スポーツ新聞を読んで補強を決めた楽天に関しての雑感

記事的には古いけど

楽天が補強したユーキリス。

どうも、スポーツ新聞を、球団社長が読んで決めたらしい。

まぁ、本人がインタビューで語っているんだから、そんなもんなのだろう。

オリックスが獲得を検討しているという記事が切っ掛けなんだそうだ)

ポジティブに受け取るのなら、

即断即決(記事を読んで二、三週間で契約している)、ユーキリスの獲得資金を即準備出来、それと同時に交渉したわけなので、

そこは凄いと思う。

流石、英語を公用語としている会社だ。

(その割に海外進出できてないが、いつか活かせるのだろう。)

ネガティブに受け取るのなら、

ユーキリスも知らないの?である。

立花球団社長が野球と関わり合いのない人(興味がなかった人とも言う)だと言うのは知っているが・・・

セレッソの社長が嬉しそうにフォルラン獲得の経緯を語っていたが、拍子抜けと言うか、なんと言うか・・・

で、そんな楽天の補強方針が間違っているかというと、

間違ってないように感じる。

トップがユーキリスを知らなくても、判断できるわけだし、その数字をみて、どう考えるかだけなんだろう。

先入観がない分、むしろ、数字を重視した補強をしているように感じる。

ファン的にはストーリーを求めたいので、断然、セレッソの方を好意的に受け入れたいが、ストーリー性がないからと言って、その補強の方針が間違っていなわけでもなく、冷静に足りない所を、上手く補強していると思う。

楽天の場合、マギーの去就が流動的だったので、その動きの早さに驚きを覚えました。 

一方、オリックスバルディリス流出に備えた動きだったのでしょうが・・・

ユーキリスの腰の状態を、どう判断したのか?わからないが、五体満足なら、四死球を選び取る能力は日米関係のない能力なので、かなり期待できるハズだ。

全体的な補強方針をみると、

データを重視しつつ、球団の売り上げ(抗議的にはグループ全体)も計算して補強を進める楽天の方針に賛意を覚える。

まぁ、シブチンだったのを、星野監督が説得して補強に踏み切らせたのは、周知の事実であり、楽天本体というより

星野監督の手腕なのだが、

あの方の交渉能力(回りを味方につける能力)は、本当に凄いと思う。

最も、楽天も企業イメージを意識しつつ、補強費をねん出しているようだし、この辺、上手く回っている印象がある。

以前と違い、経営に本腰を入れ始めた印象を覚える。

で、疑問なのだが、

そんな楽天が、J1で成功しないのは、何で?

木谷会長は神戸に深い思入れがあり、野球との比較において、かなり積極的に肩入れをし続けているが、今の所、ずっと迷走している印象である。

東北も、神戸も、毎週、メールで指示を仰いでいるのだから、三木谷会長次第なのだが、

実に皮肉な状況である。

まぁ、孫正義の現場放任主義が良いのか、細かくチェックする三木谷型が良いのかは、良し悪しというより、

その双方、どちらにも欠点利点があるという話になるのだが、本業で楽天が曲がり角に来ている点においても(企業が大きくなり過ぎて、三木谷会長の目が届かなくなり始めている)、実に興味深く感じもする。

おそらく、神戸が成功するとしたら、星野監督のような調整型の人財。

木谷会長と、長期的な方針を話し合える人物の招へいが肝要なんだろう。

楽天グループ、ナンバー2の方と、ソフトバンクグループのナンバー2の人物比較をみると、その性格の違いが、また、面白い。