元巨人の野村野村貴仁の発言が物議を醸していますが、
今の所、清原容疑者だけで、その話が納まっているように感じます。
過去、野村が週刊誌で暴露しても、球界が対応しなかった実績ありますので、予定調和ともいえる状況です。
実のところ、NPBもMLBと同様な状況にあった可能性があり、使っていた可能性が高いです。
というより使っていたと告白した選手が複数います。
話を聞く限り、あるレベルで薬物使用が常態化していた可能性を覚えます。
実際、長島一茂が生放送で、ステロイドを使っていた事を告白しています(生放送で)。
ある時期まで、
禁止薬物に関して、罰則規定もなく、何が禁止なのかの啓もう活動もしていなかった時期がありますので、しょうがない部分もありますが、
野村が現役だった時代は、かなり混沌としていた可能性を覚えます。
一方で、
MLBでの薬物汚染問題が提議されて以降、
その種の話は、あまり聞かなくなったと言いますか、
WBC等の国際大会でドーピング検査を受けますし、その辺の意識が、かなり変わって来ていると感じます。
一応、
MLBのように血液検査に至るレベルのような検査はしてないのですが、尿検査をNPBでも実施しています。
因みに、
尿検査は2006年からですが、
導入元年は啓蒙期間として、
罰則なしの、未公表です。
本当は、
MLBにおけるミッチェルレポートのようなモノがあっても良かったと思いますが、
NPBが本気検査に及び腰で、経過期間を設けたと言うのが事の真相だったかもしれません。
現在のNPBの薬物汚染状況が、何処まで酷いのか不明ですが、
MLBを意識している選手や、ドーピング検査のある国際大会での出場等を考えますと、その範囲内でクリーンではないかと思っていますが。。。
さて、どうなんでしょう。
何処かで、
より一層の検査を、真面目に設けても良い時期に来ているかもとは思います。
(薬物に限らず、各種不祥事対応をみていますと、NPB自体が隠蔽体質が酷く、信用できないのが背景にあるかもですが)
入来とか、アメリカに行って、抜き打ち検査でひっかかり、50試合の出場停止処分を受けたましたが、そう言う時代もあったという風に理解はしています。
元巨人・後藤孝志も、ステロイドを容認する発言を自身のブログで行った過去(当該記事は削除)がありますし、
元巨人・後藤がステロイド容認発言
そう言う時代だったんでしょうね。
個人的に、過去の今更感は拭えませんし(薬物使用に関し経過処置期間を設けておきながら)、今頃になって日本版ミッチェルレポートをしても、
アホらしく感じますので、今の球界の対応に関しては、わからなくはないのですが、
その対価として、
NPBとしては現在と未来を、より注意深く見つめて欲しいです。
五輪や、国際大会に出て、罰則を受ける前に(NPBの検査が緩く、可能性としてはある。検査方法が変化している可能性があります。)、
変化し続ける検査基準に即応できるような国際基準での検査体制を敷いて置いて欲しいです。
要は、
アンチドーピング委員会に、
NPBも加盟して、
その協力を仰いだ方が無難とは思っているのですが、
大丈夫なんですかね。
NPBの独自基準で検査していますが、不安です。
総てが後手後手の組織のイメージがあり、どうにも。。。
以上、雑感でした。