を書こうと思っていたら他の話に雑感がずれたので記事を分割しています。
純粋な野球記事とは趣が違いますので、ご注意を。
以下、本文です。
ラミレスへの批判を聞いていて思うのですが日本人の采配信仰。
戦術至上主義。
現場重視。
会社でも戦略の劣勢を現場の知恵で乗り切る事がありますが、あれ良くないですよね。
戦術(采配、配球)は戦略の下位概念です。
どうしても戦術は戦略に引きずられます。
にも関わらず、どういうわけか日本では戦術が尊ばれます。
確かに、その様は見ていて気持ちが良いのです。
ですが太平洋戦争を思いだしてしまい苦く感じます。
補給軽視(戦略の軽視)で突っ込み日本は自滅しましたが・・・
しかも回りの国全部(戦略的必敗の状況)を敵に回して戦争して勝てると思っていた日本国民が?なのですが、その当時の日本国民と一部熱狂的な横浜ファンが重なってしまう自分がいます。
尚、困った事に戦争指導者の60%超は勝てるとは思ってなかったそうです。
空気に流されちゃったらしいといのが真相らしいのです。
これが如何にも日本的でしょうか?
当時の一般国民も何気に勝てると思ってなかったかもですが一部の大きな声(朝日や毎朝等の戦争賛美者)に流されちゃったのかもしれません。
因みに、マスメディアは売れる論調を目指しますので戦前の朝日や毎朝=日本人と考えても良く、あの論調が支持されていたのも事実ですので、はてさて。
戦前の日本が正しく認識されてない理由に、
戦前の歴史を書き換えてしまいまして悪いのは国民でなく指導者ってしちゃった事です。
結果、当時の日本国民の多くは戦争に反対していたなる風説が一時定説になってしまいました。
尚、当時の日本国民が多くが戦争に反対してなかったにも理由がありまして所謂、アメリカなどの人種差別が理由として考えられています。
欧米への強烈な不信。
明治維新の原動力は植民地化(奴隷化)への恐れが理由でした。
アヘン戦争に負けた中国人は奴隷(表層的には廃止されていましたが実質的な意味で言う奴隷。尚、アメリカの南北戦争は、その20年後です。)として輸出されていましたが、そんな時代です。
欧米が、どんな悪い事をしていたか?日本人知らなさすぎるんですよね。
弱きものは淘汰される。
それが当時の世界常識でした。(今もでも色濃く残っています)
これもまた、一部の方には都合が悪いのか、どれだけ当時の欧米が人種に対し差別的だったか?って知らないんですよね。
いろいろ難しいです。
1960年代の公民権運動とか見ればわかるでしょうに・・・
法律で黒人との結婚を禁止したりしていた。
ジム・クロウ法
が禁止されたのって1964年ですから。
太平洋戦争に黒人兵は登場しません。
これも人種差別が理由です。
必要以上にアメリカが美化されちゃった日本です。
日本って人種的には比較でいいますと融和的な国なんですけどね。
日本が差別に鈍感なのは差別意識が比較で歴史的に弱かったかと思っています。
http://www.angelfire.com/hiphop/kohei/koramu35.html
より引用ですが
なぜ日本人は差別に疎いのだろう。 世界が差別に過敏なのは露骨な人種差別をしてきた(されてきた)歴史があるからだ。日本人が 世界に比べて過敏に反応しないのは、日本人がそういう世界とは少し違ったところで生きていた ということではないか
というのはあると私も感じています。
結果、遅れ気味に感じている面もあります。
皮肉なもんです。
勿論、個別案件をみますと差別的な側面はありますが他の国ほどではないです。
何せ、日本で一番の金持ちは孫さんですし、日本最初の国民栄誉賞受賞者は外国人です。
王さん日本人じゃないんですが多くの日本人は知らないと思います。
王さんがいるから日本は差別的ではないとは言いませんが他の国よりはマシとも言えます。
ないとは言わないですけど、欧米の方がネットリしていますかね。
宗教的な事も関係しますしメンドクサイです。
(階級社会と人種差別が複雑に絡み合っています。)
そんな理由もあって必敗の戦争に日本は突き進んでしまいました。
現実をみない理想を掲げた朝日の論調は現実に敗れ日本は塗炭の苦しみを味わいます。
尚、ナチスドイツみたいな国と言われる日本ですが、
斎藤さんの反軍演説とか、それなりに抵抗していた方々いましたし刑務所にも収監されない程度の自由が日本にはあったんですけどね。
しかも、太平洋戦争中に行われた選挙でも斎藤さんは当選しています。
ナチスドイツやソ連、中共なら議員に立候補できないでしょうし間違いなく獄死刑死しています。
当時の日本は当時の世界でみますとあまりに民主主義的過ぎて(当時の世界最先端に近いです。)、政権が交代し過ぎて方針が定まらず漂流し続けていました。
イタリアやドイツと違い強力な指導者不在の日本の方針は右往左往します。
その民主主義の根幹であるハズの日本人の当事者意識の低さ、あの戦争はあいつらの責任。
誰かの責任にするのは簡単で楽ですが、何か違う。
歴史家の磯田道史さん曰く、
日本文化って良くも悪くも情緒的なそうです。
情ゆえに、優しく情が強い故に過激に先鋭化する。
まぁ、確かにねぇ。。。
監督責任にするのは簡単ですが、その前に現状(経緯)の再点検をして欲しく感じています。
歴史は断続でなく、継続です。
ある日、突然今はないです。
今の苦境の芽は過去にありますし、その過去を知ることで現状が見え未来が見えます。
ラミレスさん、その辺の位置関係の把握がしっかりしていますので手は打っているように感じます。
割合、早いですかね。
そんなラミレスさんも、
今永、石田、濱口、ウィラードで3勝しか出来てないのは想像できてないと言いますか、想像の範囲外とは思っています。
そんな苦境を、チームが、どの乗り越えて行くか?
今年のラミレス動きが早いので追いたくないのですが(諦めた)時間が許される範囲で記述していくかもです。
あれほど先発を大事に使っていたのに(先発も実は過酷なんですよね。)、この有様って参ります。