7/7中日戦 大野松井バッテリーと、戸柱の負けん気について雑感

戸柱関連記事ですので共通ジャンルから外しています。

昨夜の、戸柱の配球には、大笑いしてしまいました。

あそこまで行くと凄いなっと感じます。

相手との勝負付を優先するような配球でした。

これが大野、松井バッテリーと、対照的(大野も負けん気が強いので7回の筒香の場面で挑んですますが)な配球で、面白かったです。

さて、配球雑感です。

先日と同様、懲りない戸柱は京田のホットゾーンに一打席目から要求し、結果は単打(シュート回転に中に入っています)。

シュート回転しなくても、どうかと思いますが、此処まで来ると、負けん気なんでしょうね。

ケンカ投法です。

2017年05月27日

戸柱に喝!!

にも、京田について記述していますが、恐れ入ります。

流石に、これは、知らなかったでなく、明確な戸柱の意志表示と思いますが、いやはや。

そして、

ゲレーロの場面の全球総て高めのストレート。

えいやぁー、見事三振。

意地と意地のぶつかり合いでしたが、配球も何もないです。

ですが、これで勝負付を付ける事で、相手の4番の鼻を折る。

中日大野も、筒香を力で、ねじ伏せようとする時ありますが、相手の中心打者を、捻じ伏せるのにも意味があります。

ただ、この配球、昨夜の飯塚にも言えますが、

投手側に気持ちの強さのようなモノを求めますので、バッテリーで気持ちの統一が必要な場合があります。

何となく見ていて、平田と戸柱、合わないなぁっと思っていましたが、この配球をみて、合わないと思いました。

メンタルに課題のある、投手と、何とくなく合わないと思っていましたが、確かに合いそうもないですね。

平田が失点しているの、戸柱だけかもですが、

なんか違うですよね。

平田は、ボールゾーンで勝負する投手なのですが、戸柱はストライクゾーンで勝負したがっているように感じます。

ランナー出しながら、難しいボールに手を出して貰う的なタイプでしょうか?

単純な配球でなく、手順が必要なのですが・・・

そんなケンカ投法の戸柱・ウィラードバッテリーと違い、大野・松井は、あー番長みたいと感じた配球で、あれやられると、なかなか打てないです。

前記事で、

外外、インに投げた方が良かったとか、

手を出して貰うなら、外を意識させてから、ちょっとズラしてあげた方が良いとか、記事で書いてましたが、

そのものずばりをしています。

あんな配球されると、甘い球が来ても手がでなくなると言いますか、

術中に嵌っちゃいますよね。

ワイドに、しかも、しっかり外、内を攻めきっています。

ただ、ワイドに散らすのでなく、攻めきっているので、絞り難いです。

インを投げたら外を使うような単純な配球でなく、右打者に外ストレートを見せたら、二球続けて外にストレートと見せかけてシュート(右打者の場合、逃げるボール)でズラして打ち取る配球。

外一辺倒だった嶺井の配球について雑感

にて、

さらに凄い人は。

黒田のようにツーシムとスライダー(+カット)がありますと、此方は、文字通りの、出し入れになります。

バックドア、インドア(内ですが)を駆使し、さらにスプリットです。

外だけというより、ワイドな配球にもなります。

中日大野は、黒田に近く、内も使えるようになると、かなり凄い投手になれるのですが、外だけで料理出来ちゃうわけです。

但し、ヤクルト石川や、元横浜三浦のように、その球威不足から、広く使う必要があるような投手も居ますが、基本は外ですかね。

を、大野がして来ました。

いやー、凄い人、認定です。

松井が捕手だからかもですが、敵ながら感慨深い、配球でした。

こうなると、

一つの配球が、様々な配球への布石になりますので、そりゃ、あーなりますよね。

中日の状態が上がっている理由に、

松井と言う経験豊富な捕手が、様々な経験を経て、一軍正捕手として復帰した事が大きいかもですね。

この人、谷繁に、本当に鍛えられています。

打力不足で、二軍に落とされていましたが、そこから這い上がって来ました。

そして、相棒に武山がいるわけですね。

9回を武山が担当するようです。

松井と武山と言えば、この記事。

2015年05月17日

今後の展開、雑感、中日偏。そんな悪くはないです。四国のファンさんへ

武山が離脱する事で、負荷が集中してしまった松井は、フェーイドアウトしてしまいましたが、

その松井が、武山と役割分担する事で、一軍で活躍しているわけです。

抑え投手専属と、先発専属の捕手同士ですから、

序列が明確なら、互いに情報交換しているはずですし、横浜で言うワイガヤのような事が、今の中日でも行われている事は容易に想像できます。

序列って大事なんですよね。

もっと言うと、役割分担を明確にすると、互いに協力しやすいです。

ラミレス監督が捕手は、配球を理由に決めないと明言した結果、横浜の捕手たちは、それ以外の面で競争し、配球については協力関係を築いていますが、

協力し易い関係を構築させるのも、マネージャーの役割です。

中日さんも、上手くやっています。

この辺は、谷繁より、森さんの方が上手いかもね。

7回に、力投し、力を振り絞った大野が、8回も続投したいアピールをしていましたが、

ここで、大野気持ちを尊重して、ちゃんと、代打を出す必然性のようなモノを準備する所に、森さんの気遣いのようなモノを覚えましたが(ツーアウトにしてまでランナーを送って代打を出しています)、

ツーアウト二塁にしても、ランナー空きますので、歩かされちゃいますからね。

勿論、歩かされましたが、大野を自然な形で下したかったという面もあったと思います。

個人的には、続投して欲しかったのですが(かなり7回でへばってました)、

負けん気が強くて筒香と勝負した結果の、7回降板。

梶谷にも力で、ねじ伏せに行ってましたが、なかなか面白い試合でした。

戸柱の負けん気の強い配球も、今日、明日、活きて来るかもですが、

負けん気が強い配球って、被弾しやすいです。

ズラすような配球でなく、真正面からいきますから、そこはしょうがないです。

今回は、大野と、松井バッテリーが横浜打線を、上手く抑えたという話になりますが、好対照で、面白かったです。