日本は、とかく貯金を作れる投手を評価しますが、
その意味で、
黒田は、評価が低い投手かもしれないです。
(最も、貯金の作れない投手と、他の投手を罵倒する人たちは、なぜか?黒田に関してだけは罵倒しませんけど)
また、
日本では、
援護率の低い投手を、
殊更、ディスる傾向がありますが、
残念ながら、黒田の援護率は高いとは言えません。
パークファクターが2を超え(球史に残る数字)、ホームラン打ち放題だった広島を本拠としていますので、もう少し援護率が高くても良いハズなのですが、MLBでの実績も含め、総じて、
その援護率が低いと感じる投手です。
そんな夢の球場(花火球場)をホームしていながら、あの防御率だったんですから、その能力の傑出度を感じさせますが、
そんな球場をホームしていたので、日本での通算成績、防御率3.69と、それ程、良くなく、
防御率で1.85(あの球場をホーム球場にしながら・・・凄い、尚、2006年広島球場での黒田の防御率は0.97 お、恐ろしい)を記録した2006年以外、防御率という数値で黒田は際立っていません。
そんな投手にとって過酷な球場だった故にMLBで黒田は活躍出来たのかもしれませんが、
MLB、NPBの通算成績(実績)をみますと、大きな貯金を作れる投手に見えないです。
(MLBでも見ていても、なぜか投手戦になり易いです。不思議。ヤンキースで、あの成績ですので)
個人的な予想では、
貯金+2,3(MAXで+5)を作れる程度ではないかと。
単純に+2,3と聞くと、そんな程度と感じるかもしれませんが、
その影響、実は大きいです。
というのは、黒田(表ローテを回る前提ですが)が全面に出る事で、前田の負担が減るからです。
この前田も、
昨年、
広島ファンに、お前、エースかよっと、叱咤激励という批判を受けてましたが、
表ローテを回り、かつ、Aクラス中心にぶつけられると、なかなか勝てないんですよね。
エースとは、
チームを勝たせる事だと、熱弁をふるっていたファンがいましたが、
相手関係を考えると、
やはり、苦しい場合が多いです。
→
因みに黒田さんは、そんな批判を受けないと感じます。
前田の場合、負け方、打たれ方が、日本人的にイラッとする負け方。
調子が悪いアピールといいますか日本人が嫌う行動。。。個人的には気の毒に思っていますが、期待が高い故に、注目され易いです。
一方、黒田さんは、かなりポーカーフェースです。
その負担、黒田が入ると、かなり軽減されるハズです。
田中マー君が裏ローテを回ることで、
荒稼ぎしましたが、
そんな事もあり得るかもです。
最も、楽天のマー君が序盤、勝ちまくったのは、楽天自体に対するマークが若干緩かったのもあるかもしれません。
(それプラスに裏ローテ)
その辺、監督の用兵次第ですが、
広島の場合、マークされるチームですし、表、裏、それ程、関係ないかもしれませんが、
開幕表ローテ、一番手は、どのチームも、
最優秀の投手をブツけて来ますので、そこを外れられば、かなり勝てるハズです。
逆に黒田が勝てないと予想してしまうのは、
その過酷な、表ローテを投げる事になりそうだからです。
この辺、緒方新監督の考え方、次第ですが、
さて、
もう直ぐ、春ですね。