昨夜アップした記事は神里の打順について書こうとしていた記事でした。
部分的にみるとラミレス采配はマイナスになる場合があります。
それが批判される元となっていますが全体でみるとプラス。
プラスにしようとした結果の采配なのですが部分でみますとマイナスなわけです。
そうでないと戦力上潤沢とは言えない横浜がCSに進出できてないです。
全体でみるとプラスだからラミレス横浜は結果を出せています。
ですが部分的にみるとバツ。
意図を考えないと分かり難いですかね。
これがラミレス采配の面白さでもあります。(記事を書いている理由。)
さて、
神里1番。
神里個人でみますと最適な打順に思えます。
横浜が望んで止まなかった盗塁センスと選球眼(出塁率が高そうです)を持ち、守備も上手く、肩も強い理想の1番となりそうです。
多くのファンが彼の活躍を喜んだと思います。
潜在的な打力は桑原より劣る可能性がありますが盗塁と選球眼は上回る感触を覚えています。
IsoDとか.800(欲を言えば0.1超えて欲しい)ぐらい期待できそうです。
打率.260ぐらいで出塁率.340期待しています。
尚、広島田中の出塁率は.350超えて.398もありますから恐ろしいというか、そりゃ優勝しますよねっと言わせて下さい。
神里1年目です。
走り抜けられるか未知数ですが神里1番は部分最適でみると素晴らしいです。
可能性を覚えます。
問題は全体最適でみると。。。
ラミレス監督の作る打順はバランス重視です。
犠打・盗塁を増やことを掲げていますがあくまで手段です。
真の目的は得点を増やす事ですので優先順位は得点になります。
より引用ですが、
部分最適とは、個人単位や一部門単位では成果を上げており、一見よく働いている個人、もしくは成果を上げている部門のように見えますが、会社全体の利益にそう反している状態と考えてください。
簡易的な例として製造販売会社の場合を考えてみましょう。製造部門がプロセス改善を繰り返して、製品の生産能力を高めるために、ある製品のロット数を大きくしていったとしましょう。製造部門からすれば、少ないコストで大量に製品を製造できますので、生産性が高まったということが言えるかもしれません。しかし、その製品の需要は一定ではなく期間ごとにばらつきがある場合、ロット数が大きすぎると在庫が多くなり在庫負担が高まる可能性もあります。経営者の視点、全体最適から見た場合にはむしろ、ロット数を小さく小回りが効く生産体制とすることの方が重要となります。この場合、製造部門において、部分最適は進んでいますが、経営者の視点からみると全体最適になっていないと捉えることができます
ここで言う盗塁が増えるが部分最適になる場合があります。
製造部門からすると生産量が増えてプラスとなっています。
しかし会社の目的である利益を増やすには貢献できてないです。
盗塁は増えたけど全体バランスを考えないと得点が増えないと言うアホらしい結果になるわけです。
ラミレス采配で不可解と言われるモノの多くは、そんな感じです。
打順で言うなら得点を増やす事が最終目的ですので他の数字を犠牲にする場合があります。
(投手で言うなら失点を減らす)
部分的には不適ですが全体でみるとプラス。
そういう采配です。
一方、部分最適でないので個別にフォーカスされると不満が出やすいくなります。
1番神里のデメリットですが以下、たらればが入ります。
横浜の左打者の多くは変則中継ぎ左腕を苦手にしています。
梶谷・筒香の並びを解体した理由の一つです。
文字通り流れを切られます。
横浜が阪神を苦手としている理由に阪神高橋(中日FAから移籍)の存在があります。
毎回、思うのですが広島に高橋がいたら横浜、広島にあそこまで戦えないです。
現在、右打者専門(右だけに強い)に強い投手がリーグ的に減っています。
強いて言えば阪神のマテオが右に強く左に超弱い・・・
今年、横浜は調子の落ちた高橋、マテオを打ち砕ける可能性あります。
これはこれで記事書けるですが。。。余裕ないです。
簡易に書きますと阪神の中継ぎ陣疲弊しちゃった?可能性があります。
横浜の中継ぎに対するケアほどケアしてなかった記憶がありますが・・・
う~ん。
話し折れましたが昔でいう加賀のような右専門の投手が減っています。
右を続けて並べるのは問題ないのですが実績上左は厳しい感じです。
左の変則を苦にしない左打者もいますが横浜の左は変則を苦手にする打者が多いです。
左に強いと言われる倉本も左の高橋は苦手でした。
っとなりますと、
横浜の重要な得点源である9番倉本が機能しない場合があるわけです。
しかも、横浜の主要な代打は左。
最近、記事で打順を動かすかもと書いている理由です。
神里を活かそうとすると倉本が活きない可能性もあるわけです。
全体最適を理由に捕手二人、捕手6番にしていますがどう変えるか楽しみにしています。
全体最適化論を語ると倉本9番に触れずにはいられないのですが、
この効能、あまり理解されてないようなんですよね。
流れで捕手6番と捕手二人制にも触れる必要があるかもなのですが・・・
ラミレスの動きが早いので見直す可能性もあります。
本当は阪神戦を苦手としている(していたと過去形になって欲しい)戸柱の事も記事化したいのですが・・・
順調にいくと明日(相手は小野)、戸柱は飯塚と組んで先発する可能性があります。
ありますが日曜に先発右腕に対して嶺井が先発マスクをかぶったように序列が変更している可能性もありまして注目しています。
嶺井、戸柱程、左右を苦にしません。
OPSでみますと差がないです。
戸柱の場合、左腕相手になるとOPS.300(打率ではないですよ)ぐらいですから実績上期待できないです。
イロイロ動いてきそうです。
にて、
毎年、構想を修正しアジャストしてきていますが今年、追え切れる自信ないです。
レポート仕切れてないです。
そう言う時期があるのですが(戦略を変える)、今年は選択肢が豊富だった事もありポイントが多いです。
覚悟はしていましたが動きが早く白旗状態です。
ラミレス批判の多くが部分最適を理由になされています。
その批判を和らげたく記事を書いておきたいのですが間に合いそうもないです。
結果が出ればいいのですが現在、監督賭けにでています。
可能な限り記事化しておきたいのですが。。。
風が吹くとは情報、インフォメーションです。
その風が吹くをインテリジェンスにまで昇華させますと桶屋が儲かるになります。
このインテリジェンスが専門の野球記事にほとんどないです。
ラミレスが目指す打線は風が吹いたらを突き詰めて桶屋が儲かるまでしたいようですからインフォメーションを解析する必要がでてきます。
素材としては申し分ないのですが料理仕切れてないです。
インフォメーション(食材)をインテリジェンス(料理)にまで持っていく際、料理に例えられます。
インフォメーションとインテリジェンスの違い | データ分析とインテリジェンス
リソース不足で食材を腐らせているような感覚に襲われています。
それぐらい急ピッチで動いていますかね。
5月中旬になれば落ち着くとは見ていますが優勝に向けて最初の勝負どころのようです。
今年は勝負所多そうです。
次、倉本9番について、もう少し語らせて下さい。