オールスター明けのローテション予想と戦力再編について雑感

野手側に関しては、

ロマック起用にみられる試験的な起用により戦力が掘り起こされており(落合監督の言う2チーム戦術。準備をする事で、不測の事態に備える)、

様々なバリエーションがある一方。

投手側では、その戦力が掘り起こされたとは言い切れず、

同じ監督とは思えない起用になっています。なってしまいました。

結果、

徐々に、

その戦略的優位が失われつつあるように感じていますが、

依然、横浜の守備も含むディフェンス力はリーグ一位ですし、

今後も失点し難さでリーグAクラスを維持し続けるとは思っています。

しかし、あの苦しい4月の時分に感じた、

あの圧倒的な層の厚さは感じなくなってしまいました。

(それでも未だ層が厚い部類なのですが)

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苦しい横浜をポジティブに語ってみる

一方で、

リーグ上位に至らしめた戦略的優位性も依然健在であり、

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必然とも言えるセNo.1投手陣について-ラミレス監督の目指しているモノとは? の

バックアッパーの層だけが、

4月の時分の比較で、

本当に、薄くなってしまったように感じます。

原因は、

いろいろあるのですが、

野手側と違って、

投手は固定化して戦っており、

5.13日、大原を登録して以降、久保と砂田の入れ替え以外は、

今永の疲労による登録抹消と、熊原の先発調整を目的とした二軍降格まで大きな動きがありませんでした。

これが響いてしまっているとも感じます。

首脳陣も良く戦っているのですが、投手側には混乱が多いですね。

準備を大事にする監督ですので、今後に期待したいです。

原因はともかく、

現象面だけで言いますと、

熊原をシーズン通して、中継ぎで起用したかったようにも感じていたのですが(先発の層が薄くなった)、そうでなくなってしまったわけですね。

結果、熊原の穴が空いたわけです。

同時時期に、故障により須田が離脱したわけですが、

須田が離脱して、熊原の先発調整降格ですので、

結構、渋い状態だったと想像しています。

状況的に、

シーズンにとって大きな分岐点になった可能性があります。

この先発調整が、後々、横浜を救う事になるかもしれませんし、その逆(中継ぎ面での混乱、平田らの非戦力化)になるかもですが、その意志はわかりますので肯定的に捉えたいと思っています。

平田ら乱暴な起用はともかく(未だに怒っています)、

首脳陣の読み通り、先発に穴が空き始めました。

非常に興味深い決断とも言えますので、

シーズン終了後の総括に回す予定です。

対処療法と思われますが、これが、横浜を救ったになって欲しいと期待して居ます。

熊原が先発登板する機会があると見ています。

横浜の場合、中継ぎだけでなく、先発もシーズン通してローテを守った事がある実績のある投手が久保康だけですので、十分あり得る事ですかね。

一方で、

中継ぎが二人も欠けた結果、慌てふためためいたわけですが、

その混乱の結果、犠牲になったのが平田や、長田です。

以降、

わずか二週間あまりで、

ザガー、須田、平田、長田、大原、福地が降格、あるいは再登録され、久保裕也が登録。

先発でも、

砂田、モスコーソが二軍降格されています。

ほぼ一か月半にわたり動きがなかった投手陣の方で、

目まぐるしく動いたわけです。

中継ぎ面で、

陣容的にイタかったのが、

藤岡的なポジションに嵌りつつあった(平田らと違い、慎重に慣らしていました)熊原が先発バックアッパーの為に下に落ちた事です。

あの悪夢の4月末日(投手起用に関しては、どうも経験が足りないようなんですよね)の再来を起こしかけたのですが、

そのポジションにいきなり、平田や、長田をはめ込むのでなく、須田やタナケンを、起用するみたいです。

流石に懲りたでしょう。

私も止めて欲しいと思います。

最も、他球団で言う、

セットアッパー的な役割は三上が担っており、

抑えは山崎(若干、不安定ですが信じています)と、形は出来ており、

この部分(6、7回から登板)で、タナケン、須田を使えるのは、非常に贅沢とも言えるのですが、

大事に温存していた部分でもあり、

夏場、野外球場、中継ぎとして一年通して投げた実績のない彼らの事を考えると、

もう一人欲しかったとは思っています。

野手側で、あれほど、丁寧に戦力の掘り起こしをしていたのにっと思うのですが、不思議なもんですね。

今は、未定な感じでしょうか?

(これから作る)

誰か、回途中から、味方のピンチを救いに登板して欲しいのですが、

福地にしろ、ザガーにしろコントロールに不安があり、

実績上、今の一軍で期待できるのは、須田、タナケンを除くなら、久保裕也のみになります。

小杉を昇格させて試して欲しくもあるのですが、どう動きますかね。

他の球団との比較で、

脆弱ではないのですが、誰かが欠けたらにはなりつつあります。(依然、優位ですが)

上手く、二軍降格した選手たちが、

調子を戻して欲しく期待したいです。

一方、先発。

砂田、モスコーソが降格し、

今後の日程を考えますと、

金曜 井納

土曜 石田

日曜 国吉(報道によると)

月曜 番長?

