京田、動きが良いですね

育成で難しいのは、

4番、エースとは言われますが、

遊撃も難しいです。

私の経験上、守備に課題を抱えた新人遊撃手が、経験を経るに従い良くなった例は捕手との比較で少ないです。

あるレベルの素養を新人時から発揮できるケースがほとんどで、だいたい、2、3年で完成域に入るイメージを持っています。

経験を問われる捕手とは真逆のポジションです。

坂本のような例外もありますが(元々、上手かったですが、さらに上手くなりました。才能に技術が付加されたような感じです)、あれは井端と言う選手と出あった事による僥倖のようなモノで、

その多くは、

持って生まれた才能で決まり易いです。

新人の京田、動きが良く感じました。

ビックリしました。

原石ですね。

堂上を押し退けての開幕スタメンです。

その期待の高さが伺えます。

遊撃守備は天然ものであるケースが多く、

新人の時点で、ほぼ器(打撃は伸びます。)のようなモノが見えるケースが多いです。

かなり良く見えました。

そうしますと、守備に定評のある堂上は、二塁にコンバートされますので、二遊間の層の厚さはかなりのモノになります。

昨年は、荒木が調子を落として6月以降、チームが崩壊しましたが、

内野の層に課題を抱えていたチームが中日です。(内野、2番が不在。横浜が抱えている課題に近いです)

ここ数年、補強を凍結し、FA流出させ、外国人も獲得せず(3000万円均一)、選手層を薄くすることで、育成に力点おいていた中日です。

関連記事2016年07月21日

中日 ヤル気のない編成について雑感

二軍で育成していた選手が2012年に壊滅した影響で投打に次世代の候補が不在だった中日ですが、

そんな中日も候補が豊富になってきています。

そんな状況下で、

堂上がバックアッパー的(そんなのに満足しては困る立場の選手)な立場になりますと、数だけでなく質も向上し、様相が一変します。

ここに、

周平らが、絡んでくるのですから、チームとしての地力は随分上がりますね。

1,3塁の守備もあり、中日の守備力落ちたように思えますが、

二遊間の守備は、かなり強力です。(に感じました)

後は、併殺プレーみてみたいですね。

横浜の遊撃手、倉本は併殺プレーが苦手です。

体勢万全でなく、上半身だけで投げる事により、地肩が試されます。

NPBの場合、二塁の方が地肩を、より試されるケースが多いのですが、

倉本を見ていて、遊撃も、必要と強く感じ始めています。

(元ヤクルト宮本さんのように、地肩弱くても、名遊撃手として名を馳せる事も出来ますので地肩が総てとは思いませんが、やっぱり必要すよね。)

MLBの遊撃ですと、地肩が総てと感じるような守備ですので(逆シングルでとって投げます)、文字通り地肩次第なのですが、オージースミスとか、化け物です。

シーズン補殺記録をもっていますが、魔法使いの名に恥じない選手です。

無理な体勢からも、良い送球が行くような地肩の強さがありますと、補殺数が増えます。

坂本が、最近、そんな守備を見せますが(深い位置で逆シングルで取って一塁に投げる)、そんなプレーが増えますと、セイバー上、評価が上がります。

文字通り、ヒット一本、損したデス。

(坂本のUZRが高い理由)

日本の場合、逆シングルで処理するような守備をアマチュアでは、あまり教えていません。

結果、地肩が試されるようなケースが併殺などで見ないとわからないです。

宮本さんや、川相さんのように技術でカバーするような守備が主流ですかね。

倉本も、体勢万全なら、良い送球行くのですが、地肩(ボディバランスも含めて総合的なモノ)が弱いでしょうか?

もし、京田の地肩が、あるレベルで強いのなら、う、羨ましいレベルの遊撃手の誕生です。

まぁ、数試合しか見てないので、勘違いかもですが、おって、感じる瞬間は野球ファン的には醍醐味です。

(最近の、おっ、は悪い意味でも、良い意味でも、精度高くなったと自負しています)

その、おっを見て、その選手の将来の大活躍を夢想し、俺、昔から、そう思っていたんだぜは、野球ファン的には鉄板ネタと思っています。

タニマチ感覚で選手をみますと、その選手への愛情が深くなりますし、その成長を追いますと、より面白いですかね。

谷繁も監督辞めましたし(横浜ファンです)、中日追うのも、どうかとは思うのですが

ドラ2、京田に注目したいです。

勿論、後年、俺、あの選手に注目していたんだぜぇを言う為ですw

最近、

パリーグを中心に新人即、遊撃レギュラーを確保する選手が相次いでいますが、

セでも久しぶりに、守備で、おって感じる遊撃手の誕生を予感してしまいました。

閑話休題

NPBMLBでは内野守備で方向性が違います。

捕手のリード論にも同じものを感じますが、

同じ選手と何度も対戦する。

対戦数が少ないの差でしょうか?

この差が大きいです。

マニアックな守備、配球論が日本では発達し(何度も対戦しますので情報収集の精度と、その対策リソースをかける意味があります)、

一方で、

MLBでは、

同じ選手と、何度も対戦しませんので、力対力の勝負になり易いです。

日本の配球論は、

相手の弱点を突く。

MLBは投手の最も自信のあるボールを投げる。

坂本とか、

昨年までの、

倉本のような打者(結果、限界を感じた倉本は、今年、打撃スタイルを変更しています)と対戦しますと、3遊間を閉めますが、

2016年05月19日

倉本が、こうなって欲しい的なモデルケース、坂本の守備(5/18 対巨人戦)について

配球と連携して、守備も動きます。

これが上手かったのがヤクルトの宮本さん。

予め、準備しているわけです。(シフト移動している)

MLBの選手は、特別なケースを除き、ニュートラルな体勢で待機していると思いますが、比較で日本人の内野守備はマニアックでしょうか?

広島菊池が、最近、打球方向も予測したような守備を見せ始めていますが、あー、なると手が付けられないです。

谷繁が、

フィールドに犬がいると評してましたが、

本能のまま、守備をしていた印象の強い菊池に、経験が付加されつつあります。