1投球回あたり何人の走者を出したかを表すWHIPで1.5(一般的基準で言いますと悪いです。平均が1.32、平均以上が1.25)。
1.5を超えるローテション投手って、誰、以来ですかね。
1.5を超えますと、止む得ず起用している投手が多く(クラインとか)、濱口に対するイメージとかけ離れた数字となります。
そして、
四球率。(BB/9)
これが凄いです。
四球率で5を超えました。
四球率で5を超える投手と言いますとWHIP1.5以上に稀有です。
あの藤浪ですら4を超えた事がないです。
悪い、悪いと批判された昨年の藤浪ですら3.7です。
ざらっと見ましたが松坂、野茂以来ですかね。
探せばいるかもですが、4を超える投手自体が珍しいです。
ソフトバンクの中田が4前後ですが、彼ぐらいでしょうか?
今年も、高城批判で、様々なコメントを頂きましたが、
皆さん、コントロールの悪い投手に求めすぎです。
しかも、突然、崩れますし、かなり、難しい投手です。
思ったところに投げられない投手に、あーしろ、こーしろって、気持ち、わかりますが、厳しいです。
そして、
WHIP、四球率が悪い投手で、抑えられたのは別の面で優秀でもあったからです。
松坂級?っと記事を書きたくもなります。
確かに、松坂、野茂、濱口と言いますと、剛球、キレのある変化球で類似性を覚えます。
ですが、球威は、明らかに三者で濱口、劣っています。
書けないです。
今の濱口のままでは、来季、厳しいと感じるのが私の評価です。
開幕時のストレートの球威が戻れば良いですけど、その開幕時の球威で見ても野茂、松坂には劣りますかね。
では、そんな濱口が、どうして?抑えられたかというと、結果的に、抑えられた面もあるかもですが、コントロールの悪い濱口を高城が上手くリードしていたからと思っています。
コントロールを求めなくても良いような配球。
緩急であったり、高い低いであったり、相手チームの狙いを利用したりといろいろやっています。
高城も、濱口専属でしたから必死に、濱口を活かす術を考えていたと思います。
チェンジアップ対策で、低目を捨てて、相手チームが高めに絞っていた時期がありましたが、それを逆手にとって高め中心のゾーンギリギリの配球をしていた時期もありました。
コーナー狙い過ぎとか言われていましたが、理由があります。
攻撃力重視で戸柱を起用しようとした時期もありましたが、途中でラミレスが諦めたのも、そう言った理由です。
そして、
最近は、球威が落ち始めている対応で(145キロすら超えなくなってきています。パワーPとは言えない感じです)、低目中心の配球に切り替えて、しのいでいます。
バッテリー共々、良くやっていると思うのですが、ファンの要求は厳しいですかね。
確かに、状態の良い濱口は素晴らしいです。
あのストレートに強い広島ですら、タイミングを狂わせていました。
ですが、あの球威がなくなっています。
尖った特性がなくなってしまいました。
横浜と対戦した後も、暫く広島の右打者の状態が狂ってましたが、あの球威が消失し、相手打者を崩し来れてないです。
CSで濱口が広島と対戦したら、コンテンパにされるかもです。
9月(10勝目を挙げた中日戦も含む)の濱口を見た限り、かなり厳しい対戦になるモノと予想しています。
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当時、広島ファンの方から、
明日以降にダメージというか残像が残りそうだと私も見ております。
っとコメント頂いたような球威ではないです。
カード初戦に、濱口を開幕序盤持ってきていたラミレスですが、途中から変えています。
ファーストステージ、今永、ウィラードで、第三戦は石田か濱口が予想です。
球威落ち気味の濱口では広島戦厳しいと感じますので、私なら阪神戦に濱口でしょうか?
石田より濱口の評価が高いと言うより、濱口の状態が、あまり良くなく見えるので広島戦避けて欲しく思っています。
まだ、阪神さんの方が球威落ち気味とは言え、ストレートが機能するかもです。
広島さんの対ストレートが強すぎるだけなんですが、今年は傑出し過ぎです。
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そして、運よく今永、ウィラードで二連勝できた場合は、
石田、サプライズ熊原(or井納)、濱口でしょうか?
石田と、濱口が似た傾向に、なり過ぎているので間に誰かを入れたいです。
特に戸柱が石田をリードしますと濱口と石田は似た配球になるかもですので続けて使いたくないですかね。
広島、ストレートに強いので、同じ配球に、なり易いのも止む無くはないのですが、どう采配するか注目しています。
個人的信頼度で言いますと、石田>濱口ですから、阪神戦で、先を睨んで濱口を持ってくるか、石田を持ってくるかは、興味深いです。
メッセンジャーの状態が良いですし、横浜の2連勝、想像し難いですから、どうなりますでしょうか?
そして、来季に向けて、どう変わるか?です。
球威が戻らないと、厳しいかなぁ。
左腕の低目中心の配球パターン、定石過ぎて、皆さん、対応し始めています。
外角にチェンジアップ(右打者)がある事で、以前にもまして、インローへのインスラ、ストレートのペアが機能していた時期がありましたが、岩貞、今永、石田、濱口、ジョンソン、田口と、左腕の定石配球が当たり前に、なり始めていまいして、より質が求め始められています。
今永のように高めにビューっと投げれないと、苦しい展開が濱口にも予測されますが、来季は、どんな感じになるんですかね。
高めにビュッと投げたいですが、被弾(長打)も怖い、そこに葛藤、苦しさがあります。