獲らぬスタンリッジの皮算用

スタンリッジがチーム事情により阪神から自由契約になりました。

他のプログでも、いろいろ、ご意見を述べられているようなので、私も。

動機は、私がベイファンだから。

ベイスターズの補強ポイントは、誰かがどうみようと、投手力

失点、多すぎます。

そんな中で防御率2.74のスタンリッジが放出されたと聞けば、獲らぬ狸の皮算用をしたくもなります。

ってなわけで皮算用をしたく検討をしてみました。

個人的に数字が好きなのですが、一般的にセイバーにおいて防御率は、それほど評価されません。

理由として防御率という指標が、投手本人以外の様々な要因(球場、守備陣、相手etc)によってなされるものとして理解されているからです。

当たり前ですが勝敗も、同じ理由で重視されていません。

セイバー誕生の背景が、従来と違う別の見方の提供によって、より良い選手の発掘を、つまり、Aというチームでは力を発揮しなくても、Bなら力を発揮するかもしれないとか、

逆に発揮しない(思っていた以上、活躍しないかもしれない)等をみる為の指標なので、上記のような考え方になります。

で、そんな風に考えた時、スタンリッジは、どのような皮算用になるのでしょう。

一応、皮算用を始める前に

簡単なスタンリッジのマイナス、プラス面について

マイナス面は

怪我がち、年齢・・・

プラス面は

投球回数が150を超え、防御率が良い事。

勝敗は8勝12敗。

勝ち負け以外で、日本で評価されるような指標における実績はまずまずです。

んじゃ、セイバー的指標では、どうなんでしょう。

最初にWHIP。

1イニングに何人の走者を出したかを表した数字です。

1.10未満でエース級、1.101.25ぐらいがローテーションの2,3番手の投手と言われています。

で、2013年のスタンリッジのWHIPは投球回数をクリアした投手17人中14位の1.29・・・

あれぇ?

なんか怪しいぞ。

思ったより良くない。(そりゃ防御率とWHIPは違うから、当たり前)

失点に結びき易い、被安打率は14位の.266。

というか、WHIP自体、14位ですから、当然の帰結として被出塁率も高いです。

なんか怖いなぁ。

どうも、ランナーを出しながら、粘り強い投球をするのが心情のようです。

って本当かねぇ。

ランナーを出したが、失点はしなかった投手が良い成績となる指標で、LOB率がありますが、それをみますと、リーグ7位。

防御率が良く、WHIPが悪いのですから、ある意味、予想された数字なので、なんというか、残念感と言いますか。。。

甲子園との比較でパークファクターを考えると、横浜、止めた方が良いジャン的になります。

横浜ですと、甲子園では打たれないHRを打たれそうなんですよね。

以上、獲らぬスタンリッジの皮算用でした。

ところで、横浜の投手陣にスタンリッジ以上の能力をもった先発投手がいるのか?というと。。。 (/_;)

何処までを期待するかでとっても良いかも。

防御率が3点台後半、限りなく4点台でも、チーム事情上、目的を果たす可能性。

例えばCS進出に向けた、1ピースになるのなら、獲得ありです。

が、未だ未だ、いろんなものが足りず、チームの方針次第ですかねぇ。(優先順位次第)

オリックスのように2014年が勝負(イ・デホが退団しちゃいましたが)の年と考えるなら獲得に出て欲しいですが。。。

今年の軽量コーチ陣をみると、昨年のオフとは違う空気も感じ、さて、はて。