ねばならいの固定概念。
坂本は4回1死でミスを取り返そうとしたのか、3ボールからど真ん中の真っすぐをドン詰まりのセカンドゴロ。それなりの根拠があれば3ボールから打ってもいいが、得点差は3点で走者もいない状況。
3点差。
ボール3から投手が投じたど真ん中のボールを打ちに行って凡退した場面を元中日の和田が批判しています。
カウント球を打ちに行ってはいけないってどういう?根拠なんですかね。
難しいボールを打ちに行ったのならわかるのですが
ボール3からは打ってはならない。
悪い流れというのは、誰かが断ち切らないといけない。それまでは「凡事徹底」が必要。3ボールから打った坂本には「待て」のサインを出したのか?
っと評していますが原巨人の凡事不徹底を責めています。
カウントを少々悪くしても打てる時代の選手に多い?この手の解説。
中日が強かった時代の野球観。
かつて強いと思われていた野球では勝てなくなり始めています。
実際、谷繁中日はWARの割に勝てませんでした。
彼が指揮した中日は全年代でWARで期待される勝率以下を記録しています。
私の知る限りでは、そんな監督はセ限定ですが谷繁中日しかありません。
相関係数0.9。(9割がたあっているとでも思ってください)
チーム勝率と高い相関をチームWARは記録しますが
常に下振れでした。
数字的結果でいうと今年の三浦横浜に近いかものを谷繁中日は記録し続けてしまいました。
そこには今期の三浦横浜同様、様々な原因があったと思いますが数字で言うと戦力以下のチーム成績でした。
2014年の中日はWARで+42勝(勝率.500の目安が+40勝以上です)弱を記録したチームでしたがCSにすら進出できず勝率.500を切っています。
その対極がラミレス横浜。
2016年にWAR+33勝を記録した横浜は勝率.500近くを記録しCSに進出しています。
ラミレス横浜を評し弱いけど強いと盛んに連呼していた時代です。
2017年はWAR+37勝で日本シリーズに進出。
2019年も同じくWAR+37勝で激しい優勝争いを繰り広げています。
2019年は最後、力尽き尻つぼみになりましたが
あの野球を私は忘れられません。
あの戦力で良く戦っていた横浜です。
優勝を逃した横浜はもう終わったと思ったのですがまさかの牧を引き当てた横浜の来期はラミレス時代と違い見違えるほど良く見えます。
話が横道にそれそうですが
年度が違うと言えど横浜と中日ではゲーム差で時に18弱ほど生じるほどの戦力差がありました。
しかし結果は逆。
WARは、その年の相対比較でもあり期待勝率は変わりません。
打率3割の重み変化も含めWARに入っています。
その年の得失点から期待される数字です。(勝利貢献度)
その記録したWARから期待される勝敗は年度が違えど同じ意味を持ちますが大きな乖離がラミレス横浜と谷繁中日でありました。
かつて、故野村氏(元ヤクルト監督、野村ID)にそのリードを批判され、それでも結果を出す事で黙らせた谷繁が監督になり采配をふるうと時代遅れになりチームに勝利をもたらす事が出来ない。
その野球、特に選手心理面に立脚した配球は定石破りの配球でした。
そんな配球をする谷繁がまさかあそこまでNPBの定石に忠実とは思いませんでしたが
これは、これで記事を書きたいです。
ヤクルト中村に絡んで記事書けますが定石を知った上で壊す配球を谷繁はしていました。
その谷繁が監督になってした采配は彼の解説を聞く限り皮肉にも野球だったように感じます。
野球環境が激変しています。
過去、勝てた野球では勝てなくなり始めています。
その野球観の乖離は谷繁の解説で覚えます。
3ボールから打つなはプロ野球(NPB)のドレスコードの一つである場合があります。
3ボールから打った坂本には「待て」のサインを出したのか?
っと和田は原采配に言及していますが
これがつい最近まで強いと言われていたチームの常識です。
私などとは乖離感強いかもです。
ラミレス流に言えば
ど真ん中のカウント球を打ちに行って凡打した坂本に対して記者から質問が出たら
これが野球とおそらく言ったと思います。
勝負の綾。
そうならないのがNPB的野球観です。
故に元中日和田のように批判します。
CSに絡みNPB的野球観の強い解説記事が多数出ています。
そこに時代を覚えます。
3点差だからNPBのドレスコードに則り先発した奥川はど真ん中の直球を投げたわけですが
それを見逃すべきだがNPBの様式美です。
確かに投げ切れない場合あるんですが・・・ゾーンを絞って棒球を見逃さず打ちに行けば良いわけです。
それすら許さなかったかもしれないのが一時期の中日野球だったのかもしれません。