コメント返し込みです。
そして裏返しに、広島さんの育成が上手くいっている理由でもあります。
時代が広島さんで旧来から行われていた指導に合致した面はありますが、広島さんの育成方針を、皆さん、参考にし始めています。
一方、巨人さんは、従来巨人さんで行われていた指導(過去は、それで結果を出していました)が時代に合わなくなった面がありますでしょうか?
近年、育成で結果を出している横浜も、
中畑さんの意向もあって白崎、桑原など、右打ち指導して居ましたので(桑原、右打ち上手です。ポイントが後ろに感じる時は右打ち意識です。)、一貫性があるか、どうかはわかりませんが、
中日戦最終節で二試合連続弾を打った細川に代表されます通り、強く振る事を意識した育成を横浜ではしています。
高田さんが見ている、横浜のファームは、そう言う傾向が強かったかもです。
毎回、思うのですが、横浜の場合、二軍でしっかり育成された選手の方が一軍で結果を出して居まして、白崎、関根、高城など、本来の力を発揮できてないです。
宮崎や、桑原(中畑さんに期待され起用されましたが二軍では振り回していました。結果、2016年につながっています。本人も、あーだーこうだ考えてダメだったと語っていますが。。。)等、二軍でしっかり鍛えられています。
勿論、倉本のようなケースもありますので常にではないのですが、ただ一軍で起用すれば良いわけでないのは高城を観ていて、つくづく思います。
そんな横浜ですが、
好球必打も、含め、まずは強い打球を。
その後に、最低限の打撃を基本的に指導しています。(広島さん型)
そして、その中畑さんの指導に近い、育成をしていたのが巨人さん達です。
ゴロを打てば・・・何かが起こる。
だから、ゴロを打とう。
で、何とかならなくなり始めているのが、今の野球なのですが、この辺の諸事情に対応出来なかったチームが全般的に今、育成に苦戦しているように感じています。
一方、阪神さんは、振る練習を2012年ごろから始めてまして、その成果が出つつある感じです。
今は過渡期です。
金本監督になったから芽が出たのでなく、準備していました。
来年あたりに、もう少し数字として見えて来るかもです。
関連記事
2016年09月04日
横浜、二軍育成状況確認 阪神ファーム成績と一軍に戦力が供給され始めた状況について
その辺、ファンは知らないようです。
野球記者、解説者も時代の変化を説明できてなく、転がせ神話、未だに健在と感じてます。
確かに、点が入るのですが、その点が入るシチュエーションを作り出せないです。
この転がせと言うのが、所謂、最低限の打撃、右打ちです。
そして広島さんは、元から、強く振れ、右打ちは目をつぶる。
そんな関係でしょうか?
菊池なんて、まさに、そんな指導で花開いています。
2014年01月04日
広島 打撃・守備・投手 2013年 総括と展望
より、抜粋ですが、
中日の堂上が強い打球が打てないにも関わらず、空振り率が3%と当てに行くバッティングで伸び悩んでいるのと、対照的に感じ好意的に受け取れます。
堂林や丸も、そうですが、まず、フルスイングをチームとして徹底させているのかもしれません。
二塁、二番、俊足の打者に、強い打球を飛ばす指導を、広島さんはしています。
これが2016年の優勝に繋がっています。
繋がっていますが、右打ちも出来ないと、苦戦するわけで、その辺は、この記事。
関連記事 2015年08月21日
なぜ? 左右の揺さぶり弱いのか? 広島打線に対する雑感(推測)
記事中、盛んに今を強調し、来季の挽回を予想するような記事構成をしていましたが、
広島さんも、左右の揺さぶりに弱かった時もありました。
広島さんの場合、まず強い打球を打つ、次に最低限の打撃となっています。
打席経験を踏みますと、段々できてくるのが、この最低限なのですが、
これを先(チームバッティング)に指導していたのが巨人さんや、中畑横浜のようなチームです。
チームバッティングを意識させること自体、悪くはないのですが、個の力を上げないと通用し難くなって来ています。
中畑さんの場合、この選手は最低限の打撃を、犠打を、っと役割を意識させるような指導でした。
高城や、関根に、その影響を覚えます。中畑さん時代、二人とも、もっと二軍に居れば良かったのですが・・・。
基礎能力として、あるレベルの強い打球を飛ばせないと活躍出来なくなりつつあります。
ゴロを打つなが、MLBの合言葉となりつつあります。
巨人さんも、今は、そのゴロを打つなも、織り込み済みで指導しているようですから、その内、見えて来るかもですが、こういうの一軍で成果として出て来るには時間かかります。
指導が変わったように感じてはいますが、野手ですと一軍で結果を出すには3,4年(最良)かかるのが通例です。
そして、
走り打ちの代名詞だった藤村が今年、戦力外通告を受けました。
統一球の導入と、ゴロを打たせようを意識した配球、球種の進歩がなければ、活躍出来たかもです。
が、時代に合いませんでした。
UZRの導入で、守備力が可視化され、内野守備力が全般的に上昇しています。
MLBも内野守備力が改善したと思いますが(ジーターや、倉本のような守備が評価されなくなりました)、NPBも追いかけていますね。