桑原の2021年ランナー一塁での打率と大きく改善した三振率について

チームOPSの割に点が入らない特徴に打順や低得点圏打率かありますが

前期横浜は得点圏打率リーグ一番にも関わらず過去10年で最悪の結果。

チームOPSで期待される得点と実際で大きな乖離を生じさせています。

 

この辺、様々原因ありますが

相関係数0.95の数字に対し-5%統計から外れるのは早々ないから相関係数0.95なわけで

強烈な数字を昨年の横浜は残しています。

これは勿論、今期の伸びしろの一つとなりおり数字は収束し易いです。

2021年の高津ヤクルトが統計から+5%の得点をたたき出しましたが

それ一般的に言うと維持するのは難しく

これは三浦横浜にも言えます。

運不運で片づけるには深刻な技術レベル上の問題もありまして

一つは非効率な打順もですが進塁打。チーム方針

 

隠れ犠打のようなモノになり易く時に行きすぎると得点効率落とします原因になります。

進塁打苦手の人はアウトになり易いです。

ランナー一塁いると打てなくなり易いです。

左の倉本などは一時期右方向に引っ張れないのでレフト方向に流すしかなく

ランナー一塁にいると封殺(そもそも当時倉本の打つ打球が弱かった)されていましたが

aaakkkaaa.hatenablog.com

 

ランナー一塁の場面、倉本の外に速球系投げて三遊間で2塁に投げて仕留めるは定石のようなモノでした。

そして球速アップもあって徐々に打てなくなります。

2020年に倉本が打てたのは課題であったスイングがあるレベルで改善した事で打球速度があがった事と対左限定で使われた事で外に張って打てたからでしたが(ゴロも減りました)

倉本の苦手なインを突けるコントロールを持つ左腕少ないです。

これは横浜の左腕も同じ構造を持っていて彼らの多くは左打者を苦手にします。

参考記事

aaakkkaaa.hatenablog.com

 

では桑は?です。

打球速度早いとBAIP高くなり易いです。

 

桑の2021年打球速度実は それほど早くないです。

うろ覚えですが規定打席クリアする野手では普通ぐらい。

この規定打席クリアする時点で凄いのですが

そのトップクラスの中では普通に位置します。

 

牧、佐野らは打球速度がリーグトップクラスでして強い打球を飛ばすという所に桑は未だ課題あります。

牧に本物感あるのは打球が強い事。

 

また、桑の数字で2016年、17年と21年で違いがあるとしたら三振率で。

凄い。

三振少ないとは言えなかった打者が21年にPA/Kで7.61

8打席弱に一回しか三振していません。

 

以前との比較で野球視聴時間が激減していますが

未だ過去の視聴経験数(過去を知り今をみて未来がわかる)があるので桑の状況がわかります。

これは大きい。

桑が2021年復活だけなく大きく成績向上させたのは三振の改善が要因の一つにありそうです。

 

四球率改善してないようですから(横浜の1番に四球を出すとか自殺行為になります)四球数自体変わっていませんが

 

ストライクゾーンで攻められ易い1番座り良いみたいですね。

球数を意図して稼ぐ打撃を2016年からしており

その技術レベルでは横浜ではコア4に次いでと評価していましたが

 

ランナーない状態で打つのが野球は一番難しく

そのランナーなしの状態で横浜でもトップクラスの打撃をしていた桑。

後は課題のランナー一塁。

 

無しで21年に.312打っていますが

一塁にランナーいますと.217と極端に落ちます。

単年だけなら試行錯誤数の違いと言えるのですが毎年の傾向なのでダメなんですよね。

 

ランナー一塁、進塁打の呪縛は難しいというか

実質犠打している可能性あり何とも言えません。

 

aaakkkaaa.hatenablog.com

桑を評し

4位、桑原 .275 OPS.755

もっとも打つのが難しいランナーなしのシチュエーションでは打っているのですが、

昨年も2016年に引き続き、ランナー一塁にいるとダメな打者でした。

ランナーが一塁にいますと打率.220。

打率も悪いですがランナーが一塁にいますとIsoP(長打力)が0.150⇒0.061と半減します。

 

2016年、2017年と、もっと打てる可能性を覚えるのですが空回り感あります。 

進塁打を打とうとか考えた?結果、相手バッテリーの術中に嵌ったように感じる時が多かったです。

監督も桑原を何度か2番で試した事がありますが、

その特性を考慮してか一番にしています。(先頭打者初回出塁が活かせない)

 

ロペスや筒香などは一塁にランナーいるとIsoPが跳ね上がります。

そんなケースが多いです

多いですが、桑原の場合、いろいろ考えるとダメな時が多かったように感じています。

中日平田や白崎のようにインコースに課題があると、その成績も理解できるのですが桑原、インコース打つの上手いです。

2016、2017年続けての傾向でした。

上手く説明できないです。 

つなぎの打撃を意識しぎるのかもしれませんね。

(メンタルに課題を覚える打者なので良化する可能性があります

 

中略

 

メンタル面で梶谷に近い特性の持ち主です。

潜在的な面でいいますと、かなり高い打者でしょうか?

