そのもの図張りを私とは逆の立場で書いてくださったので記事化しています。
割と谷繁のような考えが世の主流とは思うのですが
これが難しいんですよね。
進塁打、一点を奪う野球に関してのバランス。
ここ横浜のポイントです。
難しいテーマですが出来ると大きな武器になります。
いい塩梅にバランスとってくれるような期待あります。
打てるようになると自然にできるのが進塁打です。
駆け引きの延長線上でしょうか?
そういう野球をまたみたいです。