広島戦、平良×戸柱の化学反応、その予想通りの敗戦について雑感

昨夜、登板した平良と広島打線、相性が悪いと記事で評した事があります。

外一辺倒だった嶺井の配球について雑感

にも記載していますが、

平良のような投手を得意としているかもしれない広島(中日八木等に苦戦した経緯があり、2015年オフに、かなり特訓しています)に通じたら、ローテションでも回れるかもです。

広島打線、実績上、外の出し入れに強いです。

ですから、リーグでも屈指の破壊力を誇示しています。

それでも平良の形は、外の出し入れです。

前記事で形のありや、なしやは重要と記載し、それを崩すとファンの不満が溜まり易いと書いてましたが、まさに私の不満は、それ。

そしてリードする捕手は、外の出し入れに実績のある嶺井でなく、まさかの戸柱でしたので、その瞬間、こりゃ、厳しいとは思ってしまいましたが、悪い意味で予想通りでした。

戸柱のリード、外の出し入れになっていませんでした。

どうも、ワイドに配球したかったようですね。

平良の長所である、粘り強く、外の出し入れをするでなく、形を崩してきました。

戸柱の場合、ペトリック等で苦労したように、その手の配球が今は苦手な印象が在ります。

というより、新人捕手が、そんな有能なわけないのですが。。。

前記事でも、戸柱のリードについて、そう評していましたが、

苦手と言うか、拗らせたと言うべきか・・・

打たれても、粘り強く、外の出し入れ(していませんでした。あれは、ただ外を投げさせただけ)をして欲しかったのですが、彼、度々、内を要求するですよね。

結果は勿論、最悪の結果へ。

内外、通用せずに2回降板です。

横浜の先発投手としては、今シーズン、最短降板でした。(これまでの最短は4.1回)

平良の場合、あの外が持ち味です。

打たれても、それに屈せず、丁寧に、丁寧に、根気よく、外の出し入れをする。

という形を戸柱は崩しています。

捕手、戸柱と聞いた瞬間、今日は厳しいと思ってしまい、その予想通りに、根拠なきイン攻めしてしますが、がっかりです。

まぁ、ファンは、そう言うもなのですが、ゴメンナサイ。

中日大野(今年は未だ良く見てないですが)なら、内を突けますが、球威に劣る投手で内を突く場合、三浦のようなテクニックが必要ですかね。

っと評した平良で、インを攻めてしまった以上、仕方なしです。

意図はわかります。

ですが、それは机上の空論です。

先日も、井納をリードして、やらかしましたが(8回にインを要求してホームランを打たれたシーン。長打を狙っているベテラン打者にインを要求したら、あーなり易いです。)、

えいやっ、投法が好きなんですよね。

試合後、自分の責任ですと、戸柱語っていたようですが、はい、貴方の責任も大きいです。

根拠なきイン攻めをした理由。

ワイドに配球をしたかった意図はわかります。

わかりますが、相手がインを意識(外も機能しない)してくれるような球になってなく機能して居ませんでした。

優先順位として、

まずは、

外の出し入れだけで(力の劣る投手の場合、ゲームを壊さない意味で大切です)、ランナーを出しつつも、我慢強く、粘り強く配球し、先発としての責任回を目指す必要があると思っています。

内が機能し、内外意識させられば、広島を牛耳れたかもですが、その賭けに出て失敗してしまいました。

その意気は買いますが、早々に壊してしまいました。

一方で、平良は平良で明白な課題があります。

投球の帰趨は、投手の実力85%以上、捕手は10%もないという風に思っていますので、まずは平良です。

平良ですが・・・

外の出し入れ、本当に苦手ですね。

元々、プランとして、ワイドに勝負するつもりだったからと思いますが、がっかりました。

最も、去年よりは一歩、進んでいる面もアリ、昨夜のような結果は、戸柱本人も想定していたと思います。

個人的には、外の出し入れのみで(嶺井か高城で)、何処まで通じるか見極めてから、次の段階として内を、如何に使うか模索して欲しかったのですが、

最近の戸柱、妙に意表を突きたがります。

外の出し入れとは、シュート、カッター、スライダー、ストレートを使って、根気よく投げ込む事です。

しかし、戸柱の、配球は、そうなってなく、内、外、両方使うような配球でした。(ワイドに使うつもりだから、そうなります)

結果、両方撃たれました。

打たれても、打たれても、粘り強く、右打者が踏み込んで来そうなら、シュート(沈む系、平良の場合、スクリュー?)、そうでなければカッター、ともかく、

アウトローに淡々と投げ続ける事で耐え忍ぶ、四球で出しても、ヒットを打たれても、我慢強く、粘り強く、相手のミスを誘う。

そんな配球で何処まで通じるか見たかったです。

見てて、苦しい配球ですが、それが必要な時もあります。

それを私は平良で、何処まで出来るのか、広島さんに通用するのか、見たかったのですが、それが見れずバンザイ特攻のような配球を見せられて、御立腹となっています。

まぁ、広島打線が素晴らしかったでもいいのですが、力が劣るからこそ、粘り強い投球(配球)というも、見たいです。

加賀と組んだ高城が、昨年、そんな配球をしていましたが、

外に要求し、打たれ続けると、魔がさして内を要求したくなる場面があります。

内を使える根拠があるのなら構いませんが、ない以上、貫き通す必要があります。

嶺井の配球を評し粘り強い配球と評しましたが、そう言う意味なんですよね。

外一辺倒=逃げではない場合もあります。

加賀なんて凄いですよ。

打たれても、打たれても、逃げずに外。

横浜投手陣でメンタルが強いと言えば、加賀と須田と思っています。