ラミレス構想① 9番倉本について っと雑感
倉本記事続きですが、
監督談話を聞きますと倉本の打撃に対する評価の高さを覚える場面が増えて来ています。
その倉本を活かそうとイロイロ試行錯誤している感じです。
現在の使われ方をみますと倉本の二塁守備が拙な過ぎて遊撃は倉本となりそうです。
ここで?なのが、
守備の要と言われる遊撃のポジションを打撃優先で起用しそうなわけですね。
昨年までの倉本の守備についてですが、
三遊間の深い所もダメですが二遊間も平均以下の守備範囲となっています。
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ここで注目すべきは
①、倉本のGの部分でのアウト率の低さと白地の意味、打球を止めれていません。
黒線に対し白い部分は打球に追いつけず外野にまで達している事を意味します。
平均的な遊撃手との比較で内野で止めれてない事を意味します。
後述しますが内野安打の方がいろいろと可能性を潰せますので未だ良いのですが打球に追いつかないのはどにもなりません。
②、黒線で書かれたNPBの平均的なアウト率に対しほぼ全域で下回っている点
③、②の結果、非常に多くの内野安打(二遊間方向が多い)を記録している所。
内野安打に関しては二遊間側が多いです。
ボールには追いついているのですがアウトにまで出来てないわけですね。
(三遊間との比較で二遊間方向の方が強い可能性があります)
そんなマイナス面があるにも関わらず監督は遊撃で倉本を起用しようとしています。
勿論、二塁で倉本を起用しようとしている面もありますが、
倉本も流石に直ぐには対応出来ないでしょうね。
柴田も新人時代、慣れない二塁守備に戸惑っていました。
打撃重視で9番に座る予定の倉本を起用するように思えます。
上位打線を構成する選手でなく9番打者を打撃重視で起用する所に面白味を感じます。
2016年に守備重視で決めると語っていたポジションを打撃重視で起用しそうなわけです。
守備重視は勝つための手段であって遊撃を必ずしも守備重視で起用する必要はないのですが9番打者です。
しかも、セイバー上リーグ平均以下打撃成績しか残せてない打者(3割近く打った2016年もマイナスを記録しています)を、
ここまで使いたがる理由。
そこから類推するに、
倉本の9番はラミレスさんにとって重要なピースである可能性が高そうです。
正直、9番柴田は想像できないんですよね。
2番柴田は想像できますが9番は想像できない。
同様に大和もです。
練習試合で、どんなバリエーションがあったのか知りませんが倉本9番との比較で大和、柴田はしっくりきません。
大和、柴田を同時起用する場合は投手が9番に入るような気がします。
梶谷9番(or細川)は大和らとの比較でしっくりきますが暫く連載する予定のラミレス構想を考えますと7番が妥当でしょうか?
井納の中継ぎ配置検討も戦力掘り起しの一環でもありますが(戦術選択を広げる)一本の線のようなモノが見えてくるような気がします。
オープン戦終わっていませんので君子豹変する可能性は十分あります。
現実に即して修正する監督です。
戦力に劣っているにも関わらずAクラスに進出した理由です。
そして、CSも突破してもいます。
WARの積み上げでみた数字の差。
絶望的とも感じる広島さんとの差。
それを埋められるとしたらラミレス采配。
実現可能かどうかはわかりませんが、その為の構想が1月の時点で発表していた9番倉本構想とみています。
現実になるのかわかりませんが、その構想が結実した時、横浜は強くなるかもです。
今年も楽しみにしています。
ラミレス構想について暫く続きます。
雑感
3割打ってもリーグ平均以下の打撃貢献度しかなく(OPSやRC27等に代表される打撃の質を問う数字が悪いです)、
その打率を支えるバックボーンが当時は未熟で、いつ抑えられてもおかしくない倉本をロペス長期離脱時に3番で起用したらと過去記事で書いて居ましたが(2016年)、
普通は、そんな打順に添えません。
変な打者ですね倉本。
異質です。
監督に近い期待感を倉本に対し私も抱いているかもです。
守備面は柴田と大和で、大分改善すると思いますし、
そのコンビネーションで頑張って欲しいです。
因みに肘が万全なら石川が。
打撃技術と、その引き出しだけでいいますとチームでも1,2位です。
この人の状態が良いと、また面白いです。
ラミレスも石川だけにはムチャブリ(技術が確かなので動く野球ができる)していましたし万全なら使いたがると思うんですよね。
二遊間も随分、層が厚くなりました。
白崎、山下、飛雄馬が出れません。
彼らが出場したら私は結果ではなくただ、ただ大声で応援したいです。
厳しい環境故に、その頑張りを応援したいです。