2020年、横浜の現状と未来について① 12球団で唯一チームWARで+40勝を超えた事がない横浜について想う

優勝候補と言われる?横浜。

そんな横浜ですがAクラス相当の力があると考えられる+40勝をデルタが数字公開した2014年以降で唯一超えた事がないチームです。

 

優勝という大目標で俯瞰した時、課題あるのが現状です。

 

長く低迷している中日。

その中日が+40勝を最後に記録したのは2014年でした。

あの時の中日は4位に低迷したとは言え強かったです。

勿論、その後の低迷の萌芽もファーム中心にみえてましたが(2012年にファームで無理な首脳陣交代が響き供給源が断たれ焼け野原状態へ)

 

そんな中日ですが横浜が過去記録した最も高いチームWARを2019年に+2勝上回るなど体制を整えて来ています。

一方で横浜は未だ暗い闇なのかを歩いている面もあるわけです。

良い意味で試行錯誤していると解釈もできる停滞。

 

 横浜が記録した最高のチームWARは2017年に記録した+36勝程度でした。(おまけで2019年に記録した数字も+36勝)

 

WAR0勝(2軍相当戦力)は大よそ35~40勝想定され。負け数が100敗を超える状態となります。

そんな戦力に対し横浜が過去記録した最高戦力は+36勝できると言う意味です。

上記定義に当てはめるなら70勝から75勝程度のチーム戦力想定になります。(5割弱)

 

+40勝はチーム勝率5割を超える目安となる75勝~をシーズン期待できます。

そして優勝チームの多くは+45勝を超えていきます。(80勝~の戦力想定)

+45勝以下で優勝するには混戦か、他がより弱い場合が必要です。

 

勝率5割なら上手く運用すればの注釈が付きますが指揮官次第で目指せる戦力。

巷間で言われる指揮官次第(ラミレスがいなければ優勝)で優勝の戦力でないのは見ての通りです。

レギュラーは一見素晴らしいですが何らか課題ある選手が多く、5ツール選手が少ないです。

そして、控えは育成に苦戦した事もあり数字が悪い。

 

+40勝以下で優勝したチームを私は知りませんし+35勝程度の戦力ですからハードル大きいです。

 

実績上、Aクラス(チーム戦力上5割以上と考えられる+40勝)に相応しい戦力を一度も保持した事がないのが横浜なわけです。 

 

昨年は主力野手、投手が故障しなければ+40勝を超えれてたかもしれない年でしたが育成に失敗し控えが弱い横浜の場合+40勝を超える事ができませんでした。

 

結局、2位になれたとはいえ2019年中日との比較で+2.0勝、ゲーム差で4.0ゲーム程度のチーム力差がありました。

この弱さの原因を知らないと今の横浜の実像が見えてこないと思っています。

 

ロッテが昨年、久しぶりにWAR+40勝を超えました。

継続して強くなっていくチームの場合、2014年の広島のように予兆として+40勝を継続して超えていく足腰の強さのようなモノが確認され易いです。

 

順位悪くても数字は良い。

指揮官を代えればで済むとしたら、そういう状況です。

 

4位に低迷した2015年広島さんのチームWARはリーグトップクラスでした。

優勝したヤクルトさんより上だったと記憶しています。

その個を成熟させる形で広島さんは2016年から3連覇を果たしています。

 

また、継続的に出せなくても瞬間的に+40勝を超える年があり横浜以外のチームはセパ、含めて一度は記録しているのですが

その目安の+40勝を横浜は12球団で一度たりとも超えてないという意味、事実を、重みをどれだけのファンが理解しているのか?個人的には怪しく感じています。

 

球団として何らかの課題があったからこその結果です。

 

過去記事読めばわかるとおり総てにおいて成功したわけではなく失敗した部分もあったわけですね。

 

じゃーなんで超えなかったの?っという話になります。

 

如何にして横浜は育成し今があり将来につながるのか視点で一回まとめさせてください。

この連載自体2018年オフに野手についてやっていますが

その当時の危惧通り横浜の高齢化進んでます。

 

https://twitter.com/aozora__nico2/status/1175221981072916480/photo/1

 

 2019年実績上最も高齢化が進んでいたチームが横浜です。

中堅層(入団5-10年面)が試合に出れませんでした。

20歳代の選手はいますが主力として成長できずラミレス監督時代以降に入団した佐野や柴田らが主力になりつつある状況です。

 

関根が期待され続けなかなか目が出なかったのもファームの育成方針(中畑さんや高田GMが理想とした野球)と関連している可能性があります。

 

昨年、関根が当てる打撃フォームを改め強い打撃を意図したような打撃スタイルに変更しましたが時代の変化を覚えますね。

 

一時は中畑さん時代の育成で結果を出していたのですが

下園が2016年に活躍し翌2017年に放出される程度に求められる打撃の質が変化してまして対応できませんでした。

 

その変化は現在育成中の知野などにみてとれ。

昔の育成方針(本人が強く求めるなら荒波らのように了解しています)ならあんな振り回す打撃はさせなかったもしれません。

 

そして投手陣も即戦力以外は供給されてなく苦労しているわけです。

 

百瀬など四球前提の打撃をしてましたが随分変わりましたね。

横浜は結果論で育成に失敗したのは選手構成、数字をみても明らかですが変化の胎動も覚え佐野らを見るまでもなくポジティブに評せる部分もあります

 

試行錯誤、失敗をどのように活かしたか?っとでも考えて連載読んでください。

連載続くは私の気力とリソース次第ですので途中でリタイヤした場合はご容赦を。

 

因みに野手以上に酷いのがファームにおける投手育成状況です。

育成が悪いのか、ドラフトが原因なのか線引きし難いですが即戦力以外上に供給できていません。

今の所ですが。

 

そんな連載の前に横浜が昨年と違い指揮系統に混乱がなく(混乱を感じない)、まとまりのようなモノを覚えるというのを記事化しておこうかと。

明るい話と思うので。

 

一度失われた戦力の割に勝てる部分が復活しつつあります。

尚、WAR以上の勝率を上げているのはラミレス横浜が効率的に得点しているからで。

予想される得点より多くの得点を。

リーグトップの数字の利得を叩き出しています。

チームを壊した2018年以外です。

その壊れた2018年も利得でみると±0で通期に渡り数字は出しています。

 

参考記事

aaakkkaaa.hatenablog.com

 

一般的な采配ではないんですよね。

ラミレス。

結果、統計の枠から外れWARで予想される以上のチーム成績を出していた面があるんではないかとみています。