よりデータを引用、
18年のMLBではフォーシームの球速が94マイル以下だった場合は、打者の平均打率.274、長打率.490だったのに対し、95マイル以上ならば打率.233、長打率.378と、大きな差が生じている。
95マイルというのは152キロ。
MLBの平均球速が150キロ。
そこより2キロほど上回ると統計学上大きな差が生じるようです。
この2キロが大きいです。
松坂のような例もあり球速が総てではないのですが組み立てはし易いです。
デジタル的な数字でと今永と東で差はわずかではないかと感じる時があります。
しかし、そのわずかな差が、あの成績に繋がっていて今の野球の厳しさを覚えます。
今永の場合、セに不慣れな伊藤と組んで見失ってしまった時期ありましたから自滅に近く、来期に期待しています。
本筋に戻りますが、
守備力向上と球速向上に付随し過度にフライボールをした結果、
昨シーズンのメジャーリーグの平均打率は.248 で、これは過去最低(.244)だった1972年以来の低い数字だ
出塁率も2000年以来最低だった。シングルヒットの年間総数は10年前から3000本減った
となっています。
この対応で新たな潮流も生まれており日米野球で来日した若手打者の多くが広角打者でした。
より引用
「何も知らない投手に対して打席に入るのはタフなことだ。だからバットを最初から後ろに構えておいて、ボールをよく見ることを意識した。打つ方向はセンターから右を意識している。その方がボールをより体の近くまで見ることができ、引きつけて強くたたいて飛ばすことができるからだ」
教科書通りです。
強い打撃をしつつ基本に忠実な打者が増え始めています。
この教科書通りの打撃をするのが大変になった結果バットが軽くなったりしています。
引き付けて強く叩けるか、どうかです。
この分水嶺で叩けないと苦戦、強く叩けると優位になります。
この引き付けて、強く叩くのが難しい昨今です。
ボールが強くなったので。
参考記事
日米野球 秋山が語る強いボールとNPBレベルの強いボールに対応できない横浜の野手 - 所持雑感
引用記事
「動くボール」を意識するより――西武・秋山が見つけたMLB攻略の糸口 - スポーツナビ
打った瞬間、すぐに走れなかったくらいボールに力を感じました。
っと語っていますが、
これが影響して元巨人の藤村のような走り打ち系打者がホボ淘汰されています。
広島さんが強いのも強く叩けるからです。
そして、強く叩けない相手には苦戦しています。