セ 2014年 ペナント予想(混戦バージョン)の前振り 阿部編

セ 2014年 ペナント予想(混戦バージョン)の前振り 坂本編

で、坂本の守備面での貢献を自分なりに解析し、

かつ、その立ち位置、数字の意味を

歴代シーズン補殺数記録でみるNPB

また、歴代シーズン補殺記録

記事連載してきました。

今回は、プロ野球ファンの多くが一致する、捕手阿部の影響です。

さらり、他の記事でも捕手阿部に対する影響度書いていますが、

セ・リーグ6球団の得点と失点パターンについての考察と雑感 

セ・リーグ6球団の得点と失点パターンについての考察と雑感 

→澤村がなぜ?勝てないのか分析する為に書いた連載記事

文中のコトバを引用すると、

>強いて巨人の弱点を言えば、阿部に対する依存度が高すぎることで、彼が抑えられると、その得点力が落ちてしまうのが、辛い所でもある。

阪神(.219)、ヤクルト(.250)に阿部は抑えられていたが、その結果がチームの得点にも影響を与えており、チームとして阪神、ヤクルトから得点を奪えてない状況である。

ヤクルトから巨人が得点を奪えていないといのが、その依存度の高さを示すものと思われる。(神宮と東京ドームという打者有利な球場にも関わらず、巨人として阪神に次いで得点を奪えていない)

'追記

神宮における阿部の成績。

.154っと、全く打てませんでした。

それもあって、神宮での巨人は、チームとして25得点しかとれてなく(一試合平均2.8)、名古屋の37得点を下回り、球場別で最も点のとれない球場となっています。

神宮のパークファクター、ヤクルト投手陣の成績を考えると不可思議な状況でもあります。

なお、巨人の神宮成績、2勝7敗。

その勝率でも最低です。(巨人の防御率は4.99)

打てず、守れず、という感じでした。'

一方、阪神の場合、能見、スタン、榎田をブツケテいるのだが、その三人が三人とも阿部を抑えており、場合によると、今シーズン、阿部は苦労する可能性がある。

気づく方は気づくかもしれないが、東京ドームで阪神が対巨人戦で健闘しているのは、阿部を甲子園だけでなく、東京ドームでも抑えているからである。

引用終わり

打者阿部の依存度は、その勝敗においても明白です。

昨年の結果をみるかぎり、打者阿部を抑えるか、抑えないかで、対巨人戦の勝敗が変わるような感じです。

この辺、坂本に関しても言えますが、巨人打線の分断策の一環として、坂本が丸裸にされた感があり、その影響を今年(オープン戦)も未だに、引きずっている感があります。

同様に今年、昨年のヤクルト、阪神の対阿部対策を基に、他の球団も同様な対策をする可能性があり、この面がどう影響するのか分かりませんが、

昨年、成績を基に考えると、

リーグ平均的な打者との比較で5勝弱分あるというのが(RCWIN)、阿部の立ち位置でもあり、控え捕手との比較で、11勝分(WAR)の打撃成績だったというのが、阿部の打撃面での評価、価値です。

これは非常にわかり易いと思います。

セの場合、捕手(一般的に打撃成績が一番悪いです。ベイの高城の成績の場合、彼9人ですと(R27)、一点とれないような状況です)、投手と続く所で、打線が切れ、結果、得点期待が落ちるのですが、

確率を考えると、打線を点にするか(相手チームは点にしようとする)、線にするかで、その得点期待が代わってきます。

昨年の阪神が、その高い出塁力を活かせず、点にされちゃいましたが、そんな感じです。(今年こそは鳥谷を活かせると良いですね)

打撃に関しては、他の方も異論ないと思います。

次こそは、捕手阿部に着目して書きたいです。

(データ量多いので、苦労していますが)