横浜の若手野手陣が伸び悩んでいるように感じます。
どうして彼らは打てないのでしょう?
桑原、倉本、乙坂はじめ2015年より成長しているように見えますが結果を出せていません。
柴田や戸柱も2016年を想うと成長しています。
ですが彼らは思ったような成績を出せてないです。
この辺が今の野球の難しさでしょうか?
野球の質が変化し続けています。
成長しない=淘汰となっています。
一昔前なら堅守と言われただろう倉本の遊撃守備が基準によっては最低レベルの評価をされるようにあらゆるモノが急速に進歩しています。
参考記事
別の言い方で旧来と反する新たな価値観が野球に与えられて来ていると言っても良いでしょうか?
球の回転数など、旧来では確認できなかった側面を観測できるようになって来ています。
球数を投げさせろが機能しなくなりヤクルトが四球前提の野球を止めたのもつい最近です。
野村IDの一部が今の野球では通用しなくなってきています。
そしてヤクルトは野村IDの一部を見直した結果、2014年以降に打撃成績をアップさせ2015年にペナント制しています。
ファンが良く言う打てないなら四球をも、今では難しいモノとなってしまいました。
その因果関係を多くのファンが知りません。
打てないなら四球を奪えは昔なら常識だったと思います。
ですが、今は常識とは言えないです。
昔の常識、今の非常識です。
中日で一時活躍した若松が全く活躍出来なくなりましたが、
求められるレベルが急速に上っています。
同様に中日福田の打撃スタイルが大きく変化しましたが非常に厳しい生存競争をしています。
福田は以前左しか打てませんでしたが昨年は左(打率.118)を大の苦手とし今は、その中間に位置しています。
参考記事
2015年の頃は右投手をぶつけるだけで済みましたが今は違います。
変わり続けないと淘汰される厳しい環境にプロ野球選手はいます。
ほんのちょっと前までは、ここまで変化が激しくなかったのですが急速にレベルアップしているNPBです。
三上の150キロを超える直球では打者から空振りを奪えなくなりました。
昔を考えると想像できません。
尾中の直球もですが、ただ150キロを超えるだけでは抑えられなくなって来ています。
昨年と同様、ストレートの被打率が悪い(.400程)ようですが打たれちゃうんですよね。
どうして尾中のストレートの質が低いかは言及しませんが、
だからプロテクトから外されています。
ファンによってはどうしてって思われた方が多かったようですが理由があるわけです。
球質が改善すれば凄い投手になれるかもです。
この辺は今後の尾中の努力次第(尾中、変化球投手にモデルチェンジしようとしていますね)でしょうか?
皆さん、頑張っています。
戸柱が新人時代を頂点に打撃成績をドンドン下げています。
一見すると2016年と17年で変わらないですがコンタクト率でみますと非常に低調。
ついには今年、BABIP(インプレイのヒット率)が.118と非常に低調なレベルとなっています。
新人時代も高いとは言えませんでしたが.263→.223となり今年は.118。
バットにボールが当たってもヒットになりません。
主要打者のBABIPが.300前後と言う事を考えると非常に厳しい数字です。
戸柱の得点圏打率はたまたまと書いていましたが上記打撃が理由です。
そして、その突き付けられた課題を戸柱はクリア出来ませんでした。
努力はしていますし成長もしています。
いますが、相手も頑張っています。
突き抜けるモノがないと通用しなくなり始めています。
相手もいるからです。
水木しげるさん曰く、努力は人を裏切るものと心得よ。
はまさに、その通りです。
必死に努力しても、トップレベルのモノが求められるプロ野球のような世界ですと、その努力が報われない事が多いです。
指導者がぁーとか、言う人も居ますが本当に厳しいんです。
昔の名伯楽が活躍出来なくなりましたがコーチングも求められるモノが変化しています。
勿論、変わらないモノは変わらないですが本当に厳しい世界となっています。
何せ、ついこないだまでゴロを打てでしたからね。
この打者は足が速いから転がせで指導していたのは、ほんのちょっと前までです。
転がしても何も起きなくなり始めています。
広島さんとか2016年ゴロ処理率80%近くを誇りましたがゴロ打者がドンドン淘汰されています。
解説者が今の野球の質について来れていませんが、それを持って現状を想像して欲しいです。
本当に厳しいです。
厳しい世界故に結果を強く求められますが、
その頑張りが報われる事を一ファンとして願っています。
頑張れ、皆。