ザックの指揮能力の限界?が盛んに指摘されています。
ザックジャパンの現在における立ち位置は、コンフェデで通用した攻撃と、崩壊した守備のバランスを調整する事でした。
勿論、直ぐに対応できるのが望ましいですが・・・
そのバランス調整に苦慮しているのか、何処で折り合いをつけて良いのか見失っている状態です。
結果、選手が右往左往していてしまい(ように感じる)、チームとして方向性を見失っているような気がします。
チームが方向性を失っている事に関し、その点で批判をするのは、的を得ていると思いますが、
本質的な問題、守備に対する調整に関して、来年が本番という事もあり、マイナーチェンジで対応した事。
選手、戦術を弄らず、バランス調整のみで対応しようとしていたようですでが、その判断自体を無策と詰るのは、正直、違和感を覚えます。
(リスクマネージメントして代替の選手を準備していない点、選手交代の拙さは昔からなので、そこは省きます。)
マイナーチェンジが難しいと判断し批判するのでしたら、ザックジャパン結成当時より批判すべきだったと思います。
南アフリカで示された結果、それは遠藤、長谷部、闘莉王、中沢の守備ブロックでは、世界の攻撃に耐えられないという事でした。
現在の代表の4枚と、当時の守備ブロックを比較した時、どちらが、より強固なんでしょう?
対人能力、高さで、前代表と比較し現代表は劣るのは明白です。
(吉田も身長に割にハイボールが強いとは言えません。)
その対策として、
ポゼッション率を上げ、より前から積極的に守備をすることで、対人能力の劣る現代表でも、勝負が出来るようなことを指向して準備して来ました。
結果、上手く行かない可能性が高い事がわかってきたわけですが、どの段階でわかったのでしょうか?
南アフリカの結果があったので、リスクがあったのは承知してるハズです。
そのリスクを冒してザックジャパンはチャレンジし、苦闘しているのですが、そのリスクチャレンジを批判せず、結果のみを批判する。
もし、リスクチャレンジを批判するのでしたら、元からわかりきった事だったと、結成当時から強く批判するべきだったと思います。
私も、それでしたら、その識者達の主張に共感できるのですが、批判していたのでしょうか?
アルゼンチン戦や、フランス戦での好結果もあり、あまり批判を聞かなかったような気がします。
その点で、違和感を覚えます。
覚えはしますが、
選手間により攻守のバランスに意見が分かれ始め、バラバラになり始めているような気がしますが、どうなんでしょう?
その意味で、ザックの指導力が問われていると感じます。