退任という名の解任でしたが、
やはり谷繁監督解任時に、ほぼ出来上がった道スジだったように感じます。
2016年08月09日
PDCAが回ってなさそうな涙目中日球団社長会見と、谷繁解任ついて雑感
責任の所在のありかを明らかにしてから(検証、チェック)、人事(行動、アクション)が通例ですが、
責任の所在を明確にせず、現場の責任だけを問うて谷繁監督を解任しています。
この時点で?でした。
そして、
2016年08月10日
混乱する中日と、その雑感
球団社長、オーナーの発言が、それぞれ違っていた事は、あの解任劇が正常な組織の判断として行われたモノでない可能性を示唆しています。
結果、当時の中日はダメージコントロールに失敗したのですが、当時の雑感、そのままに落合GMが退任します。
不可解な状況について雑感
落合語録、及び、実際の行動と実績、そして3年前に予見していた今の状態を鑑みるに、積極的に谷繁を排除する理由を落合GMに覚えません。
谷繁を放逐=V字回復するのなら、その手段(監督交代)は有効なですが、そんな状態ではないです(補強すれば話は別ですが)。
今回、中日さんを一連の連載で分析して思いましたが、
2012年を起点に、空洞化がかなり進んでいます。
一方で、回復基調も覚え、その回復が確かな形になった時に、お疲れさんで良いわけです。
積極的に監督人事を動かす場面には感じませんでした。
今の状態での監督人事は、落合GM、谷繁監督、双方にとって益を覚えません。
双方にダメージを与える人事と思います。
当たり前ですが、当事者としての落合GMの責を問われる場面ですからね。
あの編成で、私は十分、戦力を供給していると言えるのら、良いのですが、言えないでしょう。
この時期、この場面、この方法による監督更迭による益が、落合GMにほとんどないです。
落合GMと谷繁監督の不仲が原因なら、方針の違いと明言して、更迭を行えば良かったですが、それをしていません。
(一番納得感の覚える人事理由ですが、それを言明してないです)
違和感を感じます。
結局、当時、感じた通り、
谷繁解任自体が落合GMにとって命取りになったわけです。
今回の騒動で誰が一番、益を受けたかと言えば反落合派。
「落合おろし」ようやく成就 中日、事実上のGM解任劇 排除の理由は…で、検索して欲しいですが、
漸く、念願が成就したわけです。
ネガティブな内部情報が、これほど出てくる球団も珍しいかったですが、その運動が実ったわけですね。
サンケイも反落合として、意味不明の記事を当時から連載しており、
どれだけ落合、恨まれているだと思いましたが(自業自得?)、
2014年01月04日
落合はなぜ?嫌われるか?
あまりの内容のなさに絶句しての雑感記事です。
東スポでなく、一般紙に、こんなレベルの記事で批判されるわけですから、どれだけ嫌われていたかわかります。
上の記事も一部、?な文言が並んでいます。
今回は、触れませんが、まぁ、皆さん、当時から頑張ってましたね。
ここで落合派と思われる方々を全員、追放をしなかったのは、
落合氏が自分が呼び寄せた人たちを守る為、口をつぐんだ
なんだかんだで、状況が良くなっており再度の0スタートをする意味がない
関連記事
中日の本気を覚える外国人補強について
来季、上位進出出来なくても落合派の責任に出来るし、上位進出できた場合、落合、谷繁を解任したのが大きかったと出来る
等々、
2012年のように首脳陣刷新に対する動機が弱いです。
また、そんな余裕が、中日にはもうないです。
危機感は共有しているでしょうし、だからこそ、一枚岩になれるチャンスと感じます。
危機は組織を団結させます。
そう言う意味では良い方向に進みそうな感触を覚えますが、
谷繁、落合GMが、一番きつい時期、矢面に立っていたのを忘れないで欲しいと思います。
これは高木監督政権下の方々にも言えますが、あの時代の混乱のせいで多くの関係者が傷つきました。
その混乱を呼び込んだ方々は、未だ、中日に在籍している感触を覚えますが、
この辺の、誰が、どういう経緯で、あーなったか、不明な盛り土問題と、中日の体質は近い部分があり、小池さんのように犯人捜しをするのは賛成ではないですが(罪を問う)、
罪は問わず、どうして、あのような事態を招いたのか?(事故の真相究明の場合、過度に責任を問わない場合があります。)
検証をしないと、
また、お家騒動のような事態を引き起こすかもしれません。
ですが、
落合GMが退任した事で、
漸く一枚岩になれる背景は揃いました。
落合GMが居た事で一枚岩になれなかった面はあったと感じます。
二軍の状況も前任者の佐伯監督時代に状況が改善しましたし、小笠原二軍監督の基、より確かなモノとなっています。
2016年07月24日
2015年、V字回復した中日二軍投手成績と、今後について
この急回復した二軍成績向上も、
落合GMによる即戦力中心のドラフトの成果ともいえなくもないのですが、
社大卒経由と言えども、
即一軍で通用するケースは稀です。
一部、新人の活躍が、あまりに眩しすぎるので目立ちますが、ヤクルトさんや、阪神さん、巨人さんも、皆さん苦戦しています。
横浜の宮崎で言うなら4年程度かかったわけですが、
そう言った選手を獲得できているのか、育成出来ているのか?
通例に従うのなら結果がでるのは落合がGM就任会見で語った2018年なのですが・・・
全般的にみますと、新聞もプログも、皆さん気が早い感触を覚えます。
これが落合、谷繁体制を崩壊させた原因と思っています。
この点は別記事で書いても良いかもですが、
現状認識に、かなりの溝があったと感じています。
2016年08月16日
最下位でも、4年連続Bクラスでも、監督続投を要請した横浜と中日の違いについて雑感
ところで、
この難しい時期に調整役としても期待できる森監督(森さん、強面ですがザ・中間管理職的な能力が凄く高いと思っています)が中日にいるというのは天の配剤とも感じます。
谷繁時代と違い、本気補強をしていますし、本当にV字回復する可能性もあるのが、中日の強みです。
頼れるベテラン(荒木・森野)に中堅(平田・大島)。
遊撃には堂上(漸く場を確保したと感じます。あの守備力は貴重。)に、覚醒間近の福田。
福田は、本当に谷繁政権下で成長しました。
普通、あんなに起用されません。(2016年でなく2015シーズン)
そして、中日が誇るプロスペクト周平。
主力選手の怪我さえなければ(怪我した場合、選手層が薄いので今年と同じ状況になり易いです)、十分旋風を起こせる可能性を覚える陣容に、今までと違って大ゴマの外国人が複数、加入するわけです。
どうみても強くなります。
後は、消失した1.5軍層の回復ですが時間が解決してくれそうな様相ですし、
中日の本気を覚える外国人補強について
の結びのコトバではないですが、
形を作っての退任と私には感じます。
塞翁が馬なのかもしれませんね。
落ち着くところに落ち着いた感じを覚えます。
ファンと現場の現状認識の差も、
ここ数年の低迷で埋まったように感じますし、どうして勝てないと詰問され難い空気感になりました。
横浜優勝より中日の優勝確率の方が高いと思ってしまう横浜ファンです。
(そして谷繁中日のファンでもありました)
セの戦力分析を真面目にしたいですが、
上と下の差が、思ったよりないような感触を覚えます。
巨人が、あれだけ戦力補強したのに不思議ですが、
どのチームも形が出来つつあるですよね。(核がある)
どのチームにも戦える形があるわけです。
今年は誤算の多い球団が多かったです。
より激しいペナントが期待できる来季がプロ野球ファンとして楽しみです。