の続きです。
統一球導入により第一の波が来たことで技術的転換が起きた野球界です。
現在、球速の向上による第二の波が来ており、その淘汰により横浜は低迷しそうです。
結果的にですが中畑さん時代に根本的な部分で間違いを犯した可能性が高い横浜です。
ラミレス時代になって方針の転換をしていますが(全員に引っ張る打撃を求めるようになった。強く振る事が重要です。)間に合わない可能性があります。
統一球導入前後で多くの野手がフェードアウトしました。
特に影響が大きかったのが経験の浅い中堅層ともいえる層で各球団軒並み焼け野原となっています。
横浜だけじゃないんですよね。
あの時を参考にしますと今の新潮流に対応しきれない可能性を覚えます。
変化の速度が速すぎますかね。
概ね金本阪神がやった事が今後の打撃に必要なのですが副作用がありまして大きく成績を下げる可能性があります。
その副作用は阪神低迷の原因ともなっています。
鳥谷も打撃低迷しましたが強く振る事を意識するあまり打撃バランスを崩すしてしまいました。
目的が打つでなく手段であるべき強く振るに特化し過ぎた面ありましたが創造的破壊をしないと、その先がないと思っていたんでしょうね。
その激しい淘汰から選手がピックアップされつつあります。
そもそも、旧来方式の延長ですと巨人さんの結果を見る限りアジャストできなそうです。
当時(2015年)、記事では10年間で1キロの上昇でしたが
2014年から4年たった現在、3キロ超上昇してまして・・・現在は144キロほどになっています。
今のペースですと来期には145キロを超えそうなんですよね。
この変化を解説者、ファンが認知できてないです。
10年で1キロだったのが4年で3キロです。
これ凄いんですが。。。
記事で、
高速化の効果として大きいのは何かと書いていますが、
スピードの真価は、奪三振につながりやすいことです。スピードが上がるほど三振割合(三振÷打席数)が上昇し、打率の低さに直結しています。
これも知られてないかもですが三振が凄く増えています。
これに付随して様々な状況が変化しているのですが一部解説者(ほとんど?)が対応できてないです。
そして原巨人が2015年に行った練習が効果的でなかったのは結果が教えてくれています。
これが塩味なのですが150キロに対応できる打撃になりますと従来の打撃スタイルでは対応できないようでして・・・
上記記事に書かれていたような基本に忠実な打者が巨人さんには多かったです。
3連覇した理由の一つです。
チームバッティングなど上手かったです。
が打てない。
記事ではバットが当たればと書いていますが高速化に対応しようとすると当たっても飛ばないです・・・
外国人選手で多いのですがセペダとかそうでしたね。
スイングは強いのですがボールが当たってもヒットになりませんでした。
苦戦した戸柱に近いイメージがあります。
ボールに当たった後の数字。
BABIP。
一般にBABIPは運不運であると言われてしまっているのですが・・・
野球界随一のクセモノ指標、BABIPの意味とは!? - 陽の当たる道を目指す
巨人がチームBAIBP暫くリーグ最低を記録しづけていましたが運が悪いと切り捨てに難い側面もあります。
2014年から2017年までリーグ最低を巨人さんは記録し続けました。
そこまで運がないの?っと言っても良いのですが・・・
広島さんは逆に常に運が良いです。
そんな訳ないですよね。
打者の力量を図る一つの目安になる数字とは思っています。
BABIPの低い打者って試合に出れないんです。
打率低くなりますから。
ある実力以上の選手に関しては運不運と言える部分もありますが、あるレベル以下の選手を見出す数字も出あります。
参考記事
野球における不確実性を考える “BABIPについて” | Baseball LAB「Archives」
選手の力量関係なく平均で均すと.300前後に収束するのですが打者の技量、タイプに影響がある数字でもあります。
ヒストグラフでみるとわかりやすいですかね。
両極端に分かれそうな印象があります。
関係する因果が多いので解説に注意、力量が問われる数字です。
癖の強い数字ですかね。
そして横浜は、そのBABIPで巨人さんに代わりにリーグ最低の数字を記録しています。
リーグと言うより12球団最悪の数字でした。
試合内容をみていますので、あれを運不運で語り難いんですよね。
塩味です。
平均として低い数字を記録した横浜ですが粗密(選手分布の山がふた山ある)の激しいBABIPです。
参考記事に書かれているような惨状ですかね。
実力不足です。
実力不足過ぎて何も出来ないです。
参考記事