阪神、鳥谷が残留し、
2015年の戦力も、大方出そろった気がする。
その中で着目したいのが、
巨人。
その選手構成だ。
井端、金城、相川、片岡、鈴木(代走の神様)、高橋、村田・・・
そして阿部。
30歳以上で見るなら、他に亀井、長野、寺内等々の野手も名を連ねると思うが、
このメンバーをみて、
ワクワク感は感じないと思う。
ワクワク感とは期待感(未来、伸び代、可能性)とも言うかもしれない。
村田に、
HR50本を期待するファンは少ないだろう。
が、
大田には、そのHR50本を期待できる(可能性を感じる)。
期待感と言うより、村田等に対する期待は、やって当然。
大田が.250 20本打ったら、ファンは喜ぶが、
村田が.250 20本では、ディスするだろ。
そんなやって当然、伸び代は少なく感じる野手構成で、
広島の、
若さあふれる可能性の打線を、
経験で、ねじ伏せるような気がする。
一時の中日のような強さを、今の巨人から感じる。
甘さを彼らから感じない。
飢えを強く覚える。
自らの存在証明の為に移籍してきた、相川、金城、井端。
そして、1塁にコンバートされた阿部。
ドラマ性を感じるチーム構成である。
その存在証明の為に、そのプライドにかけて戦わねばならぬ選手が、巨人の場合多いように感じる。
反面、他のチームには少ないように感じる。
広島の場合、新井が起爆剤になるかもしれないが・・・、彼は一軍で起用されるのだろか?
→編成的に魅力的な野手が多すぎて代打枠ですら危ういように感じる
気持ちの在り様(モチベーション)で、
相川、金城が井端のように、試合数を、それなりに確保するような気がするが、
この厳しさ、
チームが弱く、期待感先行で起用され続けた横浜ファン的には、
今の巨人は羨ましく感じる。
チームとしての統一感、一体感も感じる。
勝ちたいを強く感じるチーム。
若さが当然のように勝つより、
逆境を押し退けて、その気持ちの強さで勝つ。
そんな人間ドラマを期待したい。
若さと経験。
この対立軸が、より鮮明になった2015。
若さは時と伴に、成熟し、そのアドバンテージは徐々に消失していくが、その当然のような時の流れに抵抗する存在(金城や相川)。
ファン的には楽しみである。
横浜にはない、気持ちの強さを巨人には強く感じる。
試合に出たいを、グリエル加入以降、横浜の選手から感じるようになったが、
そんな当たり前の事が、巨人は常に存在し、かつ、
その想いの強さが、より強く感じる。
反骨心。
横浜・石川に期待したいのは、それだ。
だから、横浜にはグリエルが必要だったと思う。
補記
三連覇中のチームなのに、
モチベーションが、より高く感じるチームというのも珍しいですが、
王者というより、チャンレンジャーとしての姿勢を2015年の巨人から、強く感じてます。
渇望、飢え。
成功する事で、その辺の感覚が衰えるのですが、様々な形で危機感というのを2015年の巨人から感じます。
初めの一歩が、チャンピイオンの伊達に負けたような関係性と言いますか、
巨人からは重さを強く感じますね。