先の記事の補足記事です。
打撃成績(投手成績)の割に得点(失点)を増や(減ら)して勝つ場合と少ない得失点の割に勝つタイプがあります。
高津監督や三浦監督の何が良くて成績を向上させたのか?打撃、投手でみていき
来期予測記事へとつなげていきます。
一般的に統計から外れる数字は戻り易いですが。。。
その原因をみるのが大事です。
OPSと得点相関は0.9495。
ざっくり0.95です。
OPSは盗塁も犠打も走塁能力評価も入ってない雑多な数字です。
にもかかわらず得点との相関は0.95という高さを出しています。
逆説的に言うと犠打、盗塁の多さ失敗が総量で影響してなく勝敗への影響も低くみえている可能性。
プラスとマイナスが60サンプル内(過去10年)で相殺されている可能性あります。
良く言われている通り犠打は得点期待値を下げる作戦です。
使うタイミングが重要です。
(OPSと被OPSの差分と勝率相関も0.9ほどある為 走塁、犠打、盗塁面の評価がNPBでは高すぎる可能性あります。WARでみるのが妥当ですがWAR非公開になりOPSでみています。盗塁、犠打、ベースランニング評価でマイナスと思われれるラミレス野球がプラスを記録していた事を考えると解釈難しそうです。)
古田が語る通り序盤に犠打を使うと守り側的には楽な場合が多いです。
これは進塁打にも言え統計が語る通りあまり点が入りません。
元西武片岡のように統計から外れる野手もいますが。。。
その例外に該当しているかをみるのが大事でしょうか?
その意識なく攻撃をしていると2021年横浜のようになります。
出来るとしたいは意味が違いますが
意識はあっても意識があるが故に打てなくなります。
集中できない。
そんな術中に横浜は嵌りヤクルト中村の手のひらでもて遊ばれています。
ランナー一塁での打撃成績が2021年横浜は悪化しましたが・・・
今の状態だとソトは来期も打てないかもしれません。
(もしくは指導が実のって打てるかもですが)
使用した数字は過去10年の数字。
2020、21年はコロナの影響で打席数少ないので補正入れています。
相関係数0.95
y(得点期待)=1912.37 x OPS -771.6
で期待得点を出せます。
その数字でみると
1位 ヤクルト +22.0点増やす
2位 阪神 +15.1点
3位 中日 +2.2点
4位 巨人 -11.7点減らす
5位 広島 -14.1点
6位 横浜 -29.2
高津監督の+22.0点は過去10年 60サンプルでみると8位に相当しランクAです。
三浦横浜が記録した-29.2は過去10年で見ると57位。ランクIです。
原因は明白ですが消化不良。
したいと出来るの間で苦しみ得点効率を落としています。
得点圏打率リーグ一位で過去10年でワーストに近い数字を横浜は記録しており別記事も前代未聞と書いていますが
今期の低迷、再三報告している通り今期横浜の低迷は主力外国人の入国遅れが原因ではないです。
その辺の詳細は連載記事に譲ります。
外国人の入国が早ければ勿論、チーム成績向上しますが投打にわたる非効率性の方が影響強いです。
消化不良が改善さればヤクルトさんのようなチーム成績になるかもですが
ポイントはここですかね。
どのようにしてヤクルトさんは効率的な得点を奪い失点を防いだかについて着目した方が面白みがあるかもです。
横浜が目指す野球はヤクルトさんです。
したいと出来るの間に来期も苦しみそうな予感もありますが
横浜の素性が良すぎて。。。
消化不良にも関わらず最下位に沈んだ今期の横浜は過去2番目に数字良かったです。
今永らが開幕当初からいて主力外国人もいる。
来期はより良いわけで期待してしまうのですが・・・
この連載記事、いつまで続けるかわりませんが可能な限りレポートしておきます。
三浦監督で優勝目指して欲しいですし5~10年程度のスパンでみて欲しいです。
その目指す野球の難度から長期に低迷するシナリオも十分予期されます。
ヤクルトさんのような野球は習得難しいですかね。
その辺はヤクルトさんの野手育成結果にみえています。
山田などの大ゴマは育成できても層がセでも薄い方です。
その影響か戦力外を横浜と同様獲得し続けています。