 

っと書いていて

倉本の場合、技術に課題がありますが心で勝り、桑原は、その逆。

両者ともに、その課題を徐々に解決しつつあります。

と評した二人が2018年、倉本は技術的な問題で桑はドツボに。。。

 

その桑がメンタル面整えて前向きに野球できるようになったのは大村コーチの存在があった可能性を覚えています。

彼、元々、技術有りましたからね。

 

その難しいランナーなしで

桑は牧に次いでチーム2番目の数字。

2021年、ランナーなしで打率.300超える打者が横浜は4人も居ましたが

凄い。

 

後はランナー一塁で打てるようになれば桑二番でも良いのですが・・・

 

牧もランナー一塁居ると打率が.265と低下します。

横浜の右打者宮崎を除いて全員ランナー一塁でほぼ成績下げています。

オースティンも今期ダメでした。

 

これが宮崎のような打者ですと.389となります。

牧は宮崎の教えを受けているようなので22年もそれなりやりそうですが

 

桑は実は心配してまして

それが理由で記事書いてみたのですが

課題あれども三振率大幅に良化していますから多少成績低下する(打率.280 OPS.075ぐらい期待)にしても極端に落ちるイメージないです。

リーグ平均は5打席に一回ですが過去の桑は、そのリーグ平均ぐらいでした。

 

で、

神里はですが。。。

aaakkkaaa.hatenablog.com

 

リーグ平均を超えた事がなく

この点で元々神里と桑では技術レベルで差があり

あるから神里をして桑と違いコア4に準ずるレベルと評した事ありませんでしたが

 

ここがポイントです。

で、なんで神里の成績が例年以上に落ちたかといえば

三振多い打者に待ち球させたから

そりゃ打てなくなりますよね。

 

ここ神里はどうクリアするかですが

結構ハードル高いかもです。

桑と違いメンタル云々といい難くチーム方針影響していますので

 

尚、桑が昨季、成績良かったのも

横浜の下位打順が死んでいて彼の前にランナー一塁というシチュエーションがないのも大きいかもです。

ランナー一塁というシチュエーションで打数60ってかなり少ないかな。

 

横浜の得点圏効率が悪い原因でもありますが下位でブチ切れている。

が、下位が打っても機能するとは限らないのは桑の課題で

そろそろ梶谷が2020年にランナー無での打率を大幅に改善して.300打てたように一塁でも打って欲しいなと期待しています。

 

尚、横浜のランナー一塁での打率、リーグ最下位です。

貧打の中日より打ててません。

 

トップは広島さん。。。なんでOPSの割に得点奪えないのか横浜以上に不明なチームですが・・・

 

これ横浜の事主体に別記事でまとめても面白いかもです。

 

ランナーなしで横浜はリーグトップの.254打ちましたがランナー一塁で.259しか打てませんでした。

ヤクルトさんはランナーなしでリーグでも打ってない方の.241(巨人、阪神と同じぐらい)ですがランナー一塁で.287と広島さんに次いで打ってましてかつ

 

無しと一塁での打率差ではリーグトップ。

チャンスを広げています。

ヤクルトさん典型的なチームOPSの割に得点増えるチームではありました。

 

ラミレスの得点効率が高い年というのも高津ヤクルト同様ランナー一塁で打ってましてチャンスを広げていますが

 

横浜の右打者宮崎を除いてランナー一塁でてんでダメなイメージありまして良くなるのやら。

NPBドレスコード意識し過ぎて成績悪化しているかもです。

折角、打ってるのに・・・

 

知野も酷い打撃をランナー一塁でしていて

桑が出塁するたびに両者ともに自滅していましたが

ここ改善するには時間かかります。

ラミレスのような野球すればラミレス時代同様良くなるかもですが

進塁打を目的にすると右打者はヘッド走り難くなり易いです。

どうしても打率悪くなり易くなりますね。

 

村田や宮崎ぐらいに打てるようになると良いのですが

中村ノリも右打ち上手かったです。

 

右打者でランナー一塁打てる打者って数えるほどしかいないです。

進塁打意識させるとですが

普通は1,2塁間空くのでチャンスなんですが