調子を取り戻せ!!(阿部、福留、三嶋の場合)

福留の処遇を巡り、阪神ファンさんが記事にしていたので、他球団のファンながら記事にでも書こうっと思っていましたら、

阿部慎之助は「捕手」で出続けるべきか?

不振の原因と起用法を仁志敏久が解説

http://sportsnavi.yahoo.co.jp/sports/baseball/npb/2014/columndtl/201404270002-spnavi

なる記事を発見。

一部、私が書きたかった内容と被る為、引用しつつ、巨人、阪神、横浜における、その起用法を読み解きたいと思います。

>無理をしてでも試合に出て、「自分しかいない」という中で試合に出ている方が良いです。

レギュラーを務める大半の選手はそう思ってやっているはずです。

現実として出場時間が減って肉体的に楽をできたとしても、それで慎之助の成績が良くなるのかどうかは分かりません。

これ大事です。

原さんも、それをわかっているので、阿部が成績上、不振に陥って以降、小林を先発捕手として使っていません。

不調から脱させる為に起用し続けています。

>「DH・阿部」が良いとは思わない。

慎之助はただ打つだけの選手ではない。

いるだけでチームの力になれる存在感のある選手ですけど、だったら守っていた方が良い。

その存在感を攻守両面で発揮してくれた方が良い。

私も阿部はチームに落ち着きを与える選手だと思いますし、

試合に出れるのなら、出した方が、チームに良い影響を与えると感じます。

仁志さんの意見に賛成です。

小林捕手という、非常に期待できる捕手が居ますが、

>いつの時代も、どのチームも、世代交代というものは難しいと思いますが、やはり選手同士の競争の中からレギュラーを“与えられる”ではなく“奪う”という形でなくてはいけない?

選手は育てようと思って育つものではないですし、使われるべくして使われないと、どれだけ試合に出場してもレギュラーにはなれない。

何となく試合に出て何となく結果を出すというぐらいだと絶対にレギュラーにはなれないですよ。

周りから認められて、周りから「あいつはココがすごい」という風に思われるような選手にならないといけない。

これも同意です。

よく選手の育成の為に期待先行で選手起用するチームがありますが、与えられた感(実力は劣るが伸び代を期待されて起用される選手)のある選手はスケールが小さくなる感じがします。

坂本や鳥谷に関して与えられたポジションと揶揄する方(育成されたと主張する方)がいますが、そんな事はなく、彼らは実力で奪い取っています。

ただ、その武器(類まれなる守備力)が認知されていないので、そう言われるのですが、

周りから認められて、周りから「あいつはココがすごい」という風に思われるような選手にならないといけない。

っと早い段階で認められたからこそ、鳥谷や坂本はレギュラーとして君臨し続けています。

原さんの采配を見てていて感じるのですが、

納得感と言いますか、回りに公平に映る采配をするのが特徴と思っています。

以前の巨人でしたら不協和音が聞こえかねない采配、補強も原さんがすると、競争というコトバで説明でき、

チームが勝つために最善を尽くす事に対して強い合意形成が出来ていると他球団のファンながら感じています。

一方、阪神、横浜・・・

福留や三嶋に関してです。

残念ながら、

阿部捕手のような存在感、安心感をチームに与えているとは思えません。

横浜ファン的に言うなら、中村ノリさんが成績以上の何かをチームに還元する選手なのですが、

こう、?感を覚えると思います。

三嶋選手に関しては、

仁志さんが指摘している通り、文字通り与えれられており、結果、

「あいつはココがすごい」が弱い結果、防御率は12点台。

一度も先発としての役割を果たせていません。

阿部選手と違い、チームの主力として働いたとも言えず、

レギュラーを務める大半の選手はそう思ってやっているはずです。

の無理して試合に出たいも、?な状況。

精神的にも未熟で試合中、何度、鶴岡にゲキを入れられたか・・・

そして、そんな未熟な三嶋を叱咤激励し続けた鶴岡は、横浜に居ません。

福留に関しては、

昨年も成績が悪く、守備は未だ上手い部類かもしれませんが、最早、最上位の選手とは言えないタスクです。

中日の平田と同程度という守備成績(2013年)です。

簡易RFで1.91。

守備重視で必ずしも起用されるとは言えない外野(二遊間、捕手との比較で出場選手の打撃成績平均が一回りも二回りも違います)で、打率1割台は、正直、かなり厳しい状況です。

福留の代わりに出場している俊介や田上が結果を出していますし、何より左記二人は阪神(福留にもない)にない足があります。

特に俊介に関しては昨年119試合に出場して打率.292

捕手阿部と違い序列が変わってもおかしくない成績を俊介は昨年、示しながら、福留にレギュラーを奪われています。

昨年、ヤクルトの山田が結果を出した事で、田中(控えにするには勿体ないレベルの内野手です)の怪我を期にレギュラーを奪いましたが、非常に好対照な関係です。

試合に出させる事で福留、三嶋が復調?するのかは結果論かもしれませんが、

阿部の場合と違い、?感を覚えはします。

尚、小笠原を開幕早々一か月程度(2011年の5月)で見切った原監督が、阿部を早々に見切らないのは、見切らないだろうと感じるのは

>いるだけでチームの力になれる存在感のある選手

その一言に尽きると感じます。

チームの為になるから、原さんは阿部を起用し続けようとすると思います。

いるだけチームの力になれる存在感のある選手が、今のNPBにどれだけあるか・・・

巨人の強さの一因と感じます。