ヤクルト戦二連敗、互いに打線側の課題が凝縮したような試合でした。
横浜のリリーフが頑張った面もあったかもですが相手の状態も悪かったです。
ヤクルト打線、すげぇーって思う横浜ファン居るかもしれませんがヤクルトさんも横浜のような悩みを抱えていまして1-5番で打線を構築しておりベテラン+山田頼りの構成となっています。
横浜とヤクルトの差は、
ソト、宮崎、筒香、ロペスの4人と坂口、青木、山田、バレンティン、雄平の差とも言え、一人ヤクルトのさんの方が多く横浜との比較で打線になっているのが大きいです。
そして上位を構築している坂口、青木、山田の足が相対的に横浜の4人より良い事で采配の幅が広がり結果を出しています。
彼らが稼いでいる得点は多く、横浜は少ないです。
ベースランニング評価でヤクルトさんは+2.4得点を多くあげていますが横浜は-0.9。
坂口の+2.8と山田の+4.3が大きいです。
一方、横浜は・・・筒香の+0.2ぐらいですかね。
神里いればと思いますが、選手構成的に足を使い難く、ビッグベースボールにならざる終えないです。
足の速い選手が塁上にいませんから。
可能性としてクワがましなハズなんですが彼、ベースランニング評価マイナスなんですよね。
考えるとダメと言うか、最近、クワに対して厳しめな表現が増えています。
君は出来るはずだという想いが強すぎるからかもしれませんが。
思えば、
年初記事で
この選手が高いレベルでガッチリ1番を死守しますと横浜のリーグ優勝が近づきます。
横浜の勝率に影響を与える選手です。
注目選手です。
っと評した選手でした。
が、現状ダメ。
下位打線を打つのなら良いのですが上位を打つには物足りませんし犠打も失敗しますので使い難いです。
横浜の準レギュラー級では昨年同様、今年も抜けた存在ではあるのですが絶対的レギュラーとして遇するには物足りない一年になりそうです。
その原因は
技術的と言うよりメンタル的な課題を抱え易いと選手とみています。
と感じており、そのマイナス面が色濃く出たシーズンとも感じています。
そんな選手なので判断が必要な走塁に関して数字良くなく2016年-1.6、2017年-2.9となっています。
走塁センスでいいますと神里スバ抜けていました。
彼が復帰すると横浜は前半戦のような戦い方ができるかもです。
離脱以降は、まぁ、こんな感じですかね。
ラミレスがぁーでなく、駒がないです。
采配ではないないんですよ。
悲しいかなぁ。
采配論と言うより過去にまで遡る必要があるドラフト、育成も含めた結果で横浜は塩味となっています。
中畑さん時代の選手が一部を除いて淘汰されつつあります。
参りますね。
ホント。
統一球時代並みに、選手に求められる素養のレベルが変化している感触を覚えます。
そこに横浜の控え選手の伸び悩みの原因を覚えますが・・・
渋い。
元々、中畑さん時代の選手、スモールベースボール向きでなく、ただ打つだけの選手が多かったですが、
ここに来て、その育成結果が響いているように感じます。
中畑さん、ラミレスさん両監督時代の総合的な責任ですが責任区分分け難しいです。
それでも後一人、横浜もいるだけ得点効率が少しは改善されるのですが今シーズンは無理そうです。
対してヤクルトさんは上記5人にプラスして川端、畠山、大引きらが控えています。
結果、打線バランスは横浜を上回った事で得点を増してはいるのですが下位が横浜同様ダメなのでチームWARは低調です。
WARの基になる数字でヤクルトさんの打撃は-38.3。
横浜が記録している-54.2よりは遥かにマシですが未だ厳しい状況です。
リーグでみますと(守備、走塁を除いた純打撃能力)
広島 +96.3
阪神 +7.0←このチームは来期、打つとみてます。守備力低いので総合評価の野手WARは悪いです。
中日 +1.3
巨人 -22.6
ヤクルト -38.3
横浜 -54.2
これに昨年比をつけると
広島 +139.8⇒+96.3
阪神 +58.7⇒+7.0←このチームは来期、打つとみてます
中日 -37.0⇒+1.3
巨人 -27.6⇒-22.6
ヤクルト -160.2⇒-38.3←青木効果と山田復調、石井コーチ効果で改善。ただし、若手が伸びたとは未だいえないです
横浜 -30.4⇒-54.2 あの選手構成で悪化
阪神さんは特殊事例と言いますか先々を見越して打撃を壊すような指導をしており覚醒する可能性を覚えます。
予想記事で最下位か上位かと読みにくいと評した事がありますが今年に限りますとマイナスに振れました。
一方、横浜の野手はぱっと見、主力以外で来季覚醒しそうな選手が少ないです。
メンタルに課題がある桑ぐらいですかね。
後は柴田ぐらいでしょうか?う~ん、悩ましいです。
創造的破壊ともいえるようなレベルでシーズンオフに生まれ変わらないいけない選手が多いように感じます。これが・・・辛い。
総じて打線は時間がかかります。
ヤクルト打線の復活に石井コーチ効果が大きいと言われていますが若手選手は未だに出てきていません。
確かに昨年の数字より良化させていますが昨年いなかった青木効果と山田の復調効果が大きいように感じます。
元々実績あって技術のある打者が石井コーチの指示(采配・戦術)に対応できた事で成績をあげている面は否定しませんが技術のない選手(編成・戦略)は横浜の選手のような状態です。
采配(戦術)は編成(戦略)の下位概念です。
采配は手段であって、その手段を実行できるかは編成(戦略)に相当する選手の質に左右されます。
采配には限界があるのですが、その限界をまざまざ見せつけられた今シーズンです。
良いコーチがくれば済む話じゃないんですよね。
勿論、良い監督もです。
コーチ、監督を代えて済むのならヤクルトの若手野手がもっと前に出てくるはずです。
が、現実はそうでもない。
効果がでるにしても数年はかかります。
もしくは無理かもです。
若干、総括記事気味になっていますが育成を一から見直す必要性に迫られているかもしれないです。
ラミレス1,2年目、Aクラスを目指し中畑さん時代の選手を固定化して起用し続けたデメリットのようなモノが生じているように感じています。
一部リセットされかねない状態です。
記事本題とズレた話になってしまいましたが
ソト、宮崎、筒香、ロペスの4人と坂口、青木、山田、バレンティン、雄平の差とも言え、一人ヤクルトのさんの方が多く打線になっているのが大きいです。
で、
現在のヤクルト打線は青木が欠けた状態なわけですね。
青木居ないだけで、あんな状態になるわけです。
打線になり難くなります。
受けるプレッシャーが全然違います。
それでも山田、バレンティンが元気なので個人技で横浜は粉砕されてしまいました。
このシリーズでヤクルトがあげた5点すべてに山田とバレンティンが絡んでいます。
一方、相対的に横浜の中軸は元気がありませんでした。
貧打合戦。
ヤクルトが投げた投手の状態も悪く横浜もチャンスこそ作りましたが状態が悪いと点が入らないです。
寸断されているわけですね。
一日空くので頑張って欲しいです。
星勘定上、厳しくはなりましたが自力CSの望みありますし苦しい戦いを続けてきたからこそAクラス入りをしてほしいと期待しています。
チームが崩壊しかけた、あの7月の絶望(の原因は上記塩味に関係します)を想うとチームの底力のようなものは確認できました。
チームと言うか諦めないラミレスの統率力みたいなモノなのですが。
参考記事
しかし、これで良いんですかね。
去年のような、より強くなるって感じを今年のチームからは受けませんでした。
ラミレス解任も止む無し的な論調になったのが実は7月末ぐらいなんですが、それほどに絶望を私に与えています。
作り直すような判断をチームが下した場合、ラミレスではファンが我慢できないと感じています。
結果を出すことを強く求められていた監督故に育成モードになると話は別なのかもしれませんが、
どうするんですかね。
この選手構成で打力が-30.4⇒-54.2と下がりました。
ソト加入しても補えないマイナスって、恐ろしいですよ。
そんなマイナス状態にも関わらずチームは勝っているわけで、そのマネージメントは総じて高評価なのですがファンの欲求が強く優勝を目指す以外にラミレスを是認できない状況に感じています。
神里、楠本、佐野ら最近加入した選手の方により強く伸びしろを感じる所に闇を感じます。
辛い・・・
頑張ってくれ倉本、柴田、山下、クワ、嶺井、戸柱、乙坂、関根。。。
厳命です。
皆、期待しています。
課題を強く感じた試合ゆえに塩味記事になっていますが残り4試合、チームの足掻きを見どけます。
最下位に相応しい状況と感じた7月末日からチームは足掻き続けました。
その頑張りを最後まで見届けたいです。
頑張れ横浜。
参考記事
続く倉本記事へ