ベルギーに3対2。
本田の得点シーンではマーカーがズレるなど完全にベルギー守備陣を崩しきってましたね。
(舐められていた感もありますが)
さて、いろいろ物議を醸していたザックジャパン。
戦術はいじらず、選手を入れ替える事で修正を加えています。
で、日本の問題が解決できたかと言うと・・・
あまり変わらない気もしますが、遠藤の使い方を変える事で守備面での改善を感じられるます。
(攻守両面の改善につながる可能性を感じます)
バックラインがハーフラインの近くになる事が多いザック戦術の場合、集中力を継続して発揮して守備にあたる必要があります。
でないと、直ぐ一対一になります。
カウンターに弱いです。
全体で攻守における意識の共有を図らないと非常にチグハグな状況になり易く、ザックジャパンが不安定になり易い理由でもあります。
ぽっかぁん的な感じで守備が崩される原因。
むろん、修正は可能なのですが、守備意識を高めると、クロアチア、ベラルーシ戦のように得点能力が落ちます。
いい塩梅というのを模索しているのが現ザックジャパンです。
この辺、従来からの課題でしたので、その対応として、状況に応じたシステム変更のし易い、3-4-3を模索していましたが(攻守両面でメリハリの効きやすいシステム)、召集メンバーを考えるとザック諦めたぽっいですね。
遠藤の使い方で、スイッチを入れる気なのかもしれません。
取りあえず、現日本代表は、ドイツの代表時代と違い、いろいろ話し合っているなぁと感じる試合でした。
意識の修正を図っているのでしょう。
(結果が出なかったセルビア戦、ベラルーシ戦でも意識の修正を図っているように感じました。)
連携面での向上を感じます。
チーム全体で課題を共有し、皆で話し合っているんでしょう。
ドイツW杯とは違うなぁ、ホント。
精神的支柱やら、なんやら持ち上げられた中田英、そのキャップテンシーの結果は、ブラジル戦後、一人、芝生で転がっていたシーンに象徴されます。
個々がバラバラに戦い、空中分解した日本。
その反省に基づき、個々にバラバラに戦った連中が控えに回ってサポートした南アフリカ大会。
そして、遠藤がベンチに走りよる。
ドイツを経験したことがある遠藤がいる限り、そうは崩壊しなさそうです。
因みに、ハイボールに対する処理=セットプレイ対策は、相変わらず課題が残っていますので、W杯では苦労しそうですね。
吉田、川島、双方ともに、ハイボール処理が課題です。
今野の方がポジショニングをみると上手いと感じる時があるぐらいです。
対人能力もそうですが、吉田君は弱いです。
身長高くても、あれぇ?は酒井君をみて感じてくれると思います。
まぁ、私がわかるぐらいですので、今の現代表でしたら、きっと皆で課題を話し合ってくれていると思います。
良いチームだなぁ、ホント、これもドイツの苦い経験があるからなんでしょう。
遠藤は、出来る限り代表に残って、その経験を伝えて下さい。
2002年に中山と秋田が、戦力でなく、それ以外で、2010年は川口が・・・
ベンチウォーマーって大事です。(アブダビの夜における三浦さんの言葉は熱かった。で、その後、崩壊・・・)
能力がないと馬鹿にし、詰り過ぎると、空中分解しかねないのですが、いやはや、未だに楽天ファンの皆様の手厳しいコメントが忘れられないです。
しかし、
前記事で、
>選手間により攻守のバランスに意見が分かれ始め、バラバラになり始めているような気がしますが、どうなんでしょう?
その意味で、ザックの指導力が問われていると感じます。
と書きましたが、
これ監督でなく、選手たちで解決したような気がするのは私だけなんでしょうか?
選手に対する指導力、影響力・・・
選手個々のインタビューを聞くかぎり、コンフェデ以降、かなり迷った感を覚えます。
見失いかけたとも思いますが、そこにザックが監督として、関わった形跡を私は感じません。
そこにザックの監督としての限界を感じます。
まぁ、なんにせよ。
もう、W杯目前ですし、あまり現代表を詰らないでねぇ。
(監督の引き出し不足に関して私も不満ですが、チームの意識の修正を整える事に関し本田たちに期待します。)
昔と違い、高度に組織化された戦術を採用するようになった以上、現場で実際にプレイをしている彼ら自身(選手たち)が一番状況を、わかっていると思います。
誰もがわかっている正論を指摘しし続けられると、受ける方は苦しいです。
課題に向けて真摯に取り組んでいるのも事実なので、厳しさの中に愛を感じる応援をお願いします。
頑張れぇ、日本。
応援しています。