急回復したチームLOB率と、戸柱について雑感

一部、

戸柱ファンには不愉快と感じる記述があるかもです。

読みたくない人は読まないでください。

以下、本論です。

スラムダンクより

海南大付属高校監督・高頭力

「奇策といわれるあらゆる作戦・・・

そのほとんどは相手のことを考えすぎて

本来の自分を見失った姿にすぎない」

的な面が一時の戸柱にあったと思います。

特に平良への、あの配球は、ありえなかったと思いますが、

彼的には、あれを要求する必然、私に言わせると奇襲と言って良い類の配球(意図は理解しますが、現実と理想の狭間で現実負け2回ノックアウト)でしたが、あの配球こそ、平良の特徴を見失った姿だったとも思います。

平良の特徴について

外一辺倒だった嶺井の配球について雑感

平良・戸柱の配球 広島戦

広島戦、平良×戸柱の化学反応、その予想通りの敗戦について雑感

平良・戸柱の配球 西武戦

戸柱の、えいやっ配球と、その背景について雑感

最も、戸柱の修正力の早さは折り紙つき(昨年、記事で書いている通りです。だから、正捕手)ですし、

実際、今永と組んで去年は出来なかった苦しいなりの配球も出来るようにもなって来ています。

広島戦で初完封した今永・戸柱バッテリーについて

2017年04月20日 

実は調子が良くなかった今永について、その対応と成長に関する雑感、他、いろいろ

また、昨年までは苦戦していた試合中における修正力も徐々に見せ始めています。

2017年04月15日

このチームは強くなると思えた石田の続投と、柴田への対応

昨年より様々な面(攻守両面)で成長しているのですが、

その成長の結果、

「奇策といわれるあらゆる作戦・・・

そのほとんどは相手のことを考えすぎて

本来の自分を見失った姿にすぎない」

があって、痛いめを見ているのは、

当時、横浜が記録していた低水準のLOB率にみてとれます。

2017年06月14日

LOB率で見た横浜の課題と、その伸び代について雑感

当時記録していた横浜のチームLOB率は70.4。

当時の数字で昨年の成績を基に、失点を予想しますと、650失点。

それが今は72.5% です。

その期待通りに回復しています。

その数字を基(昨年の成績で)に、失点を予想しますと、600失点です。

50失点減らせたと言う事は、

650÷143=失点率(=防御率のようなモノとでも思って下さい) 4.55→4.20 失点率で4を切る目算も目えつつあります。

実際、

先日の、

飯塚、戸柱バッテリー配球雑感 インを攻めるには理由がある

や、

昨日の久保、戸柱バッテリーの配球傾向にも見てとれ、試合を作る事に重点を置き始めたように感じる配球になり始めています。

特に、

力の衰えたベテランと組む機会が少なかった久保と組んでいる事の恩恵は大きいかもですね。

久保のような投手ですと、インを攻める必要があります。

平良ですと、外で、相手を意識させてインを使う事が出来ますが、

久保ですと、インを意識させないと外を、なかなか使えないと言いますか、三浦に近いような配球傾向にならざる終えないです。

その面で、知恵を絞っているのは容易に想像できますし、

戸柱の成長に善き影響を与えてくれるモノと期待していています。

負けん気が強く、我の強い、プロ向きな性格の選手は、プロで生き残り易いと思っています。

谷繁が、そんな感じでしたし、

その成長力を褒めた選手が、過去、二人居ますが(二人だけです)、

2016年05月07日

こんな仕合せで良いんでしょうか? って思う私(横浜ファン)と、雑感

倉本と戸柱だけです。

倉本と言いますと、技術が拙く、守備範囲も狭く、何が売りなのかわからない選手なのですが、その類まれな後天的なセンス。

ラミレス野球の体現者とでもいうのでしょうか?

2016年12月27日

打撃技術が未熟だった倉本について 倉本観察日記2016 打撃編と、 白崎、他、取りとめもなく雑感

未熟だった打撃が、

今年は、一軍選手並みに見えるようになってきています。

これは戸柱にも言え、本当に、成長しました。

スイングも力強くなりましたし、課題のコンタクト率は、打席経験を積めば改善されるモノと思います。

桑原のような成長曲線が、一般的にプロ野球選手の最良の成長曲線と思っていますが、

戸柱、倉本の軌跡は、想像の斜め上な面があります。

リーグ平均並みに近づいたLOB率(被残塁率)も、含め、その成長を追う予定です。

昨年は、倉本との守備と、打撃を追い続けていますが、

今年は、戸柱の配球傾向について、追うかもです。

変化点のようなモノを感じました。

これなら、戸柱ファンの方にも、お見せしても良いかもです。

欠点を克服する成長物語のようなストーリーで記事構成しています。

一方で、

その批評(欠点の指摘)に、しかも、直接、戸柱と関係のない記事に、

非常に厳しいコメントを頂き、そのコメントに多数の支持が入っているのを見て、愕然とした経験もアリ、

冒頭書いてます通り、批評自体を許容できず、読みたくないと思う人は、可能な限り、読まないでください。

具体的な反論なら、大歓迎なのですが・・・

高城、二軍に落ちましたが、嶺井、西森で上手くワイガヤが機能しているのかもしれませんね。

中日松井(昔)や、巨人小林のような状況にはなってないようです。

【中日好き】松井雅人、『正解のない答え』を探す正捕手への旅

夕方6時、ナイトゲームが始まる。平均すればおよそ3時間。終了後1時間もすれば、選手はドームから自宅に帰る。そこから更に1時間。23時を過ぎた頃、キャッチャー松井雅人はようやくナゴヤドームを後にする。

試合後に映像ルームでその日の配球を振り返る。自宅に帰っても同じ作業が待っている。試合前も同様に対戦相手の打者のデータを頭に叩き込む。捕手はどのポジションよりも準備に時間を要する。同時に正捕手の座を手にするまでも時間が掛かる。

そんな生活が継続できるハズもなく、そのシーズンに松井は二軍に落ちています。

疲れちゃいます。

その面が、横浜ですと、軽減されているわけですね。

巨人も小林に対し、スパルタとも言える育成を施していますが、それを乗り越えられるか、どうかなんでしょう。

高城の成長物語も好きなのですが(昔は酷かった)、

戸柱の方が、プロ向きな性格と感じますし、だから、倉本や、戸柱は試合を確保しています。

プロ入りが遅い選手の共通項のようなモノなんですかね。

横浜の大卒、社会人経由、皆さん、逞しく感じてます。