西武の表ローテは素晴らしかった。そして横浜の斬新な打順について雑感

パの各チームがSB包囲網を積極的に敷いていましたので、ローテに明確な差があるのは承知していましたが、まさか、これほどとは思いませんでした。

西武の週末予想ローテをみますと、その差は歴然です。

あり過ぎです(岸が戻ってくるまではかなり差があります)。

あまりに差がありますので、菊地と高橋は、分けなさいって。

っと愚痴りたくもなります。

ストライクゾーンを平気で攻めて来れる圧倒的力の前に手も足も出ませんでした。

黒田のように、際どい所を攻めてくれるのなら(先日の場合、球審の癖もあり、幸運な事に外角に山をはることが出来た)、カットも出来ますが、ストレート中心、かつストライクゾーンで攻められて打てないわけですから、お手上げです。

力で圧倒するような相手の場合、そして圧倒された場合、球数を稼げません。

私なら、

相手投手が素晴らしいで、お終いになるのですが、チームに勝って欲しいあまり、無理に勝ち目を探す癖があるんですかね。

結果、

その勝ち目を見つけると最低でも、なぜ?○○出来ないと、ご無体な事を言う事になるのですが、ほどほどに。

残念ながら、その技量、横浜の場合、足りないように感じます。

(盗塁技術、進塁打も含め、最低でも○○、もしくわ、打てない時の代替手段が横浜の場合弱く感じてます。犠打も苦手な選手が多く感じています。)

勿論、その技量をいつかは獲得して欲しく、一ファンとして願ってはいます。

ですが、

足し算が出来ない学生に向かって、どうして掛け算出来ないのか?と詰るような不毛さを覚える時があるのも事実です。

漫画が何かの影響かもしれませんが、技術難度の描き方が逆になっているのかもしれませんね。

先日、高城が食らいついて広島中村恭平から四球を選び取りましたが、あれは中村恭平が、そう言う配球、投球をしてくれたからです。

厳しい言い方をするなら、技術レベル、思考レベルがかみ合わないと、待球(球数を稼げない)できない場合が多いです。

しかし、あのレベルの投球をされると、正直、厳しい。

手も足も出ません。

良い時の藤浪クラスですかね。

限りなく菅野レベルに近い感覚でした。

力で圧倒されますと、手の打ちようがないです。

剛腕左腕菊池の後に本格右腕の高橋。

最悪でした。

2戦貧打が続きますと、チーム状態が、どうしても悪く見えます。

横浜の場合、

運悪く、SB包囲網ローテ(偏りのあるローテ)が連続で続きます。

次はロッテです。

マリンスタジアムでなくホーム横浜に活路があるかもですが、厳しい戦いが続きそうですね。

そんな状況下で、横浜は打順をいじって来ました。

1番(中) 梶谷

2番(二) 石川

3番(遊) 倉本

4番 DH 筒香

5番(一) ロペス

6番(三) エリアン

7番(捕) 戸柱

8番(右) 乙坂

9番(左) 関根

これ見た時、機能し難いとは思いましたが、結果論で言いますと、しませんでした。

相手投手が良過ぎたので、本当に機能しなかったかどうかの判断はし難い部分もありますが、おそらくし難かったとは思っています。

この打順をみて、一番の違和感は8番乙坂でしょうか?

戸柱は、上位打線で起用されませんが、乙坂は上位を中心に主に3番で起用されています。

監督評価的にも乙坂>戸柱と思います。

そこを考えますと、この打順で一番弱い所は7番。

となりますと、8番、9番の役割が単純に力がないからでなく、違った役割に見えてくるわけですが(1,2番に近い感覚)、この打順を活かせるとしたら、問題は1番梶谷でしょうか?

メンタルに深刻な問題を抱えた結果、スランプに陥っています。

チャンスで回って来て欲しくないなんて話を、5月15日の阪神戦後(サヨナラの好機で凡退)に語っていますが、悩ましい状態です。

梶谷云々に関しては、

広島戦回顧で、丁寧に書きたいと思いますが、監督も、その対応に悩んでいるようには感じます。

結果、打順が歪になってしまいました。

今のメンバーですと、実績上、梶谷を3番で起用したいです。

ですが、無理。

なら、乙坂で良いハズですが、3番倉本を試してみた(みたかった)という感じなんでしょうね。

普通は、こうです。

1番(中) 梶谷

2番(二) 石川

3番(右) 乙坂

4番 DH 筒香

5番(一) ロペス

6番(遊) 倉本

7番(三) エリアン

8番(捕) 戸柱

9番(左) 関根

梶谷の気持ちを考えないで現実策を考えるのなら、

1番(左) 関根

2番(二) 石川

3番(右) 乙坂

4番 DH 筒香

5番(一) ロペス

6番(遊) 倉本

7番(三) エリアン

8番(捕) 戸柱

9番(中) 梶谷

でも、良いわけです。

ですが、現実は違う訳です。

そこには理由があるのだと思いますが、

結局は、3番倉本を試したかったって事なんでしょう。

結果、乙坂が8番へ。

梶谷、1番が優先された結果(どうして1番で起用しづけたいかが事の真相。本当は9番が一番影響が少ないです。これ丁寧に書きたいです。案外、次カードのロッテ戦で監督動いてくるかもです。)、座りが悪くなり、さらに歪になっています。

開幕前、打順を固定したいと明言していた監督が、こう動かすわけですので、

それなりの理由があるわけですが、あまり続けて欲しくはない打順ではありました。

8番乙坂、9番関根が機能するとしたら、1番梶谷が機能する必要があります。

ですが、そう言う状態にも見えません。

倉本6番に戻して、3番乙坂で様子をみて欲しくは感じます。

ファンの意見(希望)と監督采配が一致する時、

それはチーム状態が好調な時が多いのですが、ちょっと難しそうですね。

打順、野手起用に関しては、試行錯誤が続きそうな予感です。

また、前記事にも書きましたが、監督、積極的に試行錯誤を仕掛けているようにも感じます。

その結果が、上手く機能する事をファンとして期待したいです。