得難き経験をしている横浜について思う

2015年の横浜はただただ我武者羅でした。

前年の正遊撃手を干し経験の浅い新人遊撃手を、同じく中堅を起用した横浜の守備は崩壊し勢いだけで勝ち進みこそしましたが途中で息切れしています。

中継ぎ投手陣は我武者羅な登板過多が原因で次々脱落し、その年の故障が原因でマウンドに帰って来れなかった投手は二人もいます。

序列を無視した期待先行の選手起用はチームをガタガタにしましたが副会長憲晴が腐らず声を出し続けた事でチームは最後まで一丸となって戦えています。

そんな憲晴を中畑監督的に最大限の配慮(過去3年と違って)をしていました。

 

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未だに思い出すだけで腹立たしい一年であり感動も覚えた最下位でしたが、あの一年は良く覚えています。

 

さて、今年です。

 

開幕前の時点でWAR上大きな差があった横浜。

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その対応で実に様々なことをラミレスは仕掛けてきましたが全部失敗してしまいました。

2015年と違うのは相手との差を自覚した上で、その差を埋めることをした事でしょうか?

どんな事をしたかは後日まとめるとして結果、何一つ上手く行きませんでした。

強いて言えば中継ぎぐらいですが想定外の酷暑で、そのアドバンテージも失いそうです。

横浜6連戦、結構来ちゃったかもですね。

ホーム側試合前練習は最も暑い時間に行われます

 

 

いろいろエクスキューズはあります。

プロである以上結果を問うべきなのですが、

この経験が活きてくるモノと私は期待しています。

失敗は成功の母です。

失敗した事自体を責める方も多いと思いますが私の場合、その失敗を、どう活かすかに興味があります。

 

ただ、その失敗を活かす為の機会を得るためにも一定の結果を出す必要があるかもです。

采配の質が変わりそうです。

変わることも期待しているかもですね。

阪神はじめ幾つかの球団が優勝を意識した采配から、順位争いにシフトし始めています。

ゲーム差を考えますと目標を修正しても良い時期です。

 

一方で球団目標は監督マターというより球団マターであり現場判断だけでは変更できません。

旧態依然とした組織の場合、現場が勝手に動けますが横浜は難しいですかね。

日本のプロ野球場合、天下り社長が多いので監督が適当に空気を読んで目標を変えることができますが・・・DeNAは違う感じです。

 

ラミレスも開幕前、優勝をコミットした以上(積極的に動き続けた理由)下方修正しにくいです。

 

約束と現実の狭間で、どう折り合いをつけるのかも注目点です。

厳しい状況ですが条件を乗り越えて場を確保して欲しいです。

これは現在厳しい競争をしている内外野の選手にも言えます。

 

場を確保し、強くなって欲しいです。

特に倉本、君だ。

憲晴から正遊撃手というポジションを与えられた以上責任があります。

本来負うべき責任者は中畑ですが中畑を恨んでも気持ちが晴れません。

そのオフ、筋肉を付けすぎた憲晴は遊撃手として致命的な怪我を負い、その競争から外れています。

その悔しさを背負い、食いしばって欲しいです。

私の情念が晴れるとしたら倉本が名実ともに正遊撃手として回りから認められた時です。

ガンバれです。

 

中畑監督時代の期待先行起用。

その期待先行の起用の弊害でチームがだれ、経験不足に陥り、その対策で選手を固定気味に戦った過去2年におけるラミレス采配。

根本原因で言えば選手が居なかったという話になるのですが今年の競争をみますとチームとして強くなりそうな予感を覚えています。

 

期待して見守りたいです。