ロペス敬遠の是非?と素晴らしかった中村恭平

采配に正解はないというか、

aaakkkaaa.hatenablog.com

 

バントしても強行しても構わないと思うケースがほとんどで正解を求めるのが正しいのか私にはわからんです。

確率論で0、100なら、この采配はダメと言い切れるのですが、そんな采配ほとんどないです。

この選手は打つと思った。

打たないと思ったで正当化できちゃう世界です。

結果論になり易く、その結果で采配評価が変わりかねないモノは批判し難いと自分では思っています。

 

さて、6月29日の広島戦。

横浜はサヨナラ勝ちをしましたが、その際のロペス敬遠に関し異論が出ているそうです。

 

まず最初にサヨナラの場面で満塁策をとるのは定石だったんですが・・・(最近は少なくなった気がします)

チームによっては三塁にランナーいる時点でアウトカウント関係なく満塁策とるチームあります。

 

ノーアウト三塁。

一点入ればサヨナラ。

ゴロGO、前進守備敷いているわけですが。

神里、ソトは二者連続三振です。

ツーアウトになる事でぐっと得点確率下がります。

全く打てる気しませんでしたね。

剛腕リリーバーへと変貌を遂げた中村。

打てるように感じませんでした。

平均球速140キロぐらいだった投手(30歳)が150キロ投手に変貌しちゃったわけで近年におけるトレーニング技術の進歩向上に眩暈を覚えます。

これは横浜の武藤にも言えますが、えって感じで球速アップしています。

 

ツーアウトになり広島ベンチロペスを敬遠します。

アウトカウント上、前進守備をする必要もなくなりました。

守り易さ重視になっています。

ノーアウトで満塁策を安易にとらなくなった理由として厳しい所を攻めれるというのがあります。

一、二塁空いてますからゾーンで無理して勝負する必要がないわけですね。

四球怖くなく三振を奪いに行く配球ができました。

その注文通りの三振を神里、ソトは喫していました。

中村天晴でした。

 

ツーアウトになり、配球の縛りが大分ゆるくなります。

打たせて2塁封殺でも良い。

ロペスの足は遅い。

守り易くはなります。

そして次打者は左対左の筒香。(筒香、左全般を常に苦手にしているわけではないですが)

150キロ超える投手、筒香も苦手としていますし選択としてありとは感じています。

hochi.news

にて監督も

ラミレス監督はこの場面を「僕が広島の監督だったら同じことをしていた」と振り返った。

 っと語っています。

どちらかというと、

3球で追い込まれたがその後冷静に四球を選んだ。

これ。

筒香が偉かったです。

日ハム戦で宮崎が追い込まれた後、冷静に対応して進塁打を打ちサヨナラ勝ちに結びつけましたが宮崎と筒香には知性を感じる打撃が多いです

意図があり、その意図を実現できる技術があるわけですね。

バッテリーの意図をくみ取りゾーンを絞り対応しました。

これが出来そうで出来ないです。

6月19日対ファイターズ戦の9回裏無死走者一塁状況(一塁走者は、くしくも乙坂選手)における打者宮﨑選手のバッティングは、まさにaaakkkaaa様がおっしゃるところの「知性を感じる打撃」だったのではないかと考えます。

 相対的に日ハムバッテリーの若さを覚える配球でしたが(宇佐美トレード獲得の背景と思えるほどのデキ)、横浜の野手もそういう領域に達しつつあります。

良く、巨人や阪神のベテラン系打者にやられていましたが逆の立場になりつつありますね。

あの日の殊勲者は宮崎でした。

コメント頂いた通りです。

あーいう対決、私好きです。

 

別の話に発散してしまいましたが筒香を歩かせちゃいました。

ランナー埋まってないしが働いたわけです。

見逃し三振覚悟のゾーン管理で臨んだ筒香に天晴あげたいです。

攻めのゾーン管理を筒香はし中村は四球覚悟の厳しいゾーンを攻めた場面でした。

お互いに相手の思惑を分かった上での攻防は見ごたえありました。

 

四球覚悟の攻めですから宮崎勝負も当然織り込んでのゲームメイクです。

結果、ラッキーなポテンヒットでサヨナラだったわけですが、中村凄かったです。

次ぎ打てるかどうか・・・

凄かった故にロペスとも勝負でも良いのですがサヨナラ機に全突っ張勝負して負けたら同じぐらい批判されると思います。

どっちでも良いのでは?

 

筒香とロペスの比較でロペスと勝負するという文脈も別に構わないと思いますし左対左で筒香と勝負するでも良いと思います。

筒香と中村って相性悪そうです。打てなさそう。

ロペスと中村も相性悪そう。打てないだろう。

宮崎も中村を次ぎ打てるのか?というぐらい中村が素晴らしく、その中村から三塁打を打った桑原が一番偉かったと感じた試合というのが私の感想です。

凄いリリーフでした。

翌日も中村恭平と横浜は対戦していますが打てませんね。

中村が素晴らしかったです。

7回登板の島内が作ったノーアウト1,2塁のチャンスを中村に潰されましたがくしくも中村が封じた打者は神里、ソト、ロペスでした。

 

今、広島さんで最も元気に感じた中継ぎが中村恭平でしょうか?

今の状態維持できるかわかりませんが抑えにしても良いかもですね。

 っと先日記事を書いてましたが中村故障。

広島さん痛い状況です。