広島に覇気がない理由の考察と、横浜

現象面だけでみるのでなくwhy?に思いを寄せて書いてみました。

覇気がなくなるにしても、その原因に光を当てないと、印象論にしかならず、批判だけになり易いです。

そこで、

なぜ?に、焦点を当てて書きたいと思っています。

さて、

先日、元広島の前田が、プレッシャーなのか、広島は元気がないと評していましたが、

では、

ここ数年、上位と無縁だったヤクルトがプレッシャーなく元気に試合しているのは、どういう訳なのでしょうか?

2013年、2014年、この時期、まずまず広島、元気だったですよね。

ヤクルトとの比較で、厳しい戦いを経験していたのは広島だったハズです。

ですが、その経験が活かされているように見えません。

そこに、why?が生じます。

現象面でみると、元気がないは、誰もが感じる事象です。

その見解自体は正しいと思います。

ですが、そこは原因面で見ないと、間違った回答を導き出す可能性があります。

では、今、広島に元気がないと感じる理由とはなんでしょう?

端的に言うと、勝ち方がわからないからと見ています。

(この時期に見失った)

横浜もチーム状態が悪いと、そう言う空気が流れますが、広島は、今、そんな状態になっています。

なぜ?勝ち方がわからなくなったかと言うと、打線。

5月を頂点にして、徐々に成績が下降し、夏場の8月、ガタンと下がり、9月さらに低下しました。

メンタル云々の前に、

8月から、その前兆ありましたが、打てません。

原因

新井、梵のスタミナ切れ

5月、新井が4番に座した事で、広島の打撃成績は安定しましたが、疲れているのでしょうか、9月に来て、一気に打率が低下しました。

二人とも、月別で見ると9月に月間最低打率を記録しています。

本当は、休ませつつ、起用すべきだったのですが、チーム構成上、この二人が居ないと、石原を除き、振り回す打者だらけになります。

外しずらかったようですね。

(右打ちの技術があります)

原因

田中、會澤のスタミナ切れ

研究されたのもあるかもしれませんが、一年通して一軍に登録され、試合に出続けるのは今シーズンが初めてです。

勿論、初めて関係なく、走り抜ける選手も居ますが、普通に疲れていそうです。

原因

丸の不調。

菊地は、打っていますが、丸は、9月を打ててません。

此方は、メンタル云々疑いたくなると言いますか、シーズン通して、プレッシャーにさらされ、疲れ切った感を覚えます。

個人として、これほどの重圧を受け続けたのは、初めての経験ではないでしょうか?

広島打線と言いますと、

全体的に撃つことで得点力を上げる部分があるのですが(平均レベルが高い)、

成績上、今年は傑出した打者が居ないので、誰かが打てなくなると、途端に得点力が落ちる印象があります。

チーム打点トップが丸の59打点(本塁打16ですので打ってなくはないのですが)です。

打点103を記録してる畠山や、90の筒香、72福留・・・と比べると、寂しいく感じます。

結果として、チームとして、得点をとる形がシーズン通して出来きませんでした。

その形がないと、選手が戸惑い易いです。

勝つ方法をイメージできないと、暗くなりますが、それをメンタルと言って良いのかわかりません。

常日頃、元ヤクルトの監督で、野村さんが口酸っぱく言っているのは、

この事で、

頼りになる4番の居るやなしやは大きいです。(打線に核がある)

これはエースにも共通しますが、アイツに託せるチームがあると、チームが落ち着きます。

広島と対照的に、

ヤクルトが元気なのは、

勝ち方があるからです。

(その意識がチームに浸透している)

プレッシャー云々も、勝ち方を知っていれば、関係ないです。

元気がないのにも理由があります。

横浜が最下位に落ちるのも理由がありますし、

そこにはwhyが生じます。

ポジティブに語れる面もありますし、勿論、ネガティブに語れもしますが、

そのwhyを考えると、

また、違った印象を覚えます。

その事情を忖度すると、誰々が悪いと過剰に言えない自分に気づきます。