セ 2014年 ペナント予想(混戦バージョン)の前振り 坂本編
にて、坂本の守備面での貢献を自分なりに解析し、
かつ、その立ち位置、数字の意味を
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/aaakkk/article/103
また、歴代シーズン補殺記録
を
記事連載してきました。
今回は、プロ野球ファンの多くが一致する、捕手阿部の影響です。
打撃に関しては衆目の一致する所でしょうし、各種指標(WARで11勝分)と出ています。
そこは前記事で書いてます通りです。
セ 2014年 ペナント予想(混戦バージョン)の前振り 阿部編
今回、分かり難い捕手阿部の影響について自分なりに考察して行きたいと思います。
但し、捕手別層別を今回(データ消失しちゃいました)はしていませんので、その辺は、ごめんなさいですが、
結論を言いますと、
阿部捕手の代わりに他の捕手が出場していても、大きな差異はありませんでした。
その辺は、最近の記事で、くどいように書いてましたが、巨人の場合、捕手阿部というより、チーム阿部(巨人)でして、そこが大きく作用しているかもしれません。
が、あくまでも、捕手阿部がレギュラーとして出ていて、かつ、その経験を常にフィードバックしている場合の結果(コメント等を聞きますと、その可能性が高いです)なので、
怪我等で長期にわたり出ていない場合の影響は未知数です。
そこは注意して下さい。
阿部の成長を感じるコトバですが、
「データは半分しか信用しない」
だそうです。
楽天の嶋がブラウン監督に
「机の上でリードをするな」っと一括されていこう、捕手として成長したように、
データとは、あくまで過去であって、生き物であるというのが、ポイントです。
また、そのデータ自体、様々な要因を含んだ、複雑な複合因子ですので、そこを踏まえた上での解析が大事と考えています。
私の好きなプログの引用ですが
>2011年の中日の倍率が2倍を超えているが、この数字をもって中日が何らかのインチキをしていると主張するつもりは毛頭ない。
そんなことをすれば、短絡的な思考と偏った主観と都合の良い妄想だけで「空調操作」とわめく連中と同じになってしまう。
ある数字をもって言い切るのは非常に怖いです。
あくまで、そう言った可能性があるかもしれない。
前回、谷繁補正に関し、言及しましたが、
中日の2006年2013年までのデータでhomeとvsitorにおけるホームラン数、被ホームラン数を比較すると、中日は名古屋で本来予想される被ホームラン数(パークファクターでなく)を2割減らしています。
その事実から谷繁(谷繁だけではないとは思います)がという可能性があるというだけです。
勿論、他の要因もあるかもしれませんが、この記事も、そう言う類の記事ですので、そこは邪推するのでなく、こういう解釈もあるのでは?
もしくは、○○という理由で、その解釈は難しいのでは?
等で、コメントを頂けますと、管理人として嬉しいです。
以上、宜しく、お願いします。
データは阿部のデビュー年、長嶋監督の最終年より始まっています。
本来は被ホームラン数の絶対数でみたいのですが、
ボールの選定が自由だった時代背景もあり、東京ドームのパークファクターは全時代でみるとmin0.66max1.758と変動しています。
中日や、広島のパークファクターだけを抜き出して批判していた方が居ましたが、
どの球団も大なり、小なりやっていた事のなので、巨人だけを批判しないでください。
また、それ以前に球場のサイズ自体が違いますので、そう言う数値と考えても欲しいです。
そう言った時代背景もあり、絶対数でなくリーグにおける被本塁打の相対比でみています。(他球場のパークファクターの変動の影響軽減もかねています)
阿部捕手のデビューした前後でみますと、
当時の東京ドームは、日本でも出やすい部類の球場でしたので、被ホームラン数が多い=阿部捕手のリードが拙かったとは言えませんが、
楽天の嶋捕手のように、机上の上でリードしていたような印象があり、結果、データが有効に使えるとき(投手の調子が良い年等)と、そうでない年では、大きく変動する印象がありました。
しかし、データをみてわかりますように、被ホームラン数、徐々に減らして来ており(右肩下がり)、
ホームランの出やすい東京ドームをホームとしているにも関わらず、
2008年よりリーグ平均を下回る被本塁打を実現しています。
巨人の防御率と被本塁打の関係ですが、非常に相関が強く、被本塁打が少なければ、防御率も良いようです。
このホームランが出やすい球場をホームしているにも関わらず、打たれていない所が、巨人の凄みです。
この分野における阿部の影響力、貢献度を私は大きいと思っています。
むろん、阿部だけでなく、ショートに坂本という、球史に残るであろうショートの誕生(守備面で)。
また、それを活かすように、巨人の編成が、フライピッチャーでなく、ゴロピッチャーを積極的に獲得するようになった事。
データ解析の洗練化。
(逆に阪神に昨年、巨人はやられてもいますが)
そして、原監督。
等々、様々な要因が積み上げられた結果でもあります。
その結果、
'ホームランが出やすい球場をホームしているにも関わらず、打たれていない
強いわけです。
二度目の引用ですが、
「データは半分しか信用しない」
そのコトバに阿部捕手の成長を感じます。
(昔は机の上でリードしていたような事も言っておりました)
尚、他の記事にも記載していますが、
谷繁と違って、巨人の場合、捕手による投手防御率に目立った違いはありませんでした。
(データは失くしてしまいましたので記憶です。
どなたかた層別して欲しい。)
むしろ、そこに私は中日とは違う巨人の強さを感じます。
この辺、巨人の場合、阿部が、その経験(その年の状況)を惜しげもなく、代りに出場している捕手に伝えているのも関係しているように思えます。
→そんなわけで、阿部捕手の影響度は打撃面だけでみてはいます。
具体的にはWAR(11勝分)です。
自分にとって強力なライバル関係にある場合、相手に伝え切れない部分もあるのですが、
絶対的な位置を占めている阿部の場合、その立場を打撃で確保している事で出来きているようで、巨人の場合、チーム阿部で守りを統括しているようです。
(橋上さんに代表されるデータ解析班の影響もあるでしょうが)
→巨人の第二捕手は、その出場数の割に良く鍛えられているような気がします。
中日の小田捕手、阪神の鶴岡捕手(カムバック横浜(/_;))・・・
ライバル過ぎると、サッカーの川口vs楢のように情報の共有が難しい部分もあるのですが、
五体満足なら試合に出れるというチームの絶対的な支柱の結果、
自然、チームのためにと、行動しており、また、主力選手たる彼がチームの為にを、率先して行動する事で、他の選手も自然、そうなる。
まさに、巨人の中心選手です。
原巨人のチーム愛を体現している選手です。
阿部捕手、犠打も上手ですが、恐ろしいチームですね。
首位打者、ホームラン王に関係なく、チームの為にを実践できるチームに、その凄みを覚えます。
っと、阿部さんを褒め称えつつ、原巨人(采配)を被ホームランから、さらに称賛したいと思います。
話的には卵が先か、鶏が先かなのですが、
結果、横浜はホームランが打たれるんだと思います。
おまいがぁー
いろいろ推論を述べていますが、
一番大事なのは
数値的事実として、
ホームランが出やすい球場をホームとしているにも関わらず巨人の被ホームラン数は右肩下がりで下がり続けています。
そこに凄みを覚えます。