火曜 山口

水曜 中5で久保?三嶋?

今永は、出来ればオールスター明けでとトレイナーが語っていましたので、

以降のローテションをみますと、

山口、石田がオールスターで投げますから、この二人は、そのまま週末ローテへ。

となりますと、

週明け、ローテは

火曜 井納

水曜 今永

木曜 久保

金曜 石田

土曜 山口 (石田と山口は順序逆になるかもです)

日曜 ?

となります。

つまり、

今は、一枚、誰が投げるかわからなくなるわけですね。

そこは日曜登板予定の国吉もしくは、三嶋、三浦の出来次第なんだとはみていますが、是非、高いレベルでの競争をして欲しく思っています。

しかし、

実績のある久保康が、いつ登板できるの?から、ついに一枚、欠けちゃったわけです。

それでも他の球団(除く広島)との比較で贅沢とも言われちゃうかもですが、

巨人も怪我人が戻って来ており、その陣容が固まりつつありますし、ヤクルトさんも、横浜に三タテされたとは言え、先発が試合を作って来ています。

実力拮抗の様相に感じますが、是非、ガンバって欲しいと期待して居ます。

砂田、モスコーソの状況について雑感

砂田に関しては、

投球フォームが上手投げから、スクリュークォーター気味。

今永や、石田に近い投げ方に変えたような気がしました。

目的は苦手な右対策なんでしょう。

山田を出所の見えにくい横から見て角度のあるクロスファイヤーで詰まらせていましたが、一応の効果はあったように感じました。

一方、砂田の長所でもあった左に強いが消えたと言いますか、今永や、石田も左打者を苦手としていますが、同じような特性が見えたように思えます。

前回登板時、ヤクルトの左打者(川端、坂口)が、砂田に対し、全くタイミングが合ってませんでしたが、試合をみる限りボールが見えていたようで、どうも出所が見やすかったように感じました。

(録画しておけば良かったのですが)

通用した部分と、課題が明白になったわけですし、

一回、二軍に落としても良いかと思ったのですが、即降格させました(平田と違い課題を自覚させる事ができた試合と二軍降格)。

この辺、好感を覚える二軍降格だったと感じています。

調整して、直ぐ上がれるような状況にも思えない為、ある期間、時間が必要かもですが、焦らず対処して欲しいと思っています。

モスコーソに関しては、

ボール気味のチェンジアップ(低目)を打たせる事で、打ち取るタイプなのですが、

そのチェンジアップが見逃せれ、ツーストライクに追い込みながらも決め球(空振り率で20%程度あるようなボール)がない事(三振がとれません)で、ジリジリ追い詰められています。

ツーストライクに追い込みながらも、苦戦して居ましたが、かなり厳しい状況に感じました。

気持ち云々でなく技術、方法論で相手に対策(各チーム)された結果と分析して居ます。

下で再調整と言うより、頭を冷やすと言いますか、どう相手に対し対策をするのか、考える必要がありそうです。

三振(空振り)をとれるボールがないのはキツイデスね。

調子の悪い時の山口のような数字の挙動を示していますが(ストレートで三振を狙うので、ストレートの空振り率が上がり、奪三振率が良くなるのですが・・・)、

持ち味の打たせて取ることが出来ないので、ストレート主体になってしまい、そのストレートを狙い打たれてしまいました。

また、チェンジアップも、前回広島戦では、結構、打たれていましたね(松山や菊池を代表として落ちる変化球に強い打者がいます)。

何か、他に軸となるような変化球があるだけで、そのストレートが効いてくるのですが、ストレート単体ですと、細かなコントロールが要求されますし、なかなか打ち取れません。

配球で、どうにかなる部分もありますが、配球の主導権をモスコーソが握っているとも聞いていますし(MLB方式)、

どう対応するのか、

コーチも含め、上手く話し合って欲しいと思っています。

しかし、

まさか、9連戦で二人とも、降格する事になるとは思いませんでした、

状況みますに、

早めに下に落とした方が良い状況でもありましたので(疲弊気味の井納や、石田の事もあったと思いますが、砂田やモスの状況も芳しくなかった事による熊原先発調整と捉えています)、良い機会でしょうか?

これまで、出来なかった先発投手のバックアップメンバーを試す機会と捉え、上手く機会を与えて欲しいと思います。

二軍成績みますと、心配ですが、一軍で投げる事で課題をみつける機会にもなりますし、荒れ球の国吉や、実績のある三嶋など、あるレベルで嵌るかもしれません。

そして、何より、三浦です。

その登板を楽しみにしたいです。