上記記事の補足です。
技術論に基づく不安。
メンタルというのは一般にネガティブシンキングに基づきます。
一時、ポジティブこそ最高なる風潮がありましたが、あれダメです。
ネガティブになるには理由があるわけですし、その不安に向き合う必要あります。
必要ありますが不安になりすぎてもダメです。
人は一般的に「精神的に弱っているな、落ち込んでいるな」と思うと、自然に「これでは、良くない。前向きになろう」と気持ちを意識的に切り替えようとします。これはこれで非常に重要なことです。しかし、その前に「ネガティブな自分、精神的に弱っている、落ち込んでいる自分を受け入れる」ことがもっとも重要です。
つまり、気持ちを切り替えるだけでは、現状から逃げていることになり、真の自分とは向かっていないので、本当に必要なポジティブ思考は生まれてきません。
では、どうすればいいのでしょうか。
自分を乗り越えることで、ネガティブ思考を克服するポジティブ思考が可能になります。
気持ちを切り替えるだけでなく現状を受け入れて戦う。
今永は現状を受け入れられず戦っていたように感じます。
それは、それで大事なのですが今の今永に求められるのは現状を受け入れ、その現状認識の基、戦える手段を模索することなんです。
ストレートが昨年と違い効いてない時もある。
変化球の精度が悪い。
良い球と、悪い球が前後する。
なぜ?
不安だ。
自信がない。
は大事なのですが、
その前提を受け入れて勝負するわけです。
今日、先発予定の平良(嶺井)は自分の弱さを前提の基、組み立てています。
欠点を受け入れているわけですね。
それを今永に求めたいです。
根本的な修正はシーズン終えてからでしょうか?
確かに不安で苦しいとは思うのですが今を受け入れて欲しいです。
その端緒が昨日の投球にみてとれたと感じています。
なかなか出来る事ではないですので期待込みです。
ネガティブは長期的な視点に効き、危機管理として機能します。
一方、ポジティブは短期的な視点、瞬間的な事に有効に機能しやすいです。
使い分けるのが大事ですかね。
何事もバランス大事